プロ野球拡大計画(10)

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そもそもこの拡大計画を作ったのは、いまマンネリに陥っていてつまらなくなっている(と私が思っている)プロ野球のペナントレースに「喝」を入れようとしてのもの。

なので、ここでいよいよ、最大の目玉である、1部と2部の入れ替えに言及せねばなるまい。

とはいっても誤解してほしくないのは、私は今の12球団には充分リスペクトを抱いているってことだ。なんだかんだ言われつつも、半世紀以上にわたって日本で職業野球が続いて来ているのは、今の12球団とその先達たちのたゆみない努力があったからに他ならない。その、セ・パ2リーグ12球団という枠組みは、簡単に壊してはいけないと思う。

つまり、新設する2部20球団が、この12球団に肩を並べるには、それなりの関門をくぐってもらわねばならないのだ。

そこで基本方針として、次の項目は絶対に外せない。

すなわち「1部への昇格は、最大でも年に1球団だけ」

シビアでしょ。

では具体的な手順を考えよう。

まずは、2部のペナントレースから。

先に述べたように、10球団総当たり、各12回戦のリーグ戦において、球団勝率で順位を決める。その上位球団にだけ、昇格のチャンスを与えるのだ。

まずは各リーグ2位と3位で第1ラウンドを闘ってもらう。

ここはクライマックス・シリーズと同じ仕組み。2位球団の本拠地で開催だ。3回戦、2戦先勝で勝ち抜け。引き分け等で勝利数が同じになったら、リーグ順位上位が勝ち抜けだ。

そして、お次はこうだ。

「やまなみリーグ」1位 対 「うなばらリーグ」2位×3位の勝ち抜け球団

「うなばらリーグ」1位 対 「やまなみリーグ」2位×3位の勝ち抜け球団

このたすき掛けトーナメントが第2ラウンドだ。ここは5回戦制。3戦先勝で勝ち抜け、勝利数同点なら上位球団が勝ち抜けなのは第1ラウンドと同じ。1位球団の本拠地で全戦開催するのも同じく。

そしてこの勝者同士が、7回戦制の決勝ラウンドに挑む。ここは日本シリーズと同様に7回戦制で、勝利数同点ならば、8回戦以降に延長。開催地は、これも日本シリーズと同じにホーム&ビジターの移動式で。

そしてこの一連のトーナメントを勝ち抜いた、ただ1チームのみが、1部球団との「入れ替え戦」に臨めるのだ。

よし、このトーナメント全体を「ライジング・シリーズ」と名付けよう。いわば、2部の日本シリーズだ。

さて一方で1部球団にも、入れ替え戦出場を争ってもらわねばならない。

セ・リーグ最下位 対 パ・リーグ最下位

ここも、日本シリーズ同様の7回戦制の勝ち抜け戦。いわば「裏日本シリーズ」ですね。負けた方が、入れ替え戦行きのこの決戦は「サバイバル・シリーズ」と名付けよう。ある意味、日本シリーズよりもマジな戦いになるだろう。ホーム、ビジターの有利不利を避けるために、中立地での開催も考えたいところだ。

そして、最後の決戦。

「サバイバル・シリーズ」で敗退した球団と、「ライジング・シリーズ」で勝ち抜けた球団で、7回戦を闘っていただく。4勝先勝した方が、翌年の1部に、敗退した方が2部に。仮に同勝ち星になった場合は、1部球団の残留。

まさに、オール・オア・ナッシング、デッド・オア・アライブ、絶対に負けられない戦いだ。

これを日本シリーズ終了後に行なうのだ。開催地はどうしよう? やはり、中立地開催がいいのかな。大ヒット間違いなしだと思うので、オールスターのように毎年回り持ちにして各地で開催し、収益はプロ野球機構が取って分配するのもいいかな。

プロ野球の一年を締めくくるこの決戦、名付けて「ファイナル・シリーズ」だ。2部の王者が勝ち抜いて1部昇格をつかむのか、1部球団が下剋上を阻止して残留を果たすのか。血沸き肉踊る戦いになること間違いなし!

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