ユイナのペラペラさについて 『前橋ウィッチーズ』11話感想・他(2025年6月15日の日記)
生活
朝5時まで原稿を書いていた反動で11時頃に起床。干していた洗濯物を片付け、昼食にカレーを食べながら『アーティスウィッチ』を見る。少し仕事をし、夕方アニメを見ながら筋トレして夕食。今週は全く外出していなかったことを思い出し、秋葉原~御徒町あたりを歩いてブックオフやハラルフードショップに行く。もう夏の蒸し暑さになっている。しかし日曜の20時頃に秋葉原に行ってもほぼ店が終わっているし、ベルサールも何らかのイベントの撤収作業をしている。秋葉原には明るいうちに行かないとダメだなと思うが、土日は平日の寝不足の反動でいつも1日が短くてなかなかうまくいかない。帰宅後は多少仕事をし、深夜アニメを見ながら筋トレ。
きょうのカレー

きょうの秋葉原

きょう観たアニメの感想
ウマ娘 シンデレラグレイ 11話
天皇賞(秋)出走の条件として毎日王冠での一着を取らなければならないが、全員がオグリキャップを警戒して10対1の圧倒的に不利なレース。だが怪物は大外からすべて追い抜いてしまうのだった。怪物性と爽やかさを両立するレースシーン。
ちょっとコミカルなタマモクロスの日常描写。勝負服で会見に出るシーンの覇気溢れた姿とのギャップを引き立てている。完全に「強えヤツと戦いてえ」モードの文法。
ウィッチウォッチ 10話
第1クールの締めにシリアスな連続エピソードが配置されてクライマックス感が出てくる。災いの予言の内容、それは特別な力を持つニコを黒魔女とその配下のウルフが狙っているということだった。作戦を立てる室内での会話劇、音夢が俯瞰の視点をとりシリアスな状況でもコメディ風味の描写を忘れないのが面白い。マガミの別人格=ウルフとすることで、実質的な敵キャラ登場と既存キャラ掘り下げを同時に行い密度あるシナリオが作れていて上手い。
勘違いの工房主 11話
ヒルデガルド救出作戦の途中、紆余曲折ありタイコーン辺境伯の城に先に入ってしまい、監禁部屋までたどり着いてしまうクルト。ヒルデガルドが年を取らない理由と、辺境伯の抱えた秘密。クライマックスらしく面白い要素が展開される。ここでシリアスな話運びになるかと思ったらクルトの推理が勘違いを重ねたメチャクチャな話で一気に脱力ギャグになる。白々しい無自覚最強のために勘違い要素を使うよりも、推理で勘違い要素を発揮するほうが明らかに面白かった。
前橋ウィッチーズ 11話
『前橋ウィッチーズ』11話、現状維持の話・東京への電車・遅れて怒りがやってくるユイナ、と序盤に出てきたモチーフが反復されて完全にセルフアンサーソングになっている……!
— 人間が大好き2 (@hito_horobe2) June 15, 2025
ユイナの過去にも将来にも思うところがないペラペラでフラットな生き方を現在だけ切り取ったペラペラの写真で皮肉に象徴しているから写真はユイナ自身をまったく救ってくれないけど、でもこのペラペラの写真に救われた4人にユイナ自身も救われた、というの 前橋ウィッチーズ全体の総括だ
— 人間が大好き2 (@hito_horobe2) June 15, 2025
前回に続いてユイナをキャラクターではなく人間にする回だった。冒頭から描かれる魔女修行仲間の記憶を失ったユイナの日常。暗いというわけではないが友達もおらず曖昧で空虚な気配が漂い、魔女修行前もこうだったことを連想させる。自分以外が消えてしまった写真。前回はあれほど忘れたくない思いを込めていたにもかかわらず、今は自身のオリジンになるような過去もこれから目指す将来もない、その時だけの人生を皮肉に象徴している。今回は本当に徹底してユイナの「ペラペラさ」に迫っている。他の4人が自らの願いで東京へ引かれてたどり着いたのと違って親から偶然機会を貰って東京へ行っており、徹底してユイナには意志がない。写真は自身のペラペラさそのものなのでユイナをどこかへ導くということはない。だが写真の空白から何かが欠落していることを確信する。
東京で出会った悟りの魔女にはペラペラで奥行きがないことを指摘されるが、それをどう評価するかは自分次第だという。このあたりの問答は『アーティスウィッチ』によく似ている。既に魔女の元に集まっていた4人と再会するが、ペラペラで奥行きがないから他の4人と違ってユイナはなかなか記憶を思い出せない。4対1の構図やどこか滑稽な振る舞い、フラットな態度のみならず自己評価が妙に低いユイナが自らの道化らしさに自覚的なようでもある。1話のリフレインのようなユイナに対するアズのタックル。左から右(下手から上手=順当な流れのツッコミ)になっていた1話とは反転して右から左(上手から下手へ)へと変わり、これは忘却という流れに抗うものに変わっている。そして1話のタックルを経て2話冒頭でアズへの遅れて怒りがやってきたのと同じように遅れて思い出す。花屋の中で細身に変身しているアズの姿の記憶がないにもかかわらず同じ反応をする、ユイナのフラットな態度がここにも出ている。敢えて物語らしい泣かせ要素を外しまくり、会話もどこかシニカル、悟りの魔女に至っては横で爆笑しているというドラマの作り方に「人間」を描こうという気概を感じる。ペラペラのユイナを象徴する写真はユイナ自身を導くことはないが、そのペラペラの写真=ユイナに救われた4人が今度はユイナを救う。フラットでペラペラだからこそ今この絆がある。遅れて怒りが出てくるユイナ、現像まで時間がかかる写真、そして後になって知るユイナが誰かに与えたよい影響というモチーフの連鎖。
店を乗っ取った側の栄子もまた1話の「現状維持」のリフレインをしているが、ここでは賢く社会と折り合いをつけて妥協するべきだというスタンスで魔女の能力が行使されている。栄子の現実での状況を見る限りはいずれ破綻すると予告されているようだった。1話のライブパートのリフレインのように東京行の電車が突っ込んできて店の奪還のための決戦かと思ったら、ユイナたちは魔女修行をあっさり放棄し「忘れもの」を取りに戻っただけだという。またしてもの予定調和外し。対立や打倒でない方法で物事を進めてきたこの作品らしいクライマックスだと思う。5人には既に魔女修行から現実に持ち帰ったものが確かにあり、そして5人の絆も現実側で結びなおしているので魔女になってまで叶える必要をなくしている。「忘れもの」とは一体何なのか?
LAZARUS ラザロ 11話
幻の殺し屋・双竜の襲撃を受けるアクセル。すべてのアクションが凄まじい、果てしない死闘。アクションはいずれも本当に凄いが「幻の殺し屋」という単語を出すときにクサいのを分かって敢えてふざけているような気配がある(ビバップにも割とそういう要素があった記憶がある)。パキスタンに乗り込み、ダグの決死の手助けを経てポップコーン・ウィザードの元に向かうエレイナ。クライマックスらしくラザロチームがみな決死の作戦に挑んでいる。
双竜が過去に受けた訓練の中で自我や感情、理性を捨てたらしいことを示す寓話のようなエピソードが挿入されているが、ここで顔に穴を穿たれた"痛み"というハプナに繋がりそうな要素が言及される。また重症を負ったアクセルも死からの復活の予感がある。モチーフもクライマックスに向けて配置されている印象だが、まだどう拾って並べ直すか見当がつかずラストに期待。
ゴリラの神から加護された令嬢は王立騎士団で可愛がられる 11話
ソフィアをさらったレオハルトは体制転覆を狙うテロ組織のリーダーだった。加護の強さが地位を決めるこの社会への不満からソフィアにもテロに加担するよう迫り、ルイ先輩からの想いを踏みにじるようにペンダントを壊して架け替える。最強の力を持つ豹の加護とゴリラの加護の戦いになるようだが、それに至る流れに少女漫画らしい恋愛を阻む敵のドラマを入れているのが良い。
ちょっとだけ愛が重いダークエルフが異世界から追いかけてきた 11話
水着回なうえに日向も恋愛感情に自覚的になっていてご褒美的な回のはずが、ベルが普段から強引にわいせつ行為に及んでいるせいであんまり嬉しくない!デカすぎる謎の光で全く何も見えないシーンは流石に笑いを取りに来てるし、顔の作画が怪しい場所もある。日向が照れから何かと避けていてもベルは2人の絆を疑わないところは良かった。
かくして!マキナさん!! 11話
まみみのBL英才教育を受けて成長していくアルマ、「オナモミ(植物)」の名前を巡るしょうもないギャグ、楽して大金を稼ごうとパパ活やえっちな動画配信を目論むが全部間違っているマキナさんとギャグがしっかり面白い。エロと金儲けが絡むと倫理的にさすがにキツいのではという危惧もバカバカしすぎるギャグで杞憂に終わった。
