44歳鬱の人間が家出をする
昨日は44歳にして家出をした。
始まりは、妻との些細な口論だった。
子供が学校に行きたがらなくなってしまったからだ。
理由は友達がいじめに遭っていて、それを見るのが嫌だから。と言う理由だ。
しかしながら、本当の理由は私のせいだ。
私が鬱で休職して、家にいる様になってから、
娘は度々、「パパばっかり休んでてずるい」と言うようになった。そして、それから学校を休む様になった。先週は学校に行っていない。
今週も、やはり「行きたくない」と言い出した。
妻は、自宅の2階でベーグルを作り販売する仕事をしていて、一日中家にいる。
そんな妻が、最近ストレスを溜め始めた。
理由は私が一日中家にいる事。これは仕事をしている時に誰かが居ると集中出来ないと言う理由だ。
そんなストレスの中、娘も一日中家にいる時が増えた。そうなって、数ヶ月が経った頃、妻の様子がおかしくなった。
いつも、肩を落として、どこか遠くを見つめる様になった。そして、私や娘に強く言う様になった。
時には「一日中家にいられると、私が休める時間はほとんどない。」「仕事出来ないのは鬱だからしょうがないけど、何もしてない人がいると自分も何もしたく無くなるから、外に出て欲しい」と言われる様になった。
それでも、私にはどうしようもなかった。
そして、昨日
娘を説得しようと、私は
娘のiPadを取り上げて、「学校休んでも良いけど、YouTube見るくらいなら、iPadはパパが預かる」と言った。妻が良く使ってる言葉を私も使ってしまった。
すると、妻が駆け寄ってきて、
「ただ、奪うだけじゃ、何も変わらないよ。可哀想でしょ!」と言われた。
その通りだった。
私も、妻が同じことをしていて不快に思っていたことをしていたのだ。
ただ、自分がしている事を棚に上げて、
私を責め立てる妻を見て、
無性に腹が立った。
そして口論になり、
妻は「子供は私が見ます」と言った。
私は頭が真っ白になった
会社でも必要とされない。
家でも必要とされない。
一日中家にいて、ただ、ゴロゴロしているだけの
男なのだ。
その瞬間、私は咄嗟に、
「家を出て行く」と言ってしまった。
行くあてなんて無かった。
でも、悔しかったのだ。
私だって、苦しませるつもりで鬱になった訳じゃない。今だって、生活費は私の貯蓄から出している。
悔しい。悔しい。
そんな時に返ってきた言葉は
「好きにすれば!」だった。
心の奥でポキっと言う音がした。
その夫婦の言い争いを聞いて、
娘が泣きながら
「学校行きたい」と言った。
それまで、頑なに学校へ行くのを拒否していた娘が学校へ自分から行くと言ったのだ。
それから妻が娘を学校へ送る為、家を出ているうちに私は身支度をして家を出た。
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