見出し画像

「貯蔵できる野菜」と「ドライハーブ」の現実的な比較

「1人で農業をやるなら、何を作るべきか?」

この問いに対して、
僕は作りやすさや流行りよりも、
経営として続くかどうかを最優先に考えています。

その中で、よく比較されるのが

・貯蔵できる野菜の栽培
・ドライハーブにできるハーブの栽培

今回は、この2つを
1人農業・経営目線で整理してみます。


貯蔵できる野菜という選択

代表的な作物

・玉ねぎ
・かぼちゃ
・さつまいも
・じゃがいも
・にんにく  などなど。

メリット
貯蔵できる野菜の一番の強みは、
「すぐに売らなくていい」ことです。

収穫後にある程度保管できるため、
・直売所の出荷タイミングを調整できる
・天候や作業都合に振り回されにくい

という安心感があります。

また、道の駅や直売所では
高齢層のお客さんが多く、
定番野菜は、レシピや説明なし
売れるのも大きなメリットです。


デメリット

一方で、経営面で見ると弱点もはっきりしています。

・重くて運搬が大変
・価格が周囲と横並びになりやすい
・量を作らないと利益が出にくい

つまり
「作業量 × 面積」に依存した経営になりやすい

ということです。

体力があるうちは回りますが、
1人で長く続けるとなると、
どこかで限界が見えてきます。


ドライハーブという選択

代表的な作物

・ローズマリー
・タイム
・オレガノ
・ミント、などなど。

メリット

ドライハーブの最大の強みは、
「軽くて、腐らず、単価を自分で決められる」ことです。

・少量でも商品になる
・乾燥させることで保存期間が長い
・ネコポスなどで全国発送できる

これは1人農業にとって、
非常に相性のいい条件です。


デメリット

ただし、良いことばかりではありません。

・初期は売れにくい
・使い方を説明しないと買われない
・香りや品質管理に気を使う必要がある

つまり、

「作れば売れる」作物ではない

という点は、最初に理解しておく必要があります。


経営構造の違いを整理する

貯蔵野菜の売上は、基本的に

面積 × 収量 × 市場価格で決まります。

一方、ドライハーブは

少量 × 加工 × ストーリーで売上が変わります。

どちらが良い・悪いではなく、
稼ぎ方そのものが違うのです。


1人農業の現実的な答え

僕が現実的だと感じているのは、

・主軸:貯蔵できる野菜
・補完:ドライハーブ

という組み合わせです。

貯蔵野菜で

・毎月の現金化
・地域での信頼

を作り、

ドライハーブで

・利益率
・ブランディング
・将来の伸びしろ

を積み上げる。

この役割分担ができると、
1人農業の経営は
かなり安定するのではないかと思いました。


いいなと思ったら応援しよう!