Road to リオ2016(8)
「絶対に負けてはいけない戦い」だったはずの対・中国戦。なでしこジャパンは1-2で敗戦してしまいました。
ニュースなどには「五輪絶望的」の報が流れ、早くもスポーツ紙では佐々木監督解任などといわれています。
でもちょっと待った。
まだ絶望「的」なのであって、すべての望みが絶たれたわけではありません。あきらめるのは、まだ早い。
第3節終了時の勝敗表はこうです。

オーストラリアが韓国を破り3連勝。北朝鮮は1-0のロースコアながらベトナムを倒して初勝利を挙げました。
この結果を受けての順位はこうです。
1 オーストラリア 勝点9
2 中国 勝点7
3 北朝鮮 勝点5
3 韓国 勝点2
5 日本 勝点1
6 ベトナム 勝点0(出場消滅)
オーストラリアが首位を快走。そしてベトナムはこの時点で脱落決定です。
さてここで、日本がオリンピック出場を手にする条件を探ってみましよう。
オリンピック出場が可能なのは、6チーム中上位2チームまで。勝点が同点の場合は、得失点差で勝負がつきます(そこも同点ならば総得点)
日本の勝点はここまでで、わずかに1。残りは2試合。日本の勝点の最大値は「7」 これが現実です。
すでに勝点9をあげているオーストラリアには、もうどう逆立ちしても、届きません。なので、ターゲットは2位での五輪出場。
とはいえ、現在2位の中国は、日本に勝ってすでに勝点7をあげています。
つまり日本のミッションは単純で、もはや残り試合2連勝(そして得失点差で中国を上回る)しか生き残りの道はありません。そのうえで、他の結果に左右されるのです。
まずは、今夜(3月7日)に行なわれる第4節です。日本はベトナムと、オーストアリアは北朝鮮と、そして中国は韓国と対戦。
日本は、とにかくベトナムに勝つことです。ここで負けはもちろん引き分けでもしたら、そこで終了。そして最終的には得失点差での争いとなるので、とにかくできるだけ得点を多くあげて、現在-3の得失点差を、出来ればプラスに転じておきたいところ。最終戦の北朝鮮相手に大差をつけるのはむずかしいと思われますので、ここは対ベトナムで9点をあげたオーストラリア並みのゴールラッシュを期待しましょう。
さて問題は、2位の中国。中国があと1点でも勝ち点をあげたら、日本は終戦です。ここはぜひとも韓国にがんばってもらって、中国を阻止していただきたい。それが韓国の生き残りの道でもあるのです。韓国も日本同様、負けたら即終戦ですから。
この一戦は開始時刻が早く、日本の試合が始まる前に終了している予定。つまり日本の戦いが始まる前に終戦している可能性もあるわけです。そうならないことを信じましょう。
もうひとつ問題なのは、3位の北朝鮮の動向です。
現在勝点5ですから、北朝鮮がオーストラリア戦に勝てば勝点8となり、これでもやっぱり日本は終戦なのです。がんばれ、オーストラリア。
オーストラリアは、この試合に勝てば勝点12となって、オリンピック出場が決定します。逆に負けでもすると、一転して最終戦で大逆転を食う可能性も出てくるので、北朝鮮との戦いに手を抜くことはないでしょう。こちらは日本の一戦と同時刻開催なので、この対戦の途中経過も気になるところです。
ついでに言えば、今節でオーストラリアと中国が勝った場合、その時点でこの両チームの五輪出場が決定して、最終節は完全な消化試合となってしまいます。そうならないように願いましょう。あくまで他力本願ですが。
そんな具合にすべてのコトがうまく運べば、最終節を迎えるにあたっての順位は、こうなる予定です。
1 オーストラリア 勝点12(出場決定)
2 中国 勝点7
3 北朝鮮 勝点5
3 韓国 勝点5
5 日本 勝点4
6 ベトナム 勝点0 (出場消滅)
(北朝鮮と韓国は得失点差で順位決定)
最終節(3月9日開催)のカードは、日本と北朝鮮、中国とオーストラリア、韓国とベトナムです。
日本が直接対決で勝てば、北朝鮮には勝点で逆転できるので問題なし。というか、勝たねばなりません。引き分け以下では日本敗退です。
問題は、オーストラリアの中国戦へのモチベーションでしょう。
予定通りならば、オーストラリアはすでにオリンピック出場権を手にしているわけで、この最終節は消化試合となります。メンバーを落としたりする可能性が高いわけです。
逆に中国はこの一戦に勝たないと、北朝鮮が勝った場合には逆転され、日本が勝っても得失点差勝負に持ち込まれてしまうのです。なんとしても勝ちが欲しいところ。
ここは都合よく、中国がそのプレッシャーに負けるだろうと予想したいですね。中国が引き分け以上で、日本のオリンピック出場は消滅ですから。
そして、ここまでうまくいったとしても、最大の問題は韓国です。ここまで勝点ゼロのベトナムに韓国が勝てば勝点8で、最終的に日本を上回ります。韓国対ベトナムの一戦は、試合時間が早く、日本が最終節を迎える時点でもはや終戦になっている可能性もあるのは、前節と同じ。
せっかく2次予選を勝ち抜いてきたベトナムとしても、手ぶらで帰るわけにはいかないでしょう。なんとしても韓国から勝点をもぎ取っていただきたいところです。がんばってくれ。
こうして整理してしまうと、日本の五輪出場は、まさに針の目を通すような厳しい条件がすべてそろった場合のみですね。
たしかに絶望「的な」状況ですが、フットボールの神様は、たまにとんでもないことをしでかしてくれます。さあこの大会、はたしてどんな幕切れが用意されているのでしょうか?
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