神田ぶらり(92)天を目指す

神田から竜閑川(跡)を越えて、中央区側(旧・日本橋区)に入ると、にわかに高いビルが多くなりますが、ここ数年、ますますその高低差が広がっている気がします。

その証拠に、日本橋エリア(室町界隈)には、こんなものがニョキニョキと。

はい、高層ビルディングを建設する際には欠かせない、高層クレーンですね。

ぱっと見、何メートルくらいあるのかわからないですが、少なくとも、完成するビルよりも高いのは、間違いなし。そして見回すと、周囲の建設中のビルの上にも、もれなくクレーンがそびえ立っています。

これ、よく聞く疑問として「ビルが完成したら、このクレーンはどうやって降ろすんだろう?」

私はかつてこの疑問に対し「撤去しないで、ビルの一部として組み込まれるのさ」という説を持っていました。

もちろんデタラメです(笑)

正解は「分解して小さなクレーンで降ろす」だそうです。

ただ、その現場を見たことはないですがね。

もうひとつ「クレーンの支柱が立っていたフロアの穴はどうするの?」ってのもありました。

高層ビルの数十階もあるフロアを、上から下まで貫いてるんですからね、あのクレーンの支柱は。中にはエレベーターが組み込まれてるし。当然、各フロアには、それなりの穴が開いているはずです。

私の説は「パイプダクトとして活用する」でした。

そう、ビルの中を縦に貫く空間ですもんね。空調や電気、水道などのライフラインを通すスペースにピッタリ。ほら、「ダイ・ハード」や「ミッション・インポッシブル」なんかで、タフガイたちが登ったり降りたりするアレですね。

残念ながら、これも違いました。

これはどうなるのか、実例を目撃したことがあります。私の勤め先の裏で建設していたもっとずっと低いビルでの事例ですが。

正解は「コンクリートでふさぐ」という、面白くもなんともないものでした。ちょっとガッカリ(笑)

そんな高層クレーン群、夜はまた違ったおもむきでそびえ立っております。

しかし、堂々とそびえている彼らも、ビル完成までの数カ月間のはかない存在なのであります。見るなら、いまのうち。

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