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「スパイシー=辛い」ではないと知った料理教室の話

先日、人生で初めてスパイス料理を習ってきた。
「スパイシー」な料理は「辛い」という思い込みが、心地よく裏切られる体験だった。

教えてもらったのは、骨付きチキンのビリヤニをはじめ、チャツネ2種類、カレー1種類にライタ(インドのヨーグルトサラダ)と、盛りだくさん。スパイスをふんだんに使った本格的なもので、とても美味しかった!

料理教室を申し込んだいきさつ

ある日、1人ランチするお店を探していた私。「そうだ、あのお店に行ってみよう」と、とあるスパイスカレー屋さんを思い出した。

私はお店の前をよく車で通っており、すりガラスのはまった赤いドアと白い壁がかわいらしくて、気になっていたのだ。お店を新規開拓するのに、ピッタリなタイミングではないか。

結論から言うと、料理がとても美味しかったし、店主の女性は気さくで話しやすかった。スパイスの香りが漂う、薄暗くて少し古びた店内。ピカピカに明るくないところが落ち着いていて、いい感じだ。

聞けば「最近、料理教室を始めた」という。気前よく、店主のオリジナルレシピを教えてくれるそうだ。評判が良く、少人数制の教室はすぐに枠が埋まる、とも言っていた。

にわかに興味がわき、気づけば「空いている日はありますか?」と申し込んでいた。

料理教室

作った料理・筆者撮影

料理教室は、10時30分~14時30分で行われる。なかなかの長丁場。とりあえず朝食は、しっかり食べておく。

今回は、私を含め6名の生徒が集まった。説明を聞きながら、みんなで料理を作っていく。とはいえ難しい作業はなく、野菜を切ったり、鍋をかき混ぜたりする。スパイスは、予め計量してくれてあった。

印刷したレシピがもらえるので、教わった料理を家で再現することも可能だ。なんと、チキンビリヤニを作るためのスパイス1回分のお土産もいただいた。お土産のスパイスも料金に含まれているとのこと。これは、家でビリヤニを作るハードルがぐんと下がる。非常に気の利いた心遣いではないか。

楽しく料理を作って、実食。

私は初対面の方ばかりだったが、一緒に料理を作ったので打ち解け、和気あいあいとした食事タイムになった。インドに行った経験のある方がいたり、この教室常連の方がいたり、会話が弾む。みなさん「美味しい」を連発する。

「スパイシー=辛い」ではない

スパイスカレーと聞くと「汗が噴き出すような辛いカレー」を連想する方が多いのではないだろうか。私はスパイスを使えば使うほど、辛い料理になるとずっと思っていた。

ところが、これは勘違いだった。店主に聞くと「辛味」のスパイスは、唐辛子や胡椒など、ほんの数種類しかないそうだ。つまり「辛味」のスパイスの量を調整すれば、辛さは好みに合わせて加減できる。

スパイスは、香りや味に深みを出すために組み合わせて使用する。また、インドではその日の体調などによって、組み合わせるそうだ。辛くするために、スパイスをふんだんに使っているのではないらしい。

教えてもらった料理を食べると、華やかな香り、漢方薬のような香り、草っぽい香り、ナッツみたいな香りが鼻から抜けていった。確かに辛いけれど、激辛というほどではない。

食べ進めるうちに体がポカポカしてきた。辛い、美味しい、辛い、美味しい巡り巡って、ただただ美味しい、スプーンが止まらない。

あぁ、これがスパイシーという味なんだと気づいた。「香辛料がきいている」と「辛い」は同義ではないと学んだ料理教室だった。

後日、チキンビリヤニを自宅で作ってみた。いただいたスパイスを使って、とても美味しくできた!スパイス沼にハマりそうだ。




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