イギリス のるかそるか
先週はイギリスの国民投票でフィーバーしました(笑)
EU離脱の是非を問う国民投票で、結果は意外にも離脱派が僅差で勝利。イギリスのEU離脱が現実のものとなりそうで、国際的に大きな波紋が広がってますが、それはともかく。
今回の国民投票、選挙好きにはたまらないものでした。
イエスかノーの二者択一の選挙って、結果がシンプルなだけにわかりやすいってことは、昨年のスコットランド独立選挙でも証明済み。
さらに今回、これだけ気分が盛り上がったのは、投票結果の開票速報が面白かったせいです。
私が結果をウォッチングしていたのは、インターネットのBBCの特設サイト。
ここでは数分おきの更新で、各開票所の開票結果をリアル中継。時々刻々、追いつ追われつの展開を、それこそ臨場感たっぷりに伝えてくれました。
そのうえ、よけいな予想も解説もナシ。ひたすら数字が更新され、「LEAVE」「REMAIN」の半円グラフが着々と過半数へ向けて進行してゆきます。
結果が拮抗していたせいもあって、まさに一瞬も目を離せない展開(仕事中だったですからね、ちらほら覗いただけですよ、念のため)
実際、一時は残留派がリードして、このまま逃げ切りかという状況から、終盤に離脱派が逆転し、逆に僅差で逃げ切り。シナリオライターが書いてきたら「出来過ぎだよ」といわれること請け合いの展開でした。
ここで重要なのは「予想も解説もナシ」って点です。
いつのころからか、日本の(特にテレビ)メディアでは、「いかに早く当選確実を打つか」が重要視されることになってます。
日本の選挙では、昔も今も、開票は投票終了後の午後8時から。国政選挙だとその時間からテレビは開票速報を出し始めるんですが、もう開始早々から「当選確実」が続々。
これでは、盛り上がるものも盛り上がりません。映画がはじまった途端にクライマックスを迎えるような、1ページ目から犯人が分かってしまう推理小説のような、いきなりサビを歌って終わりのカラオケのような(笑)
イベントは、盛り上がるも盛り上がらぬも、その演出しだい。選挙の投票率が上がらないのをなんとかしたければ、まずはこのつまらない演出を改革してもらいたいものですね。
とりあえず、出口調査は禁止、事前の当落予想も禁止。そもそも、だれが当選しそうだとか落選しそうだとか、政策・政見を見ずに当落予想や評判に左右されて投票を決めるようではいけないでしょう。
そのへん、われわれ有権者の考え方も、反省すべきでしょうね。
選挙を盛り上げることは、イコール政治に参加してより良くするためのもの。冗談抜きに、選挙のありかた、やりかたを考えるべき時期に来ているのではないでしょうか。
じつは選挙に興味を持たせ、投票率をアップさせる最大の秘策があるんですが、聞きたい?
はい、日本で許されているギャンブルは、競馬、競輪、競艇、オートにサッカーくじのtotoと宝くじだけ。そこに「選挙」をくわえるのです。国営の選挙結果ギャンブル。こうすれば、選挙に興味を抱く人が増えるのは自明の理。おまけに収益が上がって国家財政も潤うこと間違いなし。
総務省さん、いかがですか?
【おまけ】
というように大接戦で手に汗握った国民投票でしたが、じつはその前に行なわれたペルー大統領選挙の決選投票のほうが遥かに拮抗した結果でした。両方の結果を比較すると、こうです。
ペルー大統領選挙決選投票
クチンスキー 8,591,802票 50.12%
ケイコ・フジモリ 8,549,205票 49.87%
差 42,597票 0.25%
イギリス国民投票
離脱 17,410,742票 51.89%
残留 16,141,241票 48.11%
差 1,269,501票 3.78%
全体の票数が違うので票差はともかく、得票率の差では一目瞭然。時差の関係とか、報道の体制の違いがなければ、ペルーももっと燃えたのに(笑)
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