見出し画像

英国ぶらり(6) きみはロンドン塔を見たか

はい、今回タイトル写真にもなったこれは、ロンドン塔(Tower of London)ではありません。

これは、タワーブリッジ

もちろん、これもロンドン塔じゃありません。

ご存じ、ビッグベン

このように、「塔」にふさわしい建物はたくさんあるのに、なんでこの平らな建造物が「ロンドン塔」を名乗っているんでしょうか?

これがロンドン塔です

テームズ河沿いにあるこの石造の建物群が、なぜにタワーなのかというと、たぶんほかのどの建造物よりも古くからあって、できあがった当時にはあのくらいの高さでも充分タワーと称するにふさわしかったからでしょうね。知らんけど。

これまで2度もロンドンに来ていながら、いまだロンドンの名を冠したロンドン塔には来ていなかったので、今回は乗りこみました。

ロンドン塔に入場するには、事前の予約が必要。そこは便利になったもので、スマホでちょいちょいと予約できます。有料なんだけど。

中はこんな感じ。まるで町だよ

実際に入場してみると、イメージとしては「塔」よりは「城」ですね。周囲にめぐらされた石造の城壁の内側に、複数の建物、なかにはタワーと称している建物もありますが、それらが並んでいます。周辺部の建物は城壁を通路としてつながっていますから、全体としては日本の城郭の「櫓(やぐら)」をイメージすればいいでしょう。天守閣はないけど、真ん中にあるホワイト・タワーがそれにあたるのか。

まぁもともとはローマ人が築いた要塞なんだから、当たらずといえども遠からずなのかな。

エジンバラ城がスコットランドの象徴ならば、ここロンドン塔はイングランドの牙城。当然のように、英国王室の貴重なお宝が所蔵されています。

王室のお宝はここに

ここには、英国王室のお宝、貴重な宝石その他がしまわれています。でっかいダイヤとか宝石類は人気があって、入場は大行列。われわれは午前中早くから行ったのでさほど長くは並びませんでしたが、出てきたらすんごい行列が出来てました。なお内部は写真撮影禁止。

ついこのあいだ、新国王の戴冠式があったせいで、内部の展示写真などには最新バリバリのものが飾られてましたね。まだお祝いムードが残ってるんでしょうか。ちなみに売店では、エリザベス女王のグッズがずいぶんたくさん売られてましたね。まだ在庫一掃の投げ売りにはなってなかったけど。

それにしても、大事な大事な王室のお宝を、惜しげもなく展示して、そのうえ入場料も取るんだから、英国王室ってなかなかの商売上手ですな。どうも中世のころから、この宝物展示をしていたそうですから。じゃあ、日本の皇室も「三種の神器」とかの宝物を展示したら、儲かるんと違いまっか。無理かな。

いやしかし、そんな貴重なものを公衆の面前に展示するなんて、しょうしょう不用心じゃないんですか。ルパン三世とかキャッツアイとか怪盗キットとかが出たらどうすんだい……なんて思ってたら、じっさいに盗もうとしたやつもいたんですね、それも警備兵が。ロンドン塔から出る前につかまったそうですが。

もっとも古い部分

王室のお宝展示場なだけでなく、さまざまな歴史的遺構が残っているので見応えは充分。さすがはロンドンの象徴だわ。

午前中早い時間に予約して入場したので、昼ごろには見学終了。もっとじっくり見てもよかったんですが、連日歩き回っていたので、城内を歩く「足」が残ってませんでした。昼食を兼ねて休憩を取らざるを得ません。

エネルギーを充填して、さて次は大英博物館を再訪しにでも行くかと、地下鉄を乗り継いで、いざ博物館前に到着すると……入れません。

大英博物館は入場無料なのですが、コロナ禍の影響か入場人数の制限を行なっていたのです。だからロンドン塔と同様、ネットでの事前予約が必要だったんですね。無料は無料なんですが。

急いでその場で予約サイトを見てみましたが、残念ながら本日は「SOLD OUT」 無念の撤退を余儀なくされました。門の前まで行ったのに。

そこで方針転換して向かったのは、ナショナル・ギャラリー。要するに国立美術館ですね。トラファルガー広場に面したそこは、以前に外観だけは見たことがあったのですが。

こちらも入場は無料

とにかく館内が広い! おまけに、とくに順路とかあるわけじゃないんで、回っても回って名画の前。さすがは大英帝国のお宝ですね。モネとかルノワールとかスーラとかターナーとか知ったような名前、美術の教科書や美術全集やそこらのポスターで見たような名画が次々と現われ、とてもじゃないけど消化しきれません。駆け足でなく、じっくり腰を据えて見るべきですね。

とはいえ、強烈なものもあります。

人気の名画前は常に混雑で近寄れない

ゴッホの「ひまわり」はやはり大人気なんですね。ご覧のような混雑で、とてもじゃないけどじっくり腰を据えて、なんて状況じゃあないです。

さらに別格なのが、これ1点のために、照明を落とした特別な個室が用意されている、こちらです。

人気があって混雑なのは同じ

レオナルド・ダ・ヴィンチのドローイング「聖アンナと聖母子と幼児聖ヨハネ」(1499年ごろ) 本来は絵画作品のための下書き(カルトン)だそうで、「バーリントン・ハウス・カルトン」とも呼ばれています。

ダ・ヴィンチの真筆とされる絵画はわずかしか現存してなくて、たしか全部で20点ほどのはず。そのうちの1点にお目にかかれるとはありがたいことです。

大英博物館は以前にも行ったことがあったので、初訪問のナショナル・ギャラリーを訪ねられたのは、結果オーライだったようです。

市内観光を終えて、ふたたび地下鉄で帰還。

今回のホテルは、ロンドン塔やタワーブリッジにほど近い場所。地下鉄の最寄り駅はタワー・ヒル。テムズ河に面した立地はよいのですが、ちと駅から遠いのがホネだったですね。

エキナカに遺跡

これはタワーヒル駅のほぼ構内にあった、ロンドン塔の一部らしい遺構。こんなものがそこここにポコポコあるんだから、やっぱりロンドンは歴史があるんですねえ。古いものはローマ時代のものだそうだから2000年くらい前からか。よくもまあ残っていたもんだし、こんな市街地の真ん中にあるものを、きちんと保存してあるのもえらいね。

ハーバーサイドっぽいけど、海じゃないよ

これが、宿泊したタワーホテル。なかなかいいホテルだったんだけど、いまどきUSBコンセントもないなんて、ちょっとなぁ。

旅行でぶらり(笑) 目次

 

いいなと思ったら応援しよう!