回転率が高い野菜は「何割まで」なら経営を壊さないのか

回転率が高い野菜は、なぜ増えがちなのか
回転率が高い野菜は、
真面目な人ほど増えていきます。
・売り場が空くのが怖い
・売れない野菜を置きたくない
・「動くもの」を作っておけば安心
結果、気づくと
経営の中心が“回転率”になっている。
でもこれは、間違いというより自然な流れです。
結論:回転率が高い野菜は「3〜4割」まで
僕の感覚では、回転率が高い野菜は3〜4割まで。
これは正解ではありません。
あくまで、経営が壊れにくい目安です。
これを超えて5割、6割と増えてくると、
経営は少しずつ「作業型」になっていきます。
5割を超えると経営が苦しくなる理由
回転率が高い野菜の特徴は、だいたい同じです。
・単価が低め
・収穫・調整・袋詰めが多い
・作業が途切れない
売れているのに、
・時間が取れない
・次のことを考えられない
・利益を「量」で補おうとする
こうなると、
売り場を維持するために働いている状態になります。
忙しいのに、楽にならない。
この感覚が出てきたら、黄色信号です。
回転率が高い野菜の“正しい役割”
誤解してほしくないのですが、
回転率が高い野菜は悪者ではありませんよ。
むしろ、必要です。
役割としては、
・就農初期の現金化
・売り場づくり
・お客さんとの接点
・信頼の入口
この役割に使うなら、3〜4割はとても優秀。
ただし!
利益を残す役割まで任せると無理が出る。
「壊れない経営」の感覚的な配分
私が「これは続くな」と感じる配分は、
こんな感じです。
回転率が高い野菜(3〜4割)
・葉物野菜
👉 売り場と現金を安定させる存在
利益を作る野菜(3割前後)
・単価が高い
・保存がきく
・作業が集中しすぎない
👉 経営を楽にする存在
余白(残り)
・実験的栽培
・少量栽培
・将来の柱候補
👉 ここがゼロになると、経営は詰み始めます
回転率が高い野菜を減らすサイン
もし今、
・回転率が高い野菜が6割以上
・ずっと畑に出ている
・売り上げの話はできるが、利益の話が曖昧
この状態なら、
減らすタイミングが近いかもしれませんね。
一気にやめなくていい。
・面積を少し削る
・作期を減らす
・種類を絞る
それだけでも、呼吸が少し楽になります。
最後に:割合は、自分を守るための線引き
回転率が高い野菜は、
使い方を間違えなければ、強い味方です。
でも、主役にしすぎると経営を疲弊させる。
3〜4割が
売り上げのためではなく、
自分を守るための線引きだと思っています。
