【マリネラの吸血鬼】
※【パタリロ!】からも転送されています。
魔夜峰央による長寿連載ギャグ漫画『パタリロ!』(1978~)初期の1エピソード。
単行本第4巻に掲載されていたが削除、現在は文庫50巻に収録されている。1982年のテレビアニメ版にも同タイトルで存在する。
吸血鬼に狙われているという妄想に悩む老婦人から相談を受けたパタリロが、その背後に隠された悪巧みを暴くというミステリー仕立ての内容である。
なお、同作に欠かせないキャラクター群である「タマネギ部隊」の初登場エピソードでもあったため、欠番となったことで、タマネギ部隊は説明無しにいつのまにか登場しレギュラー化した部隊という雰囲気になっている。
第16刷以降は本エピソードが4巻から削除され別作品との差し替えとなった。
当初は公式に理由の公表はなく、「きちがい」という用語や、ハーケンクロイツなどのナチスの描写(パタリロの暴政ぶりを揶揄する表現)が問題視されたためかと憶測を呼んでいた。
本作の欠番により各回に振られていた「作品番号(本作は12)」がしばらく繰り上がることとなったが、のちに本来は特別編であり作品番号がなかった「スターダスト」というエピソードに番号が振り直されたことでプラマイゼロとなり、以降は作品番号の変更はなかった。
2011年2月6日に開催された「魔夜峰央プレミアムトークショー in @Live&Dining 横浜Hey-JOE」において、出演した作者自身が本件について「アガサ・クリスティの短編『ラジオ』を下敷きにエピソードであったため、某大学のミステリ研究会から著作権侵害で訴えると言われ、編集長と相談の上欠番とした」と明かした。
本作の文庫化にあたり、クリスティー社の許諾を得たことで第50巻に再録。経緯の説明も掲載された。
パタリロの文庫、五十巻が今月14日に発売になります。ウン十年前、コミックス四巻からはずされた幻の作品、マリネラの吸血鬼、が、クリスティー社の承諾を経て、実に久しぶりに再録されます。はずされた経緯も書き下ろしで説明しておりますので、ぜひご一読を。なにとぞ、よしなに。
— 魔夜峰央 (@miichan28saipru) March 11, 2014
なお、このさい当初の憶測であった問題表現のうち、「きちがい」は「ノイローゼ」に文言が変更され、ハーケンクロイツは鉄十字に描き直されている
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