中米旅行記17日目 “僻地の港町でChill”サンタ・カタリナinパナマ
2013年10月19日
コス・タリカの首都、サン・ホセ出発から14時間後の午前2時、パナマの首都、パナマ・シティにある中米最大のショッピング・モール、アルブルック・モールAlbrook Mallの中の国営バス・ターミナルで私はバスを降りた。流石に時間が時間なので、どの店も閉まっているようだった。この日は、“コイバ国立公園とその海洋特別保護地域”として世界遺産登録されているコイバ島への船が出る港町、サンタ・カタリナへ移動する予定であった。私がそこへの中継地であるソナ行きのバスの乗車券を購入し、出発前のバスの中で3時間ほど転寝をしていると、バスは5時過ぎに動き出した。
ソナへは昼前に到着した。ソナは囚人達の生活を描いたアメリカのドラマ、プリズン・ブレイクの中で、主人公が入所する架空の刑務所が位置する町だが、少なくとも表面上はどうってこないただの田舎町だった。私は売店の店先でジュースを飲んで、何をするでもなく1時間半ほど待ってから、サンタ・カタリナ行きのマイクロ・バスに乗った。
マイクロ・バスは道中で人を乗せたり降ろしたりを何度も細目に繰り返ながら、小雨の中を進んだ。サンタ・カタリナへ近づくに連れ緑は深くなり、最終的には密林のような所で14時過ぎに降ろされた。
サンタ・カタリナは、密林の中に申し訳程度に建っている少数の小屋のような木造家屋からなっている極小さな集落で、その人口は2016年時点で450人程度ととても少なく、私が見た限り旅行業に携わっている限られた人々以外、住民はほぼ全員黒人だった。
私はそのままユース・ホステルにチェック・インした。宿では20代と見られるアルゼンチン出身の白人女性がワーケーションで働いており、客達と同じ部屋に寝泊まりしていた。重要な仕事だけはパナマ人女性と何人だか分からない男性の30代らしき白人カップルが、時折訪れて行っているようだった。

散歩がてらに浜辺に出ると、遠くにゴベルナドラ島Gobernadora Islaが見えた。遠目に見る島は、海面に飛び出した巨大怪獣の体の一部のようなで、野性的な雰囲気を放っていた。

続いてコイバ島に行く為のツアーを予約して、夜は宿正面の一見民家に見えるようなレストランで食事を摂った。ロブスターを注文したつもりが、サラダとご飯付きの蛸が出て来てしまった。蛸はカレー粉の様なものを塗して揚げてあり、夏祭りの出店の料理を連想させるような親しみ易い味だった。

宿に戻ると相部屋の他の宿泊客達もどこからか戻って来ており、彼等の大半はヒッピーっぽい20代の白人のアメリカ人だったので、直ぐにでもBluntsが回りそうだった。この日は水道が止まっておりシャワーを浴びることが出来なかったので、こんな時の為に宿が貯めて置いた雨水を、私達は各々野生動物のように浴びて寝た。
※人口に関する参考資料
Card, L. (May 30, 2016). Quiet Beach Town Living on Panama’s Pacific Coast. International Living. Retrieved March 7, 2021 from https://internationalliving.com/quiet-beach-town-living-on-panamas-pacific-coast/
