時限爆弾、危機一髪

ジャガーノート」って映画、ご存知ですか? 1974年の英国映画。翌1975年の3月に日本公開されています。要するに「豪華客船に時限爆弾が仕掛けられるサスペンス」です。

こう書くと、身も蓋もないけど(笑)

いろいろ達者な俳優さんが出てるオールスターキャスト(というには少し豪華さが欠けるけど)だし、ホンモノの豪華客船を撮影に使ったスペクタクルもあるし、サスペンス描写は凄いし、面白いことは保証しますので、機会があれば見て下さい。  

さて、この映画のクライマックス。

爆弾サスペンスの定番中の定番、「青か? 赤か?」が出て来ます。

2本のコードの、どちらかを切れば時限装置解除、間違った方を切ったらドカン、ってアレです。サスペンスの基本みたいなシチュエーション。

こういうのを「ワイヤージレンマ(Wire Dilemma)」と呼ぶそうです。

 wikiの時限爆弾の項目にそう書いてありました。

ちょっと待った!

そこには「一説によると1974年のアメリカ映画「ジャガーノート」がこの演出を初めて用いた作品であるという」という見逃せない一文が。

ソースは明記されていませんが、複数の海外のサイトでも同様の意見を見かけました。

そんなワケないでしょう。

だってこの映画を初公開時に見た私(当時高校生)が、すでにその手法を知っていたんですから。(しかも「ジャガーノート」はアメリカ映画じゃないし)

そう、「ジャガーノート」公開よりも前に、ちゃんと見たことがあったんですね、ワイヤージレンマのある作品を。

その作品とは、これまた懐かしいTVシリーズ「特攻ギャリソンゴリラ」の1エピソードで、そのタイトルも「時限爆弾 絶対絶命」

おまけにこれを見た時点ですでに「青か? 赤か?」が古典的手法であることも、私は知っていた。作品中で、ギャリソン中尉率いる特殊部隊チームが直面するワイヤージレンマは、「青か? 赤か?」をもうひと捻りしてあって、そこに大いに感心したんですから。

ということは、さらにこれより前に見たことがあったに違いないですね。それが何かは、忘れたけど。

「特攻ギャリソンゴリラ」は1967年の作品で、日本で放送されたのは1968年1月から。

そこですでに「捻り」のはいったワイヤージレンマが登場していたってことは、1974年の「ジャガーノート」が「この演出を初めて用いた作品である」わけはないですよねえ。

では、ワイヤージレンマの最初の例は何でしょうか? ちょっと調べてみたんだけど、わかりませんね。いずれ突き止めてやろう(笑)

ついでに、私が選ぶ爆弾サスペンス映画ベスト5。

007/ゴールドフィンガー

ジェット・ローラー・コースター

スピード

ダイ・ハード3

そして「ジャガーノート

いずれも傑作揃いなので、お奨めしときましょう。

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