プロ野球拡大計画(11)

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だいたいの運用法も決まった(?)ので、もういくつか細部を詰めておこう。

選手契約

ここで設定するプロ野球2部は、当然日本プロ野球機構の傘下にあるわけで、選手との契約などは、現在のプロ野球のものをそのまま使えばいい。ただ、いくつか改造しておく必要があるだろう。球団の選手保有権とか、肖像権などの所属など、2部にそぐわないものがある気もするし。

ドラフト会議

2部球団の新人選択会議への参加は当然だ。

ただ、1部2部合計32球団が新人選択を行なうとなると、新人選手が希望球団に入れる確率は、今までよりもずっと低くなってしまう。そのうえ1部と2部では、選手待遇に差も出るだろう。そうなると、有望選手のプロ野球離れを促す結果にもなりかねない。いままでだったら、彼らの行く先は進学や社会人野球だったのだろうが、現在はいきなりアメリカという選択肢もあるので、下手を打てば日本プロ野球化の空洞化に結び付きかねないだろう。

そこで、ドラフト会議では、1部と2部の球団に差をつけよう。ドラフト2巡目までは1部12球団のみの入札制で選手との交渉権を決定し、2部球団は3巡目から参加させるのだ。こうすれば、希望球団への入団はかないやすくなるだろう。まあ最初から2部を希望する選手もいるだろうが、そのあたりはその後の交渉次第ということになる。

フリーエージェント

現在のプロ野球では、簡単に言うと、在籍8シーズンで国内FA、9シーズンで海外FAとなる。1部12球団では、このままでもいいだろう。

だが、せっかく球団数を増やして選手側の選択肢も増えることだし、2部球団が人材を確保しやすくする工夫の余地はありそうだ。 たとえば完全FA(国内外を問わず)は2部球団では在籍5シーズン、2部から1部へのFAは在籍4シーズン、2部球団間の移籍は在籍3シーズンをもって資格取得とするのだ。こうすれば、たとえば1部球団を志望しながらも2部球団にドラフト指名された選手も、比較的入団しやすいのではないか。

いっぽうで、1部から2部への移籍を自由にできるFAも別途設ける。2部球団が選手を確保しやすくするためだ。2部の完全FAと同じく、1部球団に在籍5シーズンで資格獲得、ただしFAでの移籍先は2部球団に限定する。

トレード

これは1部2部関係なく、従来通りとしよう。

ただし、1部から2部への移籍は選手の大幅収入減に直結しかねない。それでは選手側も困るし、2部球団が人材難に陥る。そこで、1部での年棒のたとえば70%くらいを(単年契約では)保証させるのはどうだろう。もちろん、その後の年棒は活躍次第。そして在籍4シーズンでFA資格も獲れる。選手側にとっても2部移籍はそう不利なことばかりではなくなるかもしれない。

記録と表彰

これは厳密に1部と2部を区別する必要がある。

特に個人記録ではそうで、通算の個人記録は「1部でのもの」に限定とする。そうしないと、従来の記録との齟齬が生じて、数字の比較ができなくなるからね。記録の比較はプロ野球の大きな楽しみの一つです。

だから、2部で4割打者となっても、1部2部で通算400勝しようと、それは参考記録となるわけだ。今の制度での「日米通算記録」の扱いと同じに考えればいい。もちろん、2部が歴史を積み重ねれば、この通算記録にも重みが出てくるだろう。

当然、沢村賞やベストナインなどの表彰も、対象は1部在籍の選手のみとする。ベストナインは、2部は2部だけで選べばいいだろう。

まあ他にもいろいろ考えねばならない細目はあろうが、今回はこれくらいにしておこう。次回は最終回の予定。

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