Road to リオ2016(1)
リオデジャネイロでのオリンピック本大会への出場権を争う、サッカーのアジア最終予選(兼AFC U-23選手権)がたけなわです。昨日まででグループリーグの結果が出たので、ここらで一度まとめてみましょう。
まずはいつものように、AFC(アジアサッカー連盟)のランキングを確認しておきましょう(2016年1月7日付FIFAランキングによる)

AFC加盟46の国と地域のうち43チームが予選に参加。そこを勝ち抜いた15チームに開催国のカタールを加えた16チームが、本大会にコマを進めてきました(表では色つきの国と地域)。
4チームずつ4つのグループに分かれて総当たりのグループリーグを行ない、各グループ上位2チームが決勝トーナメント(8チーム)に進出。トーナメント決勝戦に進出した2チームと、3位決定戦を勝ち抜いた1チームの、合計3チームだけにオリンピック出場権が与えられます。集中開催のため中2日の連戦が続き、おまけに各国とも国内リーグはオフシーズンが多いという、けっこう過酷なスケジュールです。
ではグループ別の戦況と結果をざざっと。
グループAでは開催国のカタールがやってくれました。戦前の予想を覆す3連勝で首位通過。まあ開催国ってことは、参加全16チーム中で、唯一ホームゲームを戦えるわけですから、有利といえば有利。サッカーにおけるホームとアウェイの差を見せつける結果といえましょう。

グループAであおりを食ったのはアジア8位の中国で、ゼロ勝でまさかの敗退。プロのACL(アジア・チャンピオン・リーグ)では強いのにねえ。まだまだ発展途上ということでしょうか。2位にはアジア最強(AFCランキング1位)のイランが入っています。
日本が入ったグループBの結果はご存じのとおり。日本が3連勝で危なげなく首位突破を決めました。

波乱は2位争い。というか、日本戦以外は全部引き分けだったので、勝ち点では差がついてません。最終的に「当該国間の対戦成績」で順位が決められ、総得点の差で北朝鮮がきわどく逃げ切りました。ここではアジア7位のサウジアラビアが敗退の憂き目に。
グループCは実力拮抗の「死の組」でしたが、ご覧の結果。韓国とイラクが互角の競り合いでしたが、得失点の差で韓国が首位に。

ここでもアジア6位の強豪ウズベキスタンがあっけなく敗退しています。アジア予選には魔物が棲むのか?
そしてこちらも組み合わせのキツかったグループD。格下のベトナムが未勝利だったために残り3チームのつばぜり合いとなりましたが、UAEが首位、ヨルダンが2位で突破に成功。

なんとアジア4位のオーストラリアがここで敗退という波乱。フットボールの神様の気まぐれなんでしょうかね。
けっこう波乱が多かったグループリーグでしたが、今回の戦いは、ここからが本番です。
次は決勝のノックアウトステージ。しかも今回は初戦の8強対決がシビアです。なにしろ一発勝負、負けたらそこで即座にオリンピックへの道は終了ですから。まさに「デッド・オア・アライブ」の戦い。
組み合わせはこうです。〔( )内はAFCランキングとグループ順位〕
カタール(9位/A1位)対 北朝鮮(14位/B2位)
日本(3位/B1位)対 イラン(1位/A2位)
韓国(2位/C1位)対 ヨルダン(10位/D2位)
UAE(5位/D1位)対 イラク(11位/C2位)
せっかくグループを首位突破したのに、日本は組合せ上ではいちばんババを引いた感じですね。なんと相手はアジア1位のイランであります。これは手強すぎる。こんなことならグループ2位にしておくんだった。
いやいや2位だったら、圧倒的ホームのカタール相手だったんだから、これはこれでよかったと思いましょう。
人気コミックの「GIANT KILLING」で、五輪代表チームの監督が「オリンピックに出られないなんて思ってる国民は一人もいないぞ」なんてセリフを吐くシーンがありました。現実でもそういった空気はあるようなので、プレッシャーも凄いことでしょう。そんなこんなで、とにかく「負けられない一戦」なわけです。
われわれとしては、「ガンバレ」というしかないですね。決戦は今夜(日本時間1月22日22時30分キックオフ)です。テレビの前で、このシビれる一戦を応援しましょうか。
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