青山学院大学総合文化政策学部客員教授。アグロスパシア株式会社取締役・編集長。
何やら立派そうな肩書ではあるが、ツイッター上では常軌を逸した「オタク」差別発言とひっきりなしの虚言、悪い意味でぶっ飛んだ妄想を連発し、特に「オタク」関連の発言を叩かれたことで逆恨みを募らせたまま現在に至る。
著書に『ヴァティカンの正体』があるが、アマゾンをはじめとするネットの書評では「内容が薄い」とすこぶる評判が悪い。
ツイッターIDは@tawarayasotatsu。もちろん俵屋宗達のことであり、ツイッターアイコンも風神雷神図なのだが、どういう関連または愛着があるのかは不明。
特にその酷さがオタク界隈に知られるようになったのは下記の発言。
イタリアに住んでいた時、国際情勢や政治について考えながら歩いている通学時に数歩進むごとに男たちから「チャオ・ベッラ」とか「ジャポネジーナ」とか声をかけられ、思考を分断され、不快な顔をすると「なんだよ」と言われて地獄でした。萌えキャラを見るとそういう男たちを思い出すんですよね… https://t.co/W4NGv3Vp1W
— 『NY午前0時 美術館は眠らない』配信開始!/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) October 26, 2018
ちなみにジャポネジーナとは「日本人の女の子」、チャオ・ベッラとは「美しい女性」の意味である。突っ込まれる理由は一読してお判りであろう。
何を考えていようが言われることは同じに決まっているのにわざわざ「国際情勢や政治について考えながら」と書いてしまうマウンティング欲。いくらイタリアでも(失礼)さすがに数歩ごとにはナンパされないであろうに露骨過ぎる話の誇張(あるいは全くの虚偽)。それより何より「イタリア男のナンパ」と「萌えキャラ」という余りにもあまりな関連性の無さ。
三重苦揃ったこのツイートに突っ込みが殺到したのである。
しかしこの炎上によって岩渕氏は反省しなかったばかりか、完全にオタク憎悪をこじらせ、しかもその発露手段としてひっきりなしに嘘を吐き続けた。代表的なものをいくつか挙げよう。
どこの出版社でも書籍のタイトルは営業が決めるので著者の意向は却下されます。それにこの本は2014年だったかな。書籍内で世界中に広がるカトリック聖職者の児童・若者への性暴力についての捜査が進んでいることについては触れています。あなたがミスリード狙い、もしくは出版業界のことをご存知ない。 https://t.co/TYhZhiBLPQ
— 『NY午前0時 美術館は眠らない』配信開始!/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) November 1, 2018
これは著書である『ヴァティカンの正体』についての発言。
タイトル負けを指摘され「書籍のタイトルはどこの出版社でも営業が決める」などと放言して、出版社勤務の人や漫画家などから総突っ込みを受けている。よりにもよって「オタク」界隈と喧嘩しているときにこんなことで嘘を吐く危険性が分からなかったのだろうか。
「猫を見せてあげる」と連れ込まれて殺害された女の子がいましたよね。親御さんたちが一番怖れるのは「ポケモン」をダシにどこかへ連れ去られたりすることなのではないでしょうか。そういう意味で「子どもたちが大好きなピカチュウ」に大人が性的な関心を持つことに恐怖を感じる保護者は多いようです。 https://t.co/oPG1LDZbvP
— 『NY午前0時 美術館は眠らない』配信開始!/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) November 6, 2018
これだけでも不気味に思う親御さんは多いのに、ピカチュウに性的に惹かれるという人で幼児を犯したいと書いている人がいた、それも一人ではない(これらのアカウントは報告済みです)ということで、親御さんたちが恐怖するのは無理ないことだと私は思います。 https://t.co/RMVALHCTGa
— 『NY午前0時 美術館は眠らない』配信開始!/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) November 9, 2018
……いやいやいや。
「ピカチュウに性的な関心を抱く」人と児童誘拐犯をどうにか結び付けようとしているが、そもそもピカチュウをダシに子供を誘拐するのと、犯人がピカチュウそのものに性欲を抱くことは全く関係ない。結び付けそのものに失敗している。
とにかくオタクを変態扱いしたい、侮辱したいという強烈な復讐心が見て取れるが、さすがに批判者からも揶揄や罵倒ではなく本気で頭の心配をする声が続出した。
ちなみにこの後も岩渕氏は「オタク=児童レイプ犯」という宮崎勤事件レベルの埃をかぶった図式を引っ張り、さも児童を心から心配する善人の様な口ぶりでツイートを繰り返す。
ところで、岩渕氏自身の著書『ヴァティカンの正体』にも、有名なカトリックの聖職者による児童虐待事件について触れた箇所がある。
全く関係のないピカチュウを巻き込んでまで児童の心配をする岩渕氏のこと、さぞや心を痛めて書いた文章だろう……。

もう一つヴァティカンがらみのスキャンダルといえば、聖職者による児童への性的虐待に関する報道が後を絶つことが無く、これもまた、一般人にとっては「文学的な」興味を刺激される要因となっているかもしれない。(『ヴァティカンの正体』より)
…………文学的、か(嘆息)。
残念ながら彼女の「児童保護意識」は、オタク憎しのレッテルのためだけの道具でしかなかったようである。
次のツイートは、岩渕氏がいかに「萌え絵」が若い世代に相手にされていないか、を強弁しようとしたツイートである。
なるほどねぇ。そういえば、学生たちに「萌え」の少女キャラとかどう思う?と尋ねたところ「まったく興味ないから何も言うことはない」と言うので「友だちで描く人とかいないの?」と聞いたら「金さえもらえればどんなエロ画でも描くという女のコならいくらでもいる」と言っていました。総合大学です。 https://t.co/r2epid9uMs
— 『NY午前0時 美術館は眠らない』配信開始!/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) November 9, 2018
何その萌え絵師版ブラックジャックみたいな人たち!?
ていうか美大ならともかく総合大学なのに絵描きさん多いなw
彼女たちは絵を描くことが好きなだけで「萌え絵」を描くことだけが好きなわけではないんじゃないですか? 「萌え絵、好きですよね、好きですよね、好きですよね・・・」と迫られたら「そうです」としか答えられないんじゃ? そういう回りからのプレッシャーの話をずっとしているんですけど? https://t.co/7crwtD7kmU
— 『NY午前0時 美術館は眠らない』配信開始!/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) October 29, 2018
「萌え絵が好きですよねとプレッシャーをかけられる」――一体どこの世界の話なのだろうか。現実の日本とはとても思えないが。
また岩渕氏には「自分に文句を言うのはこんな奴ばかり!」というタイプの嘘をしょっちゅう吐くという特徴もある。
「大勢で言っているのがツィッターの今のレイシストやセクシストのやり方」についてですが、「大勢で言っているよう」に見せかけているのが現状で、多くのアカウントがフォロワー1〜5人、その他も50人以下のフォロワーのアカウントが多いことに気づきました。彼らなりの戦略なのでしょうか? https://t.co/sxLzkR4TC7
— 『NY午前0時 美術館は眠らない』配信開始!/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) November 14, 2018
ちなみに本当にその通りかどうか筆者が確かめてみた結果がこれである。
あの、たとえばあなたのツイで特に多く反論が寄せられているこのツリーを見る限り、150を超えるリプ数とそれに続くリプの中で、フォロワー数が1桁なんてほんの数えるほどしかいないし、数百人以上が圧倒的に多いようですが?https://t.co/NkdZJC5Q93
— HitoShinka -ヒトシンカ-@文筆業/『センサイクロペディア』編纂・『シンカ論』連載中 (@hitoshinka) November 14, 2018
このツリーも同じ。84件のリプとそれに続く返信のうち、フォロワー数1桁のツイは数個しかありませんでした。https://t.co/froDYAhIqH
— HitoShinka -ヒトシンカ-@文筆業/『センサイクロペディア』編纂・『シンカ論』連載中 (@hitoshinka) November 14, 2018
これはリプ数62ですが、やはりフォロワー数1桁など数個。あなた、どんな幻を見ているんですか?https://t.co/KX0POnTf12
— HitoShinka -ヒトシンカ-@文筆業/『センサイクロペディア』編纂・『シンカ論』連載中 (@hitoshinka) November 18, 2018
お次は日本アニメの世界的な評価について腐そうとしているツイートをご紹介しよう。
そういう話はこの手のコンテンツが世界で高く評価され、莫大な経済効果を日本にもたらしてから言って下さい。世界市場で相手にされないコンテンツがなぜ売れないのか…専門に研究している方もいるだろうとは思いますが。 https://t.co/y1Mq6LfdP9
— 『NY午前0時 美術館は眠らない』配信開始!/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) November 14, 2018
いや、日本アニメはまさにそういう、世界的に評価され経済効果ももたらしているコンテンツであるのは、よく知られた事実である。
そもそもどうやら岩渕氏は「経済効果」という言葉を「外国に売れる」という意味だと勘違いしているらしい。本国内の需要に応え景気の巡りを活性化させることも立派な『経済効果』なのだが……。
この人のプロフィールには「富裕層マーケティング」をしているという文言もあるのだが、経済効果の意味を知らなくてもマーケティングの仕事は務まるのだろうか?
日本の大手が「絶対に売れない」と断言して、出資に消極的だったこの作品の配給にすべてをかけたのは、たしかイギリス人の男性だったと配給の仕事をしている友人に聞いた。世界市場で日本の作品をどう売るか・・・を考えるには、日本人のドメスティックな思考からどう脱却するかが課題というわけ。 https://t.co/3wXoz8cYvH
— 『NY午前0時 美術館は眠らない』配信開始!/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) May 27, 2017
アニメ『この世界の片隅に』の配給に至るエピソードを聞き齧って。日本人アニメ関係者の先見の無さという方向での罵倒。
配給にイギリス人男性が奏功したのは事実ではあるが、それに先立つ出資も制作も売込みも日本側によってなされている。それより何より件のイギリス人に作品の良さが分かったのは「作品ができてからの話」だったからである。
「萌え」について調べ始めたら、真っ先に出てきたのが"Moe is related to neoteny"という定義。ネオテニーですよ…(https://t.co/DrvwOt3Kmi)ちょっと吃驚したけど、学術的に述解するとそうなるんだろうな。
— 『NY午前0時 美術館は眠らない』配信開始!/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) November 3, 2018
えーと。英語で"be related to~"って「何々と関係がある」という意味だから、「定義」とは呼べないんじゃないかな?
ちなみにネオテニー(幼形成熟)とは、動物の生体に幼体の特徴が残る現象のこと。有名なのがウーパールーパーとも呼ばれるメキシコサラマンダーの幼形成熟体である。wikipediaにあるというので英語版の「moe(slang)」の項を見てみたが、ネオテニーが登場するのは本当にこの「萌えはネオテニーと関係があり……」という一箇所だけで、執筆者がどんな関係があると思っているのか皆目分からなかった。
突っ込まれて岩渕氏は論文を紹介するといって出してきたのだが、その2つの論文には両方とも、ただの1回たりともneotenyという単語が登場していなかった。
どっちもneotenyで文中検索して0ヒットなんですが(語尾変化を考慮してneoteでも). https://t.co/VsOkfDOe5b
— HitoShinka -ヒトシンカ-@文筆業/『センサイクロペディア』編纂・『シンカ論』連載中 (@hitoshinka) November 5, 2018
そもそもネオテニーは純然たる生物学の用語である。萌えに見られる「可愛らしい女性が好き」という程度の明らかな文化的な話を結び付けるのは、仮に論文があったところでまず間違いなくトンデモ説の類であろう。
そして、彼女の最も悪名高いツイートがこれである。
いわゆる、そうした日本の童顔・巨乳、でか尻、足細の女性キャラって、一昔前の言葉で、使うことにも躊躇しますが「奇形フェチ」だと思うのですよね。昔の中国の纏足につながるような身体形成で、それは正に男性による女性のモノ化であり、人権・人格否定。 https://t.co/EadDt2GMth
— 『NY午前0時 美術館は眠らない』配信開始!/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) October 27, 2019
お気持ちはわかりましたが、変態志向集団による「奇形フェチ」。そういう人たちは人目を憚って、どこかに隠れてご自分たちの趣味を謳歌されたらよろしいでしょう。まるで日本人の多くがこういう価値観であるかのように振る舞うのはやめて欲しい…それだけ。 https://t.co/HhzivhoocD
— 『NY午前0時 美術館は眠らない』配信開始!/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) October 27, 2019
胸の大きな女性を好むのは足の小さな女性を好むのと似ていて、だから中国の纏足に似ている……だから人権否定・人格否定であるというのだ。牽強付会にもほどがある。
そもそも胸の大きいヒロインは(普通は)ただ胸が大きいのであって、無理やり矯正しているわけではないので、実際に近いのは纏足ではなく元々足が小さいキャラクターだろう。それがたとえば誰かといえば、シンデレラである。
幼い顔で不自然に乳がでかいことで意図的に身体に「障害」を負わせた状況を絵画や映像イメージとしてつくりだし、それを面白がるのはたしかに「ヘイト」と考えるべきだろう。 https://t.co/rDqrDVqlaD
— 『NY午前0時 美術館は眠らない』配信開始!/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) October 27, 2019
萌え絵を「女性差別」で規制することはほぼ絶対にできないが「奇形差別」なら条件付きで認められる可能性が十分にありそう。それ故に男性消費者が狂ったように騒いでいるようで、「黙っていたら大変なことになる」と言っている。というわけで、社会的文脈で「奇形とは何か」を定義する必要がある。
— 『NY午前0時 美術館は眠らない』配信開始!/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) October 28, 2019
これは、ナチスに「頽廃芸術」と断じられた芸術作品の代表、ディクスの【傷痍軍人】も弾圧できる論理である。あまつさえそのレッテルを(単にオタクに批判された私怨から)規制のためのレッテルに用いようとは……纏足とアニメより、ナチスと岩渕氏のほうがはるかに近いことが分かる。
次は「漫画文化なんて大したことないもん!」と主張するための【嘘松】である。
身の回りにいたコたちが才能に恵まれていたせいか、高校1〜2年で漫画のコンテストに応募して、佳作ぐらいだったら簡単に入選していた…ので漫画を描くのが大変だとは思わなかったということはありました。彼女らは残らず美大に合格し、漫画を描くのをやめ、普通の会社のデザイナーになりました。 https://t.co/tuJF1hByGf
— 『NY午前0時 美術館は眠らない』配信開始!/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) October 28, 2019
これ…漫画をペラ1で描いて「佳作」だと思った人が相当数いたみたいなので補足しておくと、15ページぐらいのストーリーのある読み切り作品で、彼女はストーリーも作画も全部一人でやって高く評価されていた。担当がついて漫画家になるより本人の選択で、美大経由で最終的に化学系の研究所に就職した。 https://t.co/D57NTVP9ea
— 『NY午前0時 美術館は眠らない』配信開始!/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) October 30, 2019
「普通の会社のデザイナー」になったのか「化学系の研究所に就職した」のかどっちだ?
ちなみに「佳作受賞者を1ページ漫画だと思っていた人」というのは岩渕氏が言い張っているだけで、筆者の探した限りリプ欄にも引用RT欄にも一人もいなかった。
そもそも「15ページぐらいのストーリーのある読み切り作品で、彼女はストーリーも作画も全部一人でや」るのは漫画賞に投稿するなら普通の話であり、それ自体を高く評価されることなどありえない。
おつぎは「痴漢」についての本人の自称体験記だ。これはもう嘘松に次ぐ嘘松なので、心して読んで欲しい。
根拠なき? 中学・高校と電車通学でしたので…体感としては毎日痴漢に合っていましたが、少なく見積もって週/4回、月/16回、夏休み、冬休み、春休み合計2ヶ月を差し引いたとしても年平均160回x6年で960回以上の痴漢(公共交通機関における性暴力)被害に会いました。友人女子もみな同じくです。 https://t.co/txJVCEIImj
— 『NY午前0時 美術館は眠らない』配信開始!/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) December 23, 2017
「友人女子もみんな」「毎日」痴漢に遭っていたのなら、通学する女子生徒そのものと同数くらいの痴漢がいることになるのだが。いくらなんでもそんなには居ないのではなかろうか。
しかも続くツイートでは、そのありえないほど膨大な数の痴漢たちを、なんと「鉄道会社が庇っている」というのだ。
一人や二人の問題ではないので学校では親たちの集会でも議題になっていました。最近になって、大学の学生たちに話を聞いてなるほどと思いましたが、鉄道運行会社にしてみると痴漢は沿線企業の社員であり、数千人単位の大事なお客さまなのだそうです。そうやって今に至るまで痴漢を守り続ける日本社会。
— 『NY午前0時 美術館は眠らない』配信開始!/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) March 17, 2019
埼京線・・・名指しするのはと思ったけれど、この沿線の学校に通っていた電車通学の女子学生はほぼ全員が被害に遭い、駅経由で親も介入して警察にも届け出て、何度も事情を聞かれたり、裁判所の呼び出しで証言をしにいき、在学中、明らかに勉学に差し障りが出ている。それでも痴漢は野放しのこの国。 https://t.co/PSeGsDZIQd
— 『NY午前0時 美術館は眠らない』配信開始!/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) March 22, 2019
沿線の学校の女子への痴漢被害があまりに酷く、毎日大量の遅刻者が出る(駅から警察を呼んでもらって調書を作成)ため、学校が最寄駅から運行会社に「車内パトロール」要請をしたところ、「基本的にはお客さまなので・・・」と言ったそうです。中高生は3年で卒業していきますからね。 https://t.co/HlUasZ6JlH
— 『NY午前0時 美術館は眠らない』配信開始!/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) March 17, 2019
この記事が出た後、ある大学のクラスの女子に痴漢被害について聞いたところ、地方出身で電車通学の経験がないコは「知らない」と言った一方、埼京線沿線の学校出身者が「裁判の証人として出廷するため遅刻するコが多く、日常茶飯事。毎日泣きながら登校するコが大勢いた」と述べたことが印象的だった。 https://t.co/lha4zhZ1Mv
— 『NY午前0時 美術館は眠らない』配信開始!/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) December 23, 2017
世の中には多くの「痴漢冤罪」被害者による体験手記があるが、鉄道会社に庇ってもらったとか、そうするように会社が圧力を掛けてくれたなんて話を載せている本は、筆者の知る限り一冊もない(あったら教えてほしい)。
そもそも世の会社員たちは好きで電車に乗っているわけではなく、仕方なくその路線で通勤しているわけだ。「ウチの社員を捕まえたのが気に入らん」で電車を使わない――なんてことができるなら、誰も最初から辛い満員電車で通勤などしていない。
というか「駅経由で」警察に突き出されて裁判にまでなってる時点で、岩渕氏の話の中でさえ全然かばわれていない。
車内パトロールをしてほしいと保護者から要望が出て、鉄道会社の返事が「お客様なので……」という話も成立しない。通勤・通学時間帯の埼京線はその名の通り、ベッドタウンである埼玉から東京への出勤者ですし詰め詰め状態になる、日本で最も混雑する路線のひとつだ。客に遠慮なんて話が出るまでもなく、車内パトロールなんか歩き回れるわけがない。
「裁判の証人として出廷するため遅刻するコが多く」というのもやたら不自然である。裁判は別に朝にだけやるものでもないのに、なんで欠席や早退ではなく「遅刻」だけなのか。
……いままでの話は、彼女の専門であるらしい美術関連の話からはやや遠い話であった。しかしどうやら、専門分野においてさえ怪しい発言を連発していたりする。
彼女の【宇崎ちゃん献血ポスター事件】評によると、なんと「ポスターは作品ではない」らしいのである。
「ポスター」は作品ではない・・・ということがわからないんですね。こういう人たちにどう説明したら良いか、真剣に考えないといけない状況に日本はなってしまった。文化庁には責任を取ってもらいたい。 https://t.co/uoPtuQ7isa
— 『NY午前0時 美術館は眠らない』配信開始!/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) November 7, 2019
当然ながら(現代の萌え絵にも影響を与えている)ミュシャやロートレックをはじめ、ポスターをものした高名な芸術家などいくらでもいる。どう考えても負け筋の主張である。学者として芸術に関わる人物がしていい歪曲ではない。
まったく日本語が通じていない。「ポスター」の話は創作物の1ジャンルについてではなく、マルチプルかオンリー・ワンか・・・という話なのがわかりませんか? アート作品は印刷物とではなく、ポスターのオリジナルの一点ものと比較して欲しいという話をしています。 https://t.co/ryY00ARrAa
— 『NY午前0時 美術館は眠らない』配信開始!/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) November 8, 2019
商業的販売、大量消費のために創作・設計されたゲームと、芸術家が一点のみの作品を創造するのでは前提も条件もまったく異なるということを知らない人たちにその違いをどう理解してもらうのか…。それはダブルスタンダードとは言わないし、当たり前のことしか言わない私は「フェミ」ではない。 https://t.co/emknXdS0UC
— 『NY午前0時 美術館は眠らない』配信開始!/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) November 7, 2019
ポスターの「原画」は唯一無二ですが、クライアントが対価を支払って発注した商業作品は「芸術」とは呼ばないのです。ポスターは版画であってもその複製品です。これはどう思うか・・・ではなく、伝統的にそう決まっていることをお話しています。 https://t.co/Xs8FnrUP7g
— 『NY午前0時 美術館は眠らない』配信開始!/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) September 25, 2020
なるほど。オンリーワンなら作品で、商業的にマルチプルに売られるものは作品ではない、というのが基準らしい。浮世絵の版画なども全部作品ではなくなってしまうが。
しかし本人はこうも言っている。
黒澤明監督の第33回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した『影武者』の監督がみずから描いた絵コンテの展示を世界の名だたる美術館が展示できないと明言しました。監督の映画作品は芸術だが、絵コンテは「関連情報」に過ぎないとされ、寄贈するにしても「資料」としてしか受け付けられないと。 https://t.co/D7htr3NSQp
— 『NY午前0時 美術館は眠らない』配信開始!/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) November 9, 2019
えーと。映画作品と絵コンテでは、絵コンテがオンリーワンで、映画の方こそ商業的に販売されるマルチプルなものなんじゃないですかね? クライアントから対価も支払われてると思いますが。いきなり基準が逆転してしまっている。
一体彼女の混乱した「作品」認定は、どこで学んだものなのだろうか。都合のいいことに、本人が自爆……じゃなかった自慢してくれている。
ニ度と言うつもりはありませんが…NYのWhitney Museum of American Artで、全米の大学院から近・現代美術研究のために毎年10人しか選ばれないHelena Rubinstein Fellowに選ばれた美術館史上、私は唯一の日本人です。少なくてもアメリカではあなたに同意する人はいないことを断言します。 https://t.co/bL6qETo03M
— 『NY午前0時 美術館は眠らない』配信開始!/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) November 11, 2019
今まで累積で10人以上の英語圏に留学中の日本人がヘレナ・ルービンスタイン・フェローに応募したいと相談してきたのだけど、応募に辿り着いた人が未だに一人もいないのは残念。企画案や論文のサンプルは誰でもできると思うのだけど、注目されるような推薦状が取れる人がなかなかいないのが難点。
— 『NY午前0時 美術館は眠らない』配信開始!/岩渕潤子 (@tawarayasotatsu) November 12, 2019
ちなみに調べてみると、そもそもHelena Rubinstein Fellowというのは大学院の9か月の1コース名に過ぎないようである。しかも実際はその中の1コースである Art History/Museum Studies Programが年10人なだけ。コースの定員としては普通の人数である。(だから大したことない学校だというつもりはない。問題はあくまで質である)
さらに彼女が同大学院の唯一の日本人出身者だというのも嘘で、森万里子氏など他にも卒業生の日本人芸術家がいる。
この他にも細かい嘘や矛盾を挙げていけばきりがないが、とにかく嘘を吐くことに異常なまでに抵抗がない人物であることは分かって頂けただろう。しかしとにかく嘘の内容がエキセントリックであり、遠巻きに見る限りでは面白い事は確かである。
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