転職活動はAIに任せられる?|会社員がClaude Codeで求人票58件を整理した話
はじめに
「転職活動って、こんなに大変だったっけ?」
会社員として2回目の転職活動をしている中で、何度もそう感じる場面がありました。
求人票がフォルダに大量に溜まり、職務経歴書の言葉に詰まり、面接対策に時間が取れない。
ただ、今回は前回と決定的に違うことが1つありました。
Claude Code を相棒として、転職活動の半分くらいをAIに任せているということです。
前回までの2本では、Claude CodeとChatGPTの違いや、Claude Codeで作った3つのアプリの話をお伝えしました。
今回はもう少し踏み込んで、私が転職活動で実際にClaude Codeに任せた3つの場面をお伝えします。
「AIを実務でどう使えるか、もう少し具体例を知りたい」と感じている方は、ぜひ最後までお読みください。
この記事でわかること
Claude Codeを実務にどう使えるか
転職活動の3つの場面でAIに任せたこと
「自分一人で抱え込む作業」を「AIと相棒で回す作業」に変える発想
ステップ①|求人票58件+音声で価値観を言語化→おすすめレベル付き一覧表

最初に任せたのが、求人票の整理です。
なぜ困っていたか?
エージェントから次々送られてくる求人票が、気づけば58件まで溜まっていました。
WordとPDFが混在していて、1件ずつ開いて読むのも億劫。
しかも、すべて目を通したところで、結局「自分はどの企業を本気で受けたいのか」は明確にならない予感がありました。
Claude Codeにどう頼んだか?
最初に依頼したのは、シンプルな整理タスクでした。
「このフォルダの求人票58件を全部読み込んで、年収・勤務地・働き方・必須スキルなどでExcel一覧表にして」
これだけで、Pythonで一括処理した21列のExcel一覧表が出てきました。
ただ、本当に効いたのは、その次のステップです。
「自分の価値観」を音声で大量に言語化した
Excel一覧表ができたあと、私はClaude Codeに音声入力で大量の情報を流し込みました。
これまでどんなキャリアを歩んできたか
何を大事にして働きたいか
どんな環境で力を発揮できる/できないか
どんな人と一緒に働きたいか
次の職場で1番重視したいこと
頭の中にぼんやりあった「自分の価値観」を、話せるだけ話しました。
その情報をClaude Codeが整理して、Excel一覧表の各企業に「おすすめレベル」を付けてくれました。
しかも、求人票に書かれていない情報(企業ホームページ・OpenWorkの口コミなど)まで自動で集めて、一覧表に組み込んでくれました。
結果
おすすめレベル付き一覧表ができたので、上から10社に絞って応募することができました。
いちいち求人票を1件ずつ読まなくて済んだのが、本当に楽でした。
気になる企業・応募する企業だけ、後から求人票を1件ずつ読めばいい。
時間感
すべて手作業でやっていたら、丸1日はかかる作業でした。
それがClaude Codeに任せると、Excel一覧表だけなら10〜30分。
音声入力で価値観を言語化して整理してもらう工程まで全部含めても、1〜2時間で完了しました。
転職活動中の方には、同じやり方を強くおすすめします。
ステップ②|自分のキャリアをMDファイルに保存しておく価値

次に効いたのが、自分のキャリア情報をMDファイル化しておくことです。
なぜ重要か?
転職活動では、同じような自分の情報を何度も書く場面があります。
履歴書
職務経歴書
エージェント登録時のプロフィール
クラウドワークスなどの副業プロフィール
SNS・noteの自己紹介
これを毎回ゼロから書くのは、本当に消耗します。
Claude Codeに任せたこと
私の場合、もともと作っていた履歴書や職務経歴書のWordファイルをClaude Codeに読み込ませました。
すると、自分の経歴・キャリア・身につけたスキルなどをMDファイルとして整理して保存してくれます。
一度MDファイルにしておけば、その後は使い回しが効きます。
「履歴書をブラッシュアップしたい」
「クラウドワークスのプロフィールを書きたい」
「SNSの自己紹介を更新したい」
どれもMDファイルを読ませて指示するだけで、初版が出てきます。
細かい部分はラリーで深まる
足りない情報があれば、Claude Codeの方から「ここはどうですか?」と質問が来ます。
その質問に音声入力で答えていくと、3〜5回のラリーで自分の経歴をかなり深く言語化できます。
このやり方は、転職活動だけじゃなく、自分のキャリアを長期的に整理しておく仕組みとしても効きます。
このMDファイルの仕組み自体については、次回の記事で詳しくお伝えします。
ステップ③|面接対策レポートで2次面接まで進んだ話

最後に任せたのが、企業研究と面接対策です。
困っていたこと
本気で受けたい企業の面接が決まったとき、対策に時間が取れない/何を聞かれるか不安、というのは誰でもあると思います。
特に私の場合、現職を続けながらの転職活動だったので、平日夜と週末しか対策の時間がありませんでした。
Claude Code × ChatGPT のラリーで企業研究レポートを作った
ここで使ったのが、ChatGPT Deep Research と Claude Code の連携です。
まずChatGPT Deep Research に企業情報を調べてもらいました。
そのDeep Researchの出力を、Claude Codeに渡しました。
Claude Codeはそれを元に、会社概要・募集ポジションの本質・今後の見込みまで含めた企業研究レポートを作ってくれました。
面接で会社の細かいことを聞かれても答えられる状態が、半日で整いました。
想定問答集が効いた
エージェントから事前に「こんな質問が出ると思います」というメールをもらっていました。
そのメール文章を全部Claude Codeに渡して、想定問答集を作ってもらいました。
これが一番効果的でした。
面接本番の前に、想定問答集を見ながら自分の回答を音声入力で吹き込みました。
その回答をClaude Codeにレポートとしてまとめ直してもらい、面接前にもう一度見直すことで、本番でどう答えるかをはっきりイメージできました。
結果:一次面接の的中率は9〜10割
実際に一次面接が始まると、想定問答集に書いてあった質問が9〜10割そのまま出ました。
エージェントから事前に質問の方向性をもらっていたという前提はあります。
それでも「対策していた回答をそのまま出せばいい」状態は、本当に心強かったです。
結果として二次面接まで進むことができ、今も転職活動を継続しています。
Claude Codeは「下請け」ではなく「相棒」
3つのステップを通して感じたのは、実務でのClaude Codeは「下請け」ではなく「相棒」だということです。
アプリ作りでは「Claude Codeに作ってもらう」感覚(任せる)が中心でした。
実務では「Claude Codeと一緒に考える」感覚(相棒)に近い。
判断は自分、整理と言語化はAIという役割分担です。
Claude × ChatGPT × Deep Research の使い分け

転職活動中は、3つのAIツールを使い分けました。
1本目で書いた「立ち話のChatGPT、腰を据えた作業のClaude Code」の使い分けが、転職活動でも同じ構造で機能しました。
最初の一歩|「日常で面倒な作業」を1つ書き出してみる
もし「自分の作業にもAIを任せられるかも」と感じた方は、最初の一歩はシンプルです。
日々の中で「面倒だな」「時間がかかるな」と感じている作業を、1つだけ書き出してみてください。
それをClaude Codeに任せられそうか、相談してみる。
整理・言語化・要約系の作業は、たいてい初版がすぐ動きます。
まとめ|Claude Codeを混ぜると、一人作業が楽になる
最後に、この記事の要点をまとめておきます。
求人票58件も、音声で価値観を言語化すれば「おすすめレベル付き一覧表」に変わる
自分のキャリアをMDファイルに保存しておくと、履歴書・職務経歴書・SNSプロフィール全てに使い回せる
面接対策レポートも、AIと一緒に作れば的中率9〜10割の想定問答集になる
一人で抱え込まずに「相棒」と回すと、作業は驚くほど軽くなる
次回予告
次の記事では、ここまで何度も登場した「MDファイル(CLAUDE.md)」が一体何なのかを、ざっくり解説します。
Claude Codeを「自分仕様」に育てるための、地味だけど一番面白い仕組みの話です。
HITO|元高校英語教員・会社員(人事職)
TOEIC 965点・英検1級
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