「ずぶ濡れの革靴と、4.5%の配当利回り。~嵐の日の外回りで、私が損保株に感謝した理由~」
今日も吊り革に掴まりながら、スマホで配当利回りをチェックしていました。佐藤です。
予報外れの豪雨。駅前のコンビニで買った500円のビニール傘は、ビル風にあおられて無惨に骨が折れました。取引先へ向かう道すがら、安物の革靴には冷たい泥水が染み込み、靴下の中で不快な音を立てています。
「佐藤くん、この資料、今日中に先方に届けておいて。あ、ついでに謝罪もね」
上司の軽い一言で、私の午後は土砂降りの街へと放り出されました。水飛沫を上げて走り去る高級外車。その後部座席でふんぞり返っている誰かと、びしょ濡れで頭を下げる私。同じ人間のはずなのに、この決定的な差は何なのだろうと、雨の匂いが混じる都会の排気音の中で立ち尽くしました。
しかし、私はそこで腐るのをやめました。 私のスマホ画面には、東京海上ホールディングスや三井住友海上(MS&AD)といった、日本を代表する損保株の数字が並んでいます。
雨が降れば、事故が起きるかもしれない。災害が起きれば、彼らの支出は増える。しかし、彼らはそれすらも織り込み済みで、長年「累進配当」や「高い配当性向」を維持し続けています。
私が今、この泥水を踏みしめて稼いでいる微々たる残業代。それは、そのまま日本のメガ損保たちの株に変わります。私が雨に打たれれば打たれるほど、私の口座には「チャリン」と入る配当の種が植えられていく。
「この雨は、私の資産を潤す恵みの雨だ」 そう自分に言い聞かせると、濡れた背広の重みも少しだけ軽くなる気がします。会社が私に「心の保険」をかけてくれることはありません。だからこそ、私は自分で自分の人生に、日本最高峰の利回りを誇る保険をかけているのです。
帰宅後、乾かない靴を玄関に放置し、私はまた1株、損保株を買い増しました。 いつか、雨の日にタクシーの後部座席で、ゆっくりと配当利回りをチェックするその日のために。
【追記:凡人な私たちが、自由を掴むまでの地図】
会社に人生のハンドルを握らせたまま、43歳まで来てしまいました。でも、ここからが本当の反撃です。 私のような万年係長でも、正しく積み上げれば「出口」は見えてくる。
後輩の昇進に心がざわついた夜こそ、感情ではなく「数字」に基づいた戦略を確認しませんか。
▼凡人会社員の「サイドFIRE」ロードマップ【全10回完結】 https://note.com/hitori_syatyo/m/mf30e65926dc2
キラキラした成功者の話ではありません。泥臭く、しかし着実に日本株で資産を積み上げ、会社という名の「檻」から静かに脱出するための全10回。
私も吊り革に掴まりながら、何度も読み返しています。
