ペルーは燃えているか?
アメリカ大統領選挙の候補者選びに気を取られている間に、ペルーの大統領選挙がタイヘンなことになっています。
2016年4月10日に1回目の投票が行なわれ、10人が立候補。
投票の結果、誰一人として過半数の票を獲得できず、決選投票に持ちこまれました(そういう規定なんだそうです)
決選投票は、第1回投票の上位二人で争われます。
決選投票にコマを進めたのは、得票1位のケイコ・フジモリ(6,015,943票/得票率39.85%)と、同2位のペドロ・パブロ・クチンスキー(3,170,208票/得票率21.00%)
この結果だけ見れば、決選投票はフジモリのものと誰でも思いますが、そうは問屋がおろしません。
ここで影を落とすのが、ケイコ・フジモリの父であり、元大統領のアルベルト・フジモリ。1990年から2000年まで大統領をつとめ、経済の立て直し、治安の回復に大きな功績を残しました。
一時期、南米で最強のテロ組織で、多くのフィクションでも悪役となった「センデロ・ルミノソ(輝ける道)」を壊滅状態に追い込んだのは、強硬策をとったフジモリ大統領の功績といわれます。
その反面、国民の人権を制限するなどし、また汚職にかかわったともされて、その後に失脚。日本に亡命した時期もあり、現在は服役中です。
このアルベルト・フジモリの功と罪に対する評価が、そのままケイコ・フジモリにはねかえっているのです。親の七光りなのか、愚父賢娘なのか。
ということで、反フジモリの票が、第2位のクチンスキーに流れ込んだようです。
今週行なわれた決選投票は、僅差の大接戦。
開票率98.7%で、クチンスキーの得票率が50.17%、フジモリが49.83%。その差はわずかに57,000票ほどだとか。まだ勝敗の行方は見えません。
国内分の開票はすでに終了し、残るは海外在住者の票。これの開票は今週末までずれ込む模様。さすがにこれくらいの接戦になると、出口調査も得票分析も役に立たず、現地のマスコミも当確が打てないようです。開票経過を見守るしかありません。
いやあ、面白いですね。選挙はこうでなくっちゃ。
日系のケイコ・フジモリが出ているから日本でもさかんに報道されていますが、それ抜きでも、このまれに見る激戦を見逃す手はありません。
国民が選挙に無関心なのは、つまるところ、選挙が面白くないから。
毎回こんな接戦になれば、わが国の選挙も盛り上がり、投票率もアップすると思うんですがね。
誰か、わが日本の選挙をショーアップし、エキサイティングにする演出を考えてくれませんかねえ。
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