神田ぶらり(63)スピードトラップ
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「スピードトラップ」というのは、アメリカの映画なんかによく出てくる交通違反取締りのこと。砂漠の真ん中のハイウェイをブッ飛ばしていると、立て看板の裏なんかにスピードガンを構えたポリスが隠れていて、スピード違反で御用!
日本ではこういうのを「ネズミ取り」と呼びますね。

こちらは、靖国通りと中央通りが交差する「須田町交差点」 前方のガードはJRで、その先が両国方面です。
昔はここに都電のターミナルがあったのと、そもそもが五差路になっていたりしていささか複雑な交差点であります。
私はこの付近でよく昼飯を食うのですが、そうした時に、突然サイレンが鳴り響いてギョッとさせられることがあります(いや別にヤマシイことはないです)
サイレンの音に驚いて見ると、近くの路地からサーッとすべりだす白バイの雄姿。
はい、この交差点、ネズミ取りの出没地点なのです。ターゲットは主に両国方面から九段方面に向かう車両の信号無視。「またか」って思うほどよく捕まってます。
まあ多少同情の余地があるのは、両国方面から来るとこの交差点、一見ひとつの交差点に見えて、じつは二重構造になっている点。ふたつの交差点の間が数メートルもないので、手前の信号は気をつけていても、次の信号は見落としがちになるのです。
とはいえ、違反は違反。そのうえ二番めの信号の先には大きな横断歩道があって、とくに昼には大勢の歩行者がいるのですから、危ないですね。運転者は、くれぐれもご注意を。
それにしても最近、自分で運転をしていても気になるのですが、右左折時にウィンカーを出さないで平気で曲がる車をよく目にします。ほかにも、路肩からの発進時や進路変更の際にも、まったく合図なしの車も。
これ、マナーとかのレベルの問題じゃないですよ。後方確認してないのか!
こうした基本的な動作が身についてない運転手が増えたのかな?
私が運転免許をとったころは、教習所でそれこそ骨の髄まで、こうした動作を叩きこまれたもんです。教習中に鬼のような教官から、怒られ、ののしられ、罵倒され、ちょっとでも出し忘れや注意確認を怠ると、即不合格。いやぁ怖かったし、この教官、あとで必ず殴ってやるぞとか思ったもんです(実行はしませんよ、もちろん)
当時はずいぶん恨みましたし、実際に人格的にどうかと思うような教官もいたんでしょうが、けっきょくそうやって骨の髄までしみこませないと、危なくって、運転なんかさせられないってことだったんでしょうね。
おかげで、ハンドルを切って曲がるとき、もう自動的に手が動いてウィンカーを出すようになってます。脳ではなく、脊髄で動いてますよね、たぶん。そこまで体に覚え込ませないといけないんですよ、自動車の運転では。
運転なんてものは、普通に運動神経があれば(いや多少足りなくても)簡単にできるものです。動かすだけならば。エンジンをかけてアクセルを踏めば、とりあえずは動くんですから。ほら、子供が勝手に車動かしてしまったって事故、けっこうあるでしょ。だから、自動車を動かすためだけならば、教習所も運転免許も不要です。
教習所で覚えるべき必須事項は、車を動かす技術じゃなくて、車を安全に運転するうえで必要不可欠な動作なんです。「曲がるときにはウィンカーを出す」というのは、そのひとつにすぎません。これを「安全マナー」などといってしまうと、なんか行儀作法みたいで軽く感じてしまうんですが、路上で安全に車を動かすうえでは絶対必要なことなんですよね。
今の教習所には、昔のような鬼教官がいないんでしょうか。世の中がマイルドになり、こうした厳しさが嫌われるようになった。そのために運転技術が低下しているのならば、困った問題ですね。もっとビシビシしごきましょうよ。
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