ワールドカップで遊ぼう2018(8)
ラウンド16の闘いがスタートしますが、その前にグループリーグの闘いをまとめてみました。
そうそう、いざ大会がはじまったら、ランキングをたとえるのを忘れていましたので、ここでその確認もしておきましょう。
まずはグループAから(表の色付きがグループリーグ勝ち抜け)

参加国中ランキング最下位のロシアが番狂わせを起こしました。なにしろ、JFLで13位の流経大ドラゴンズ龍ヶ崎(流経大のセカンドチーム)で、若隆景も十両どん尻。この位置のチームが決勝トーナメントに進出したんですから。ただ表を見ていただければお分かりのように、このグループは大相撲でいえば役力士がいない組。ロシアは単にラッキーだっただけなのか、真価を問われる決勝トーナメントになります。なお、最上位のウルグアイ=浦和レッズ=大栄翔は、参加国中3チームしかなかった3戦全勝でした。

グループBはポルトガル=セレッソ大阪=大関・高安と、スペイン=清水エスパルス=玉鷲という2強が順当に勝ち抜け。ただ下位2チームも2強相手に引き分け試合を演じるなど善戦しました。とくにJ3鹿児島ユナイテッド=モロッコの健闘は光ります。最終節でJ1で4位のセレッソ(スペイン)と引き分けたのですからね。

こちら、グループCではランキング上位だったペルー=鹿島アントラーズ=前頭筆頭の魁聖が脱落したのです。しかし、ここは組み合わせ的には厳しい組だったので、ジャイアントキリング感はあまりありませんね。結果的にグループを勝ち抜けたデンマーク=湘南ベルマーレ=松鳳山に敗れたのが致命的だったのですが、デンマークとはランキング格差たったの1。これは今大会のグループリーグ戦では最小格差でした。フランス=ベガルタ仙=逸ノ城は安定の首位通貨。

グループDでは、初出場のアイスランド=町田ゼルビア=竜電が、初戦で上位のアルゼンチン=コンサドーレ札幌=大関・豪栄道と引き分けて歴史的勝ち点を獲得して話題になりましたが、力およばず脱落。そのアルゼンチンは最終節までグループ最下位で、ああ豪栄道も大関陥落かなどと縁起でもないことを思わされましたが、最終節で奇跡の逆転勝ち抜け。クロアチア=アビスパ福岡=千代翔馬が3戦全勝を達成して、結果的には上位2チームが勝ち抜けました。

こちらはグループE。初戦でいきなり引き分けスタートとなったブラジル=FC東京=横綱・白鵬が危惧されましたが、考えてみれば相手のスイスはヴィッセル神戸で新大関に昇進が決まっている栃ノ心。心配するほどでもなかったですかね。最終戦まで勝ち抜けチームが決まりませんでしたが、結果的には波乱なく、この上位2チームがトーナメント進出。

グループリーグ勝ち抜けはもとより、大会優勝への大本命だったドイツ=J1首位の広島サンフレッチェ=横綱・鶴竜がまさかの脱落。それもグループ最下位でというのは衝撃でした。その立役者ともいうべき韓国=ギラヴァンツ北九州=元・大関の照ノ富士でしたが、残念なことに勝ち抜けはならず。メキシコ=Vファーレン長崎=豊山とスウェーデン=松本山雅=嘉風が勝ち抜けを手にしました。

グループGは勝敗結果も含めた番付通りの結果。ベルギー=川崎フロンターレ=横綱・稀勢の里とイングランド=横浜Fマリノス=阿炎の上位2強がすんなり勝ち抜け。最終節で全勝同士の対決になった川崎対横浜の神奈川ダービーは順当に(?)川崎の勝利し、3戦全勝を達成。

グループ最上位のポーランド=ジュビロ磐田=小結・御嶽海が序戦から連敗で早々に脱落。残り3チームは最終節まできわどい競り合いとなりましたが、コロンビア=ガンバ大阪=千代大龍と、もっとも格下の日本=ソニー仙台=徳勝龍が勝ち抜け。グループ最上位が脱落し、最下位が勝ち抜けたのはこの組だけなので、最大のジャイアントキリング組だったと言えましょう。
ランキング下位の日本とロシアが勝ち抜けたのは、じつはけっこうな大波乱です。これぞ「荒れるロシア場所」の象徴でしょう。出場国だけでなく、不出場国も含めたランキング表で見てみると、それがよくわかります。

ね? いかに日本とロシアが下位だったか、実感できますよね。
前回の2014年大会の16強でランキング最下位だったのは44位のナイジェリアだったんですから。
もっとも前回は出場国中でランキング最下位だったのは、当時56位のオーストラリアだったので、今回はそもそも予選から波乱含みだったんですね。
ちなみに前回優勝したドイツはランキング2位。そして今回同様、当時ランキング1位(スペイン)がグループリーグで脱落しています。
歴史にならえば、今回優勝はランキング2位のブラジルってことになりますが、さてどうなるでしょうか?
