【思考の型】問題の解像度を上げることで、効果的な解決策を導き出す方法
1. まず、"問題"とは何か?
問題という言葉は日常的に使用されますが、その定義を正確に理解しているでしょうか。
問題とは、現状と理想の間に存在する「解決が必要な障害や課題」を指します。
現状と理想の「ギャップ(隔たり)」と表現しても良いと思います。
「何が問題なのか」を明確にすることが、問題解決の最初のステップとなります。
多くのケースでは、この「問題の本質」が不明瞭なまま取り組んでしまい、解決策が効果を発揮しないことが多いのです。これを「問題の解像度が低い」と表現できます。
問題が定義しずらいテーマ
問題を明確にしずらいテーマがあります。
それは、将来なりたい自分と現状のギャップ(問題)です。
つまり「夢」です。
「夢はあるんだけど何をしたら良いかわからない」
という経験をしたことはないでしょうか。
問題の解像度をあげるにはコツがあります。
2. 解像度を上げるためのプロセス
問題の解像度を上げる、つまり問題をよりクリアにするためには、細分化が必要です。
細分化とは、大きな問題を小さな要素に分解し、それぞれの要素を分析することです。
例えば、「業務効率が悪い」という問題に直面している場合、それをさらに分解して考えます。
「コミュニケーションの不足」「作業フローの不明確さ」「技術的なスキル不足」など、問題の具体的な要因を特定することで、解像度が上がります。
自分にこんな問いかけをすると問題を分解するヒントになります。
この問題の要因(原因の候補)は何か?
6M(人、環境、機械、方法、計測、管理)の切り口で要因はあるか?
そもそも○○という問題は本当か?
この問題の重要な切り口(構成要素)は何か?
「業務効率が悪い」という問題は、「なぜ業務効率が悪いのか」という問いを立てるとため、こうなればいいのにとあるべき姿を想像することが簡単にできます。
解決しやすい問題は、「不満」という感情から出てくる場合が多いと感じています。
テーマが将来の「夢」のときは?
将来なりたい「夢」ではどうでしょうか。
現状となりたい自分のギャップ(問題)を明確にすることはなかなか難しいのではないでしょうか。
なぜギャップを明確にするのが難しいのか。
多くの場合、夢を達成した時の状態が明確ではないからです。
「"手触りがあるくらい"鮮明にカラーでイメージしなさい」と稲盛和夫さんは言っていますが、
本当に叶えたい夢を自分がまさに体験している状態を具体的にイメージできると現状となりたい自分のギャップが浮かび上がってきます。
ヒントになる問いを挙げてみます。
夢を達成したときどんな状態か?
何ができるようになっているか?
どんな振る舞いをしているか?
誰と夢を達成しているか?
夢を達成した時どんな環境に身を置いているか?
夢を達成した自分は人とどんな関わりをしているか?
いつ夢を達成しているか?
夢を達成している自分はどんな気持ちか?
夢を達成した自分を見て誰が喜んでくれているか?
夢を具体化していく際の参考にしていただけると幸いです。
夢を達成した自分になりきって、今の自分に向かってアドバイスしてみると良いかもしれません。
なりたい自分が明確になるほど、現状とのギャップの解像度が上がってきます。
3. 解像度が上がると見えてくるもの
問題を細分化し、その解像度を上げることで、最初は漠然としていた課題が「具体的な改善可能な要素」に分解されます。このプロセスを通じて、どこにアプローチすれば効果的な解決策を見出せるかが明確になります。
例えば、先ほどの「業務効率の悪さ」という問題が、実際には「コミュニケーション手段の適切さ」に起因していたとすれば、解決策は「ツールや方法の見直し」になります。このように、問題を適切に定義することが解決への大きな一歩となります。
4. まとめ: 問題解決の第一歩は「問題を定義すること」
仕事や学業において、あらゆる問題に直面することは避けられません。しかし、解決策を見出す前に、「問題の本質を見極める」ことが最も重要です。そのためには、問題を細分化し、各要素を検討しながら解像度を上げていくことが欠かせません。
次に問題に直面した際には、ぜひこのプロセスを活用し、解像度の高い問題定義からスタートしてみてください。それが、効果的な解決策を導き出す鍵となります。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
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