この季節には見たくないくらい暑い映画

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暑いですね。夏だからしょうがないんですが(笑)

暑さをしのぐために怖い映画を見て納涼ってのも一手ですが、より暑いものを見て、あああれよりはマシだなと思うのも一興。そこで、見るとより暑くなる映画をご紹介。見ているだけで汗がしたたるので、汗拭きタオルを用意してから見てください。

まずは、真夏のマンハッタンを駆け回る、汗をかくばかりか息も切れてしまう「ダイ・ハード3」。「ダイ・ハード」「ダイ・ハード2」がいずれもクリスマスの話だったにもかかわらず、なぜか3作目は真夏の話。姿なき爆破魔の指示によりマンハッタンのあちこちへ行かされるマクレーン刑事(ブルース・ウィリス)と、不本意ながら彼の相棒になるズース(サミュエル・L・ジャクソン)は、猛暑の中でのランニングまで強いられて汗だらけになります。フィナンシャル・ストリートからヤンキースタジアムまでって、10キロくらいあるよな。死ぬぞ(笑) 犯人たちに翻弄されるそのほか大勢の警官たちも全員汗まみれ。なかでももっとも大汗をかくのは、大型爆弾の解体を行なう爆弾処理屋のチャーリー(ケヴィン・チャンバーリン)。ああ、こちらは脂汗か。

「ダイ・ハード3」が、大都会のコンクリートジャングルが放つ熱気で暑苦しいとすれば、もっとナチュラルな熱気に包まれるのが、「夜の大捜査線」 アメリカ南部の小さな町で起きた殺人事件を、人種偏見丸出しの警察署長(ロッド・スタイガー)と北部の都会から来た黒人刑事(シドニー・ポワチエ)のコンビが解決する話ですが、なんせ60年代末の南部の町には、ろくにエアコンもなし。むっとする熱気と湿気、そして閉塞感あふれる田舎町の雰囲気に、汗も止まりません。原題は「In the Heat of the Night」ジョン・ボールの原作小説の邦題も『夜の熱気の中で』と、暑苦しさは保証つき。アカデミー賞受賞の名作、もちろん面白さも保証つき。

もっと暑いのもあります。こちらもアカデミー賞受賞作で、戦争ドラマの名作「戦場にかける橋」 舞台はビルマのジャングル。ジャングルと聞いただけで、もう暑い。第2時世界大戦中の日本軍と捕虜収容所のイギリス軍捕虜たちが、鉄道建設のための橋梁建設を行なう土木映画ですが、このジャングルの暑さは映画史上に残るもの。暑気と湿気にあふれるジャングルでの建設作業も過酷ですが(史実をもとにしたストーリーですが、実際多くの捕虜や兵士が犠牲になっています)日本軍指揮官(早川雪洲)と衝突した英国軍指揮官(アレック・ギネス)が放りこまれる独房営倉は、まさに過酷。トタンのような金属板で作られた小さな小屋が、直射日光に焙られてるんですから、地獄のような暑さなのは容易に想像できます。あれに比べれば「大脱走」でスティーヴ・マックィーンが放りこまれる独房なんて、天国に見えますね(今の季節限定。あちらはあちらでかなり寒かったそうです)

暑さは大敵。映画を見ながら熱中症にならないよう、冷房の効いたお部屋で見てください(そういえば昔「熱中時代」ってテレビドラマがあったけど、あれは現代を予見していたのか)

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