【確かに、何も言わなかった】【さとうささら】旅立つ人へ【オリジナル曲】(ゲレスナさん)

ゲレスナさんの声
https://twitter.com/PIPIPI1010XXX


アコースティックな音に惹かれて選んだ気がする。
最初の語りの歌詞が聞き取れないという印象があって、イヤホンをつけて真剣に聞き取ることになった。僕の曲も似たようなものだから、僕は曲の歌詞を詳細欄に書こうかなと思う。自分の作った言葉は自分では分かっているから音としても聞き取れるけど、他の人が聞いたら聞き取れない可能性。他者の認識と僕の認識のギャップを僕はもっと自覚した方がいいのかもしれない。

Xを見ると、フリートラックを作っているらしい。たくさんの人?に聞いてもらっている。トラック提供、誰かの役に立つ、一目につく。作った音楽を聞いてもらえる、使ってもらえることの喜ばしさを想像する。

フリートラック、インストを作ることがゲレスナさんにとってなんなのか。どんな感情で作っているのか。気になるところ。

ニコニコに歌詞をつけて投稿しているところから勝手に憶測想像すると、もしかしたら、<創作者の憂鬱>を感じていた時期がゲレスナさんにもあるのではないかと、僕は勝手に僕の文脈で想像する。憶測とはそういうものだと割り切って。

9年前の曲があったので聞いてみた。ボカロを使っていた。

3年前から、トラック提供をしているようだ。創作者の生き様を僕は見る。

そしてYouTubeに上げられた声ありの曲は3年前で止まっている???気がした。

音楽をして生きる。それで食べていけると僕は思わないけど。喜びのために?生きがいのような何かを求めて。渇望して。これは僕の仮説であり憶測だけど、ゲレスナさんは「声」から一度離れて、また戻ってきたのかな。youtubeとニコニコとで、二つの顔を持っているのかな。

ーーー

曲の話。

言葉の量が多い。そして聞き取れない部分が多い。(ぜひ歌詞を載せてほしい)

消えていった
消していった記憶たち
あの人の言葉やいろいろ
そんなことすら忘却の中に
過去のあの日の()いろんな色
今はまだわからないこの世界の夢
ここが本当に残酷な鏡に映された檻なら
君はみないほうがいい
もう何も知らなくていい
もう何も恐れなくていい
もう誰も愛さなくていい
それは悲しいから
もう忘れたいろいろ
もう消していったらいい
さよならありがとうも言えなかったのは
きっといろいろあるからだね
何も言わずに旅立つのは

忘れることでしか前に進めない命のあり様を想像する。誰も助けてくれない、助からない、極限状態のストックホルム症候群、凌辱者を愛さなければ精神を保てない凌辱社会。手も脚も出ない。助からなさの中で有機的機械として僕たちは「なかったことにする」ことで意識を、自己の一貫性を保とうとする。精神を病まないための、身体の反応。自然。

まるで赤子のように
泣いている 泣いている
君はないている

君は、誰なんだろう。旅立つ人が、残す人なのか。それとも旅人自身なのか。どちらもかもしれない。ノスタルジック、寂しげな音のなかに、「歌」がない。もう噛み締めて声を出していない。何も言わない。「歌」を出さない効果を感じた。

泣いている君が、音としては出てこない。もう旅に出て、フラフラと歩いている旅人が、ふとその最後の光景を、思い出したのだろうか。音もない、泣いている映像を。「何も知らない君」は、泣く。旅人は、知っているからだろうか。泣くことはない。振り幅のない語りの中に、淡々とした、乾燥した、諦め、無力感、絶望感を僕は感じた。ただただ内省する声。本当に、旅人はありがとうもさよならも何も言わなかった、言えなかったのだと感じた。

消えなかったその記憶が、それからどうなるのか。僕は想像したい。

檻に閉じ込められた精神が、旅に出る。健全な関係性に、旅人が出会えますように。

歯軋りの曲。

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