中米旅行記3日目”遺跡と車椅子”コパン inホンジュラス
2013年10月5日
早朝4時にネット予約していたワゴンに乗り、ホンジュラスのコパンに向かうべく宿を出た。コパンはグアテマラ・シティの東、国境のそばにある。車内には二人の運転手の他、アメリカ人の中年夫妻、同じくアメリカ人の遺跡研究者らしき中年女性、坊主の白人男性に現地の男性が乗っていた。
ワゴンが途中でレストランに寄ったので、私は固くならない程度に揚げたプラタノと言うバナナに似た果物に塩気のあるチーズを添えたものを食べた。特別腹ペコでもなかったが、昨日食事を採らなかったのでそれなりに美味しかった。私がプラタノに塩を振っていたら、若いウェイトレスが微笑みながら砂糖を渡してくれた。塩分が欲しかったから敢えて塩を振っていたけど、相手の好意を無にする訳にもいかないので、砂糖を振って食べた。

食後は再びワゴンに乗り、10時過ぎにコパンに到着した。前日のアンティグア同様、小さな町であった。想定していたバス停でなく広場に降ろされた為、現地住民に道を聞いて歩く坊主の白人男性に付いて行き、ホステルを見付けた。同乗だった夫婦も後から来た。どうやらコパンには数えるほどしか宿がないらしい。
ホテルは1泊8.5ドルにもかかわらず、個室にシャワーとトイレと扇風機とテレビが付いていて、すごくお得だった。目的地である世界遺産のコパン遺跡は16時まで開いているので、3日振りのシャワーを気が済むまで浴びた。気持ちよかった。

午後はホテルに置いてあった地図を参考に、徒歩15分ほどかけて遺跡に到着し、30ドルと言う引くくらい高い入場料を払って入場した。遺跡には国鳥のコンゴウインコが放し飼いになっており、高枝に止まって美しい真っ赤な羽を休めていた。インコを見ていると、南国に来たことを改めて実感させられた。

このマヤ文明の遺跡は5世紀から9世紀に渡って16代続いたコパン王朝が残したもので、その最後はキリグア王朝の下克上により決定付けられたと言う歴史がある。
遺跡は、神々と王族を模した模様が彫られた石柱やピラミッド等で構成されており、周囲の大半を城壁のような高い石段で囲まれていた。一番大きいピラミッドの上からは遺跡がよく見渡せ、私はまるで王様になった気分だった。古代遺跡を訪れるのは初めての体験だったので、「昔の人は機械なしでよく重い石材をはこんだなあ。」と月並みな感心もした。
客は幼児を連れた現地の家族が多く、特に足の不自由な高齢男性が寝そべって、彼の車椅子に乗る娘の膝の上の孫娘を眺める姿は和んだ。高齢者を地面に寝かせて彼の乗っていた車椅子に乗るなんて、なかなか大人のやることではないので、子供の純粋さが感じられた。




一通り遺跡を見終えた後は、売店でバナナ味の炭酸飲料を飲んだ。バナナ味なんて日本では聞いたことがないのでどんな味がするのだろうと思ったら、オレンジ味のファンタを甘ったるくした感じで、バナナ感はゼロだった。しかしながらそれを飲んで疲労困憊していた私は元気を取り戻し、14時頃ホステルに戻って長い昼寝をした。夜、眼を覚ました後はホステルでコーラを買って飲み、再び寝た。寝る為に私は旅をしているのか・・・

