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史上最強の年間最多勝2021

昨年は5場所しか開催されなかったのでいまひとつ盛り上がらなかった年間最多勝争いですが、今年はつつがなく6場所開催されたので何よりでした。
さっそくですが、その結果をご覧いただきましょう。

2021年初場所~九州場所成績一覧

いまさらいうまでもなく、今年は照ノ富士の圧勝でした。
秋場所終了時で62勝。追う第2位の御嶽海が44勝だったので、その差は18勝もあり、その時点で照ノ富士の年間最多勝が確定。こんなのいつ以来なんでしょうか?
6場所中4場所で優勝し、優勝を逸した名古屋場所は白鵬との全勝対決で敗れただけの14勝。そりゃあ圧倒的にもなるでしょう。まだしばらくはこのペースが続くんではないでしょうか。
ちなみに年間77勝は最近にないハイスコア。1場所平均12.8勝だから大したもんです。
ここ数年の年間最多勝はロースコアが続いていて、2017年に、初めて1場所平均10勝になる年間60勝を割り込むスコア(白鵬の56勝)を記録して以降、2018年栃ノ心(59勝)、2019年朝乃山(55勝)、昨年は貴景勝(51勝、ただし5場所)と続いてきたので、77勝はけっこうな金字塔に見えますね。
でも史上最高の白鵬の年間86勝(2009年と2010年)から見たら、まだまだ。年間80勝以上は大鵬、北の湖、千代の富士、貴乃花、朝青龍、白鵬の6人が記録しているので、上には上があります。来年は史上7人目の80勝超えを狙ってみてください。
2位は御嶽海
照ノ富士には22勝も差をつけられていますが、それでも6場所すべて三役在位(小結3場所・関脇3場所)で勝ち越してのものですから、評価していいと思います。6場所すべてを勝ち越したのは照ノ富士と御嶽海だけなので、その点では誇っていいと思いますよ。
ただ、そんなところで満足していい力士ではないのも事実ですから、とっとと大関にでも昇進して、照ノ富士を脅かしてください。
惜しかったのが、秋場所まで全場所勝ち越していた明生。関脇まで番付を上げて臨んだ九州場所でしたが、惜しくも負け越し1点の7勝止まり。見えてきていた大関の座を前に、いったん後退になりました。ただ初場所は小結に残留の見込みなんで、もう一度大関盗りにチャレンジしてください。
明生よりも順位が上だったのは正代大栄翔。正代は大関なんですからこの成績では不合格ですが、初場所に優勝した大栄翔は上出来の1年だったでしょうか。連続で負け越してしまった夏場の失速が惜しまれます。
年間6場所、全部で90番ですから、45勝以上が「年間勝ち越し」となりますね。上記の5力士に加えて、48勝の逸ノ城隆の勝、46勝の豊昇龍高安、45勝の霧馬山貴景勝の、計11人。彼らが令和3年のベストテンになりますね。ここに若手の名が入ってきているのは、非常に嬉しいことです。なんだかんだ言っても、大相撲の新陳代謝は着々と進んでいるようですね。
逆にがっかりな力士たちもいます。
たとえば、(37勝)、栃ノ心(36勝)の両者は、全場所幕内に在籍しながら勝ち越し場所なしでした。
輝は昨年から7場所連続の負け越しで、これで幕内を維持していたのは大したものなのかもしれません(とはいえ、来年初場所は十両への陥落の見込み)
元・大関の栃ノ心のこの成績も、いただけませんね。九州場所は初日から休場で、いよいよ十両落ちの危機でしたが、途中出場で辛うじて幕内を維持できそう。ここで巻き返しを願いたいところですね。
個人的に気になったのが、遠藤です。夏場所と秋場所は11勝を挙げながら、ほかの場所はいまひとつふるわず、年間勝ち星43勝にとどまりました。出場した場所では優勝争いにからむ活躍を見せるのに、ダメな時はダメ。ここのところこの繰り返しで、時代のホープの看板も色褪せてきたようで残念です。来年は巻き返してほしいです。
白鵬、鶴竜の両横綱が引退し、時代は照ノ富士。さて来年は、どんな最多勝争いが見られるのでしょうか。

史上最強の年間最多勝2020

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