トランキーロ!
1週間が過ぎて、ようやくショックも薄らいできました。
先週開催されたJリーグの年間優勝を決めるチャンピオンシップの準決勝で、われらが川崎フロンターレが鹿島アントラーズに敗れ、敗退したのです。
思えば今年はクラブ創設20周年の記念の年。そして決戦前に、風間八宏監督とエースの大久保嘉人の今季限りでの退団が明らかになり、何がなんでも今年は優勝をの機運が盛り上がっていました。ホームタウンの川崎市も全市を挙げてバックアップ。
そこまで盛り上がったうえでの敗戦。
さすがに私も、いつも見ている tvk やケーブルTVイッツコムの応援番組や、サッカー専門新聞「エルゴラッソ」もなかなか見る気になりませんでした(見たけど) 昨夜から始まったチャンピオンシップ決勝もなかなか見る気になれません(見たけど)
ガックリきたのは私だけではなかったようで、ツイッターやブログも、いつもよりもおとなしくなってしまったフロンターレ界隈でした。
でも、まあ待て。
フロンターレも、Jリーグも、べつに今年が最後なわけではない。まだまだ来年だって再来年だって、あるじゃないか。切り替えて、来年また優勝を目指そう。
それに、考えてみれば、優勝できていないのは、べつにフロンターレだけではない。
Jリーグが始ったのは1993年シーズンから。つまり今季は24シーズン目。
では、これまでの23シーズンでリーグ年間優勝を果したクラブがいくつあるか、知ってますか?
歴代優勝クラブは以下のとおりです〔( )内は優勝回数〕
優勝した順に並べると、東京ヴェルディ(2)、横浜F・マリノス(3)、鹿島アントラーズ(7)、ジュビロ磐田(3)、ガンバ大阪(2)、浦和レッズ(1)、名古屋グランパス(1)、柏レイソル(1)、サンフレッチェ広島(3)〔クラブ名は現在のもの〕
このわずか9クラブ。
現在Jリーグ加盟クラブは53(来季からは54の予定)
その全クラブ中で見れば、優勝経験率は、わずかに16.9パーセントほどです。
まだまだ、Jリーグでは「優勝できていないほうが普通」なわけです。
あせることはないよ。
Jリーグ発足時には、10のクラブが所属しました。
鹿島アントラーズ、ジェフユナイテッド市原、浦和レッドダイヤモンズ、ヴェルディ川崎、横浜マリノス、横浜フリューゲルス、清水エスパルス、名古屋グランパスエイト、ガンバ大阪、サンフレッチェ広島〔名称は当時〕
これが通称「オリジナル10」
で、ご覧のとおり、この「オリジナル10」のうち、いまだ優勝できていないのが3クラブあります。
今季はJ2だった(来季はJ1復帰)清水エスパルス、来季もJ2で戦うジェフ千葉、そして1999年に消滅した横浜フリューゲルス。
彼らにくらべれば、フロンターレは、まだまだ新参モノ。それに、もはや可能性がないフリューゲルスのことを考えれば、悲観することもない。
あせることはないよ。
そしそのほかの優勝経験クラブであるジュビロ磐田と柏レイソルも、じつはクラブ発足時からJ1に所属していました。
対して川崎フロンターレは1999年のJリーグ加盟時には、ちょうどその年に発足したJ2からのスタートです。
ちなみに、J2の「オリジナル10」はこのクラブ。
コンサドーレ札幌
ベガルタ仙台
モンテディオ山形
大宮アルディ-ジャ
FC東京
川崎フロンターレ
ヴァンフォーレ甲府
アルビレックス新潟
サガン鳥栖
大分トリニータ
(ちなみに初年度のJ2優勝はフロンターレ)
いずれもすでに一度はJ1昇格を果たしていますが、まだJ1での年間優勝を勝ち取ったクラブはありません。
つまり「J2からの叩き上げで優勝したクラブは、まだない」ってことです。
あせることはないよ。
お話し変わって。
いまプロレス界でけっこう「きてる」のが、新日本プロレスでロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンというユニットを立ち上げて、ノリに乗っている内藤哲也。
その内藤が決めゼリフにしているのが「トランキーロ、あっせんなよ!」
「トランキーロ」とは、もともとはスペイン語の「Tranquilo」で、「あせるな」といった意味。
タッグパートナーの正体を伏せたり、チャンピオンとしてタイトル挑戦者を指名する際にもそれが誰なのかを明らかにしないなど、さまざまな「仕掛け」を得意とする内藤が、その種明かしを焦らす際に多用するのが、この「トランキーロ、あっせんなよ!」 まあ、あわてんなって感じ。
川崎の同志諸君、これで行こうよ。
トランキーロ、あっせんなよ!
フロンターレのチャレンジは、まだまだ続くんだからね。
とはいえ、やはりタイトルは欲しい。
じつは、J2「オリジナル10」で同期の桜のうちの2チームが、年間優勝こそないが、すでにカップタイトルは獲っているのだ。
東京と大分だね。なかでも宿命のライバルであるFC東京に遅れをとっているのは我慢ならない。
まだ今年は天皇杯が残っている。
そしてその準々決勝の相手は、なんとFC東京だ。
ここだけは「絶対に負けられない戦い」だ。
天皇杯、獲るぞ!
