英検1級TOEIC970の私は、どのように英語を習得したか?(英語の答えはたくさんある!?)
「この日本語、英語でなんて言えばいいの?」
辞書を見ると対訳が載っているが、そのまま文に当てはめるとどうもしっくりこない。
そんな経験はありませんか?
私は以前、英語の小説を日本語に翻訳する「文芸翻訳」のクラスを受講していました。生徒は6名ほどいましたが、全員がTOEIC900点以上という高い英語力を持っていました。ですので英文を正しく理解する、という点においてそれほど差はありませんでした。
・・・ですが、仕上がった日本語訳にはかなりの違いがありました。特に簡単な英文ほど日本語訳が難しかったですね。

例えば sandy colored hair。辞書通り直訳すると「砂色の髪」ですね。これをそのまま素直に書くと先生から容赦ないツッコミが入ります。
「砂色の髪、ってどんな色ですか?ちゃんとわかって書いていますか?」・・・ごもっともです、パッと浮かびませんよね。
そういう時は物語全体から人物像を推測してピッタリの訳を考えます。この時は「ブロンド寄りの薄いベージュ」という感じでした。
もう一つの例を。
pungent smell=「刺激臭」ですが、これも文脈により表現が変わってきます。「ある女性から若干の pugent smell がした」という文でしたので、直訳すると「女性から刺激臭がした」・・・ですが、これだけではよくわかりませんよね。
前段を読むと彼女はバー勤めだとあります。ということは、お酒やタバコ等のツンとくる臭いをまとっていたのだな、と推測してそこを翻訳に反映させるわけです。
ただしやり過ぎ厳禁。あくまでも「翻訳」なので原文を損なわずでも作者の意図はしっかり伝える。このさじ加減が難しかったですねー。

ここからは日本語⇒英語にする場合について。
日本と英語圏の文化や考え方には大きな違いがあり、それは言語の成り立ちにも少なからず影響を及ぼしています。日本語を英語にしようとする時、どうしても単語単位で訳そうとしてしまいがちですが、これがなかなか難しい。なぜなら「A=B」といった単純な話ではないことが多いからです。
例えば「悔しい」
これはどのような「悔しさ」かによって使う単語が違ってきます。
悲しみを含んだ悔しさ?⇒sad
I was sad because I couldn’t win the game.
「試合に負けて悔し(悲し)かった」
怒りを含んだ悔しさ?⇒angry
I was angry at myself because I couldn’t pass the test.
「テストに合格できなくて、自分自身に腹が立った(悔しかった)」
後悔という意味が強い悔しさ?⇒regret
I regret that I didn’t study enough.
「十分に勉強しなかったことを後悔した(悔しく思った)」
例えば「羨ましい」
これも同じく、どのような気持ちが強いかによって変わります。
あなたのようになりたい、という羨ましさ?
I wish I were you!
「あなた(の立場)になりたいな!」
そういうの良いなあ、という羨ましさ?
Lucky you!
「あなたは幸せね!」
I’m so jealous!
「うーん、羨ましい!」
嫉妬を含んだ羨ましさ?
I envy you.
「いいなあー、羨ましいなあ」
一語一語ではなく、まずは文全体の意味を考えてから英語の表現を考えるようにすると英文が作りやすくなりますよ。
