“旅人達の没落地”ダハブinエジプト
2023年8月12日
私は昼までにテル・アビブからダハブにタクシーで移動し、Seven Heavenと言う宿に入った。ここはアラブ人経営だが、嘗ては日本人ダイヴィング・コーチも働いており、日本食屋と隣接しているので、多くの日本人を集めていた。ネットによるとこの宿では、夜から早朝に架けて聖カタリナ修道院を訪れ、日の出を見るツアーが行われていると書いてあったが、残念ながらそれはなかった。当院は、モーセが神の言葉を授かったとされるシナイ山に5世紀の東ローマ帝国、ユスティニアヌス1世Justinianus Iにより建てられた世界遺産である。
宿には30代らしき女性2人と32歳の男性、計3人の日本人がダイヴィング・ライセンス取得に向けたトレーニングを受ける為に宿泊しており、彼とは相部屋だったで。大学生にも見える爽やかなスポーツ・マン風の彼は、観光ビザでポーランドに住みながらリモート・ワークをしており、エジプトを旅し終えて、これから2回目のイラクに行くところだった。私がイスラエルの良さを語り、未だイスラエルに行ったことのない彼に行くことを勧めると、彼は自分がパレスチナ派であると言ったが、その理由はどうもはっりきりしなかった。

それから私は近くの売店で買ったジュースを飲みながら宿のフロントでネットをした後、夕食を摂りに町へ出た。ダハブの町は海に沿った歩行者天国の大通りの両側に、多くの売店、土産物店、宿、数件のダイヴィング・スクールに飲食店が連なった作りになっており、飲食店の幾つかには天井のない2階席が設けられていた。どの建物もニスを塗ったような綺麗な茶色の木肌を露出させていて、そこに看板やら商品の衣類が掛けられていた。観光客達の数はほどほどでよかった。大型や中型の野犬も多くいたが、彼等は日陰で伸びていたり、ゆっくりと散歩したり、時折、観光客に撫でられたりしていて、完全にいい意味で人間慣れしており、怖さは全くなかった。砂浜は赤茶色でとても暑く、海は穏やかで生暖かかった。もし旅程に余裕があれば、中休みとしてここで一日のんびりしていたかった。





夕食は日本食屋で摂りたかったが、閉まっていたので、アラブ人経営の中華料理屋で食べた。前述の相部屋の男性曰く日本食屋にも嘗て日本人料理人がいたが、現在はいないとのことだったので、別に惜しくはなかった。中華料理屋では、焦げ茶色の炒飯と、白身魚のフライを赤い甘酢ソースで赤ピーマン、黄ピーマン、人参、パイナップルと和えたもの、それにコーラを頼んだ。このボリュームで10ユーロ相当もかからなかったので、お得だったが、私は10歳にも満たないような少年が接客を手伝っていたことが気になった。

宿に戻ってからは、売店で買った飲むヨーグルトを飲んで寝た。明日はいよいよエジプトの首都、カイロに向かう。
※2026年5月8日追記 ダハブはそのビザンチン時代から続く歴史から、世界遺産候補になっていた。
