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ヒーローレッドの復活(途中)|#せりふ三題噺

#ショートショート  本文:706字)

 荒々しい北風が吹く冬の海。

 俺はここで何をしているのだろう。身体は快復したものの、記憶がまだまばらだ。不慮の事故で爆死したと思われるほどの怪我を負ったと聞いた。だが、どんな事故だったのか思い出せない。

 突然、風が止まった。これが冬凪か。だが、波まで不自然な形で止まっている。まるで時間が止まったかのようだ。

「パララ~、パッパラッパ、パララ~🎵」
 どこからかトランペットの音がする。海に注ぎ込む川の向こう岸で、白いカウボーイハットをかぶった男が吹いているのが見えた。

 男は、演奏をやめると突然こちらへ走り出し、すぐそこに架かっている橋を渡らずに、川べりに置いてある踏切板を使ってこちらにジャンプしてきた。

「レッド。おまえはそのままでいいのか。悪はまだなくなっていない!」
 男は俺に向かって話し始めた。レッドとは俺のことか?
「おまえにしか救えない命がある。向こうの林で多くの悲鳴があった。さあ、行け!」

 何かが俺の中で弾けた。
「わかった。ありがとう! ところであんたは?」
 カウボーイハットに手をやりながら、男は言った。
「ワインレッド……とでも呼んでくれ。未成年はワインを飲むなよ」
 俺は童顔だが成年済みだ、おっさん……とは言わずに、目礼して駆け出した。

 橋を渡った先にある林には、大きな穴が掘られていて、その中から悲鳴が聞こえる。
「ミャ~」「ニャ~」「フミャ~」「ニャオ~ン」

 穴の底には、数えきれないほど猫が捨てられていた。
「これ、不法投棄じゃん!」

 レッドはすべての猫を穴から救い出して保護団体に引き渡し、何匹かを預かることにした。

 俺は、猫をモフモフしながら、つぶやいた。
「俺にはまだまだ癒しが必要だにゃ」

(了)

猫を捨てたら、すべて不法投棄です。


はれるや( ´ ▽ ` )ノ。です。
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よろしくお願いします。
#せりふ三題噺 #トランペット踏切冬凪 #それ不法投棄じゃん

レッドが爆死したお話はこちら。

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では、今日はこのへんで。
はれるや( ´ ▽ ` )ノ。

#事故 #冬凪 #トランペット #カウボーイハット #踏切板 #レッド #ワインレッド #不法投棄 #保護団体 #癒し #モフモフ

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