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生成AI Nano Banana 2で装飾文字プロンプトを試してみた

Xを見ていたら、言葉を題材にして装飾文字を作るプロンプトを見かけました。指定した言葉を大きく書き、その言葉から連想される要素で文字そのものをデザインしていく、という内容です。おもしろいのは、ただ目立つ文字を作るのではなく、言葉の意味や空気感までデザインに取り入れようとしているところでした。

今回は、このプロンプトをもとに、Nano Banana 2やChatGPTで装飾文字を試した実例を紹介します。


装飾文字プロンプトのポイント

このプロンプトでまず押さえたいのは、指定した言葉を大きく書くことです。装飾が目を引いても、中心にあるのはあくまで言葉そのものです。文字が小さくなったり、絵のほうが前に出すぎたりすると、装飾文字というよりイラスト寄りになってしまいます。言葉をしっかり主役に置くことが前提になります。

【プロンプト】
「(任意の文字)」という言葉を題材にした装飾文字を作成。この指定した言葉を大きく書き、言葉のイメージから連想されるデザインの装飾文字を作成する。既成のフォントにとらわれず、柔軟な発想で独創的なデザインを作成する事。背景はデザインに合わせて単色の白または黒。

次に重要なのは、言葉のイメージから連想されるデザインにすることです。ここでは、ただきれいに飾ればいいわけではありません。その言葉を見たときに浮かぶ色や形、動き、質感を拾って、それを文字の中に入れていく必要があります。文字のまわりに飾りを足すというより、文字そのものを題材に合わせて変えていく考え方です。

また、このプロンプトでは既成のフォントにとらわれないこともはっきり求められています。普通の字体に少し飾りを足しただけでは、狙っているおもしろさが出にくいので、その言葉ならではの形を作る発想が求められます。読めることは必要ですが、整いすぎるよりも少し攻めた形のほうがこの手の題材には合います。

つまり、このプロンプトのよさは、見た目を派手にすることだけではなく、言葉ごとに違う見せ方を引き出しやすいところにあります。文字をただ並べるだけでは出てこない、その言葉ならではの空気を形にできるところが、装飾文字のおもしろさだと思います。

実例1. タピオカミルクティー

実際に考えた題材の一つが、タピオカミルクティーです。ミルクティーのやわらかい茶色、ミルクのなめらかさ、タピオカの丸さとつや、ストローの直線、カップの透明感といった要素がはっきりしているので、文字の中に入れられる材料が豊富です。

【プロンプト】
「タピオカミルクティー」という言葉を題材にした装飾文字を作成。この指定した言葉を大きく書き、言葉のイメージから連想されるデザインの装飾文字を作成する。既成のフォントにとらわれず、柔軟な発想で独創的なデザインを作成する事。背景はデザインに合わせて単色の白または黒。

Nano Banana 2で生成するとこのようになります。

また、こちらはChatGPTで生成した結果です。同じプロンプトでも、使うAIによって雰囲気がかなり変わります。

実例2. 北風と太陽

もう一つの題材は、北風と太陽です。こちらは、二つの対照的なものが一つの言葉の中に入っているという、さっきとは別のむずかしさがあります。冷たさとあたたかさ、鋭さとやわらかさ、青と金といった対比をどう一枚の中で調和させるかが見どころです。

Nano Banana 2で生成するとこのようになります。

こちらはChatGPTで生成した結果です。

実例3. 犬も歩けば棒に当たる

三つ目の題材は、犬も歩けば棒に当たるです。この言葉のおもしろさは、質感や対比よりも、場面そのものがはっきり浮かぶところにあります。犬が歩く動き、棒が当たる瞬間の勢い、少しユーモラスな空気まで含めて表現できるので、装飾文字としても意外とおもしろい題材です。

Nano Banana 2で生成するとこのようになります。「も」が2つになってしまっていますね。

また、こちらはChatGPTで生成した結果です。

まとめ

装飾文字は、読めることはもちろん大事ですが、それ以上に、その言葉らしい雰囲気が出ているかどうかで仕上がりがかなり変わります。

今回いくつか試してみて、同じプロンプトでも題材によって発想がかなり変わるのがおもしろいところだと思いました。タピオカミルクティーのように質感や楽しさをふくらませやすい言葉もあれば、北風と太陽のように対比をどう見せるかが中心になる言葉もあります。

このプロンプトのよさは、見た目を派手にすることだけではなく、言葉ごとに違う見せ方を引き出しやすいところにあります。その言葉ならではの空気を形にできることが装飾文字のおもしろさだと思います。


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