神田ぶらり(84)天麩羅を惜しむ記
このところ、神田土木工事情報と化している「神田ぶらり」ですが、まあそういう時期になっているってことですね、この町が。
会社の近所の路地裏に、ついこの間まで、こんな風情の建物が、ひっそりと佇んでおりました。

料亭か置き屋かという感じの風情あるこの建物、じつは天麩羅屋さんでした。お座敷天麩羅というやつで、座っている目の前でネタを次々と揚げてくれるのです。
もちろんそれなりに高価なので、安サラリーマンには敷居が高かったのですが、ランチは1000円ぽっきりのコース制だったので、ずいぶん前にですが、食べたことがあります。
1000円ぽっきりとか言っておいてなんですが、神田の昼飯では相当高価(当時)な部類。そのうえ、格調高いお座敷(私が案内されたのはカウンター席でした)なので、貧乏性の私は食べた気がしませんでしたが、なかなかお上品かつ美味だった記憶があります。
そんな経験をしたのは、じつは私がまだ若僧だった数十年前のこと。
その後は足が遠のき、前を通ることはあっても、賞味することはありませんでした。
それが、先日来、路地の入口にこんな看板が。

はい、そういうことです。
まあ少なくとも築30年超だったでしょうから、まあ仕方ないんでしょうね。
わずか数日で、こんなことになってました。


ということで、神田にはよくある事象ですが、こうなると、あの天麩羅を、もう一度食べたくなりました。
ここ数十年食べていなかったくせにね(笑)
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