中米旅行記1日目”旅の始まり。私はサル・パラダイス”
2013年10月3日
私はアメリカで学生生活を送っていた際、ヒスパニック系の人々の世話になることが多かったので、彼等の文化に興味が沸き、今回の旅を思い立った。ジャック・ケルアックの名著、”路上”の主人公であるサル・パラダイスのように、私も日本の都会に嫌気が差し、砂っぽい冒険を欲していたのだ。
この日は成田空港からLA経由でグアテマラの首都、グアテマラ・シティへ行く予定だった。自宅で印刷するのを忘れた自作スケジュールを、成田空港にて800円と言う法外な値段で印刷した上に、持って来るのを忘れたペンを5ドルで買った為、約1300円と言う本来ないはずの出費を生んでしまい、自らの準備の悪さを呪った。滑り出しの悪いスタートである。
節約の為、昼食を我慢しようかと試みたが、結局空腹には勝てず、シーフードヌードルとカフェオレを展望デッキで飲食した。思い返せば変な組み合わせである。
次々に発着する飛行機をデッキから眺めていると、時間が早く感じられ、これからの旅に対する高揚感が高まって行った。
19時15分に経由地のLAへ向かうべくシンガポール航空の飛行機に乗った。CAの一人が色白の韓流スター見たいに綺麗でびっくりした。
シンガポール航空の食事はテレビの評判通り美味しかった。まずスナックのピーナツが出て、その後、海老と茄子とかき揚が乗った天丼が出た。揚げ物を機内で調理する訳にも行かないので、てんぷらはふにゃついていたが、コンビニ弁当並みには美味しかった。だが次は何をどう間違えたのか、サーモンが沿えられて白菜の乗った梅干しご飯が日本食として出された。まあこちらも美味しかったから文句は言えないが。三食目にはベジタリアン用の豆カレーパンを食べた。
飛行機は9時間半のフライトの末LAに着いた。到着時刻が3日の12時15分だったので、時間の感覚がだいぶ混乱した。そして本を読んだり、うたた寝をしたりして10時間の時間を潰した。この本と言うのはコロンビア出身の作家、ガブリエル・ガルシア・マルケス著の”百年の孤独”である。旅先に合わせてこの本を選んだのだが、これが素晴らしい本で、影響を受けた私は、帰国後に多くの中南米の作家の作品を読んだ。賛否のある作家だが、この本に関してはいつか感想を書いてみたい。
グアテマラ・シティへ行くAvianca航空の飛行機をチェック・インしようとすると、受け付けの男女が「グアテマラを出るバスの乗車券か航空券を私が所持していなければ発券出来ないと。」言って来た。ところが、後ろに居たアメリカ人と思われる客の男は、強めのトーンでThey’re bullshitig you!と私に言ってきた。彼の主張によると受付の男女はバスチケットを私に売り付けようとしているのだった。誰が正しいのかは分からないが、結局タブレットでホンジュラス行きのバスのメールを見せて航空券を手に入れた。
まだ中米に足も付けていないのに、こんなにも色々な刺激があるとは、先が楽しみになった。
