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shinobuk
乗り継ぎの魔法:東京電車網に魅せられて
単身赴任で東京に来て驚いたのが、電車の乗り継ぎの異常なまでのスムーズさだ。異常、という言葉を使いたくなるほど、東京の鉄道網は精密に動いている。
「これは間に合わないかな」と思いながら乗り換えのホームに向かうと、結果なぜかわからないけど時間前に着く。私だけ? なんだかあれやあれよという間に目的駅まで進んでしまう。あれだけ緻密だからなのか、あれだけ緻密すぎるのに、なのか、いずれにしても東京の電車、電車網ははすごい。
個人的に好きなのは、JRではなく“連合”と勝手に呼んでいる、東京メトロや私鉄のネットワーク。あの連携力と柔軟さには、毎回唸らされる。たとえば、大手町から東京駅へのアクセス。最初は「これは歩くしかないな…」と覚悟していたが、連合を駆使すれば、一本乗り換えを挟むだけで驚くほどスムーズに移動できる。タクシーとかの車よりも安い(便利だし)。まるでテーマパークの園内を走るトラムのような感覚。徒歩はきついが乗ってしまえばこちらのもの笑。
いずれにしても、乗り継ぎの妙を知るたびに、東京という都市の設計思想に触れているような気がする。
この設計が、最初から緻密に計算されていたものなのか、それとも都市の成長に合わせて自然に形作られてきたものなのか。あるいは、日々変化する人の流れに対応しながら、少しずつ洗練されてきたのかもしれない。
理由はどうあれ、今の東京の電車網が見せる完成度の高さには、思わず見惚れてしまう。
乗り換えのタイミング、ホームの配置、案内のわかりやすさ。どれも無駄がなく、必要なものだけがきちんと揃っている。魔法は魔法だが、その理由はきちんと存在る。それでもこのスルスルと目的地に辿り着く凄さと気持ちよさには脱帽しかないと思っている。
