ショートな秋|灯火杯4th
( #ショートショート 本文:1250字)
年々、秋が短くなっている。夏はいつまでも居座り続け、9月も終わりになって、やっと真夏日でなくなった、と思ったら、すぐに冬がやってくる。
以前は、秋に〇〇を付けて「〇〇の秋」とよく言ったものだ。短い秋にいくつもの「〇〇の秋」は尺が合わない。私だったら、さしずめ、何の秋だろう。
八代亜紀。——すみません。ふざけました。真面目に考えます。
食欲の秋。おいしいものがいっぱいな秋。だが、ダイエット中な私にはしっかり目をつむっておきたい秋。
スポーツの秋。インドア派の私には一番遠い秋。eスポーツだって反射神経ゼロの私には到底無理な秋。
読書の秋。普段から読書は好きなので、特別、秋を強調する必要はなし。梨と言えば幸水も二十世紀もどちらも好き。だめだめ、食欲の秋に引っ張られちゃった(てへぺろ)。
芸術の秋。そう! noterの私には、これがぴったり。芸術というと絵画や音楽をイメージするかもだけど、文筆活動だって、りっぱな芸術(アート)だ。ちなみに、引っ越しセンターではない。
私は詩人ではない。ともすると寝食を忘れてあやうく死人になりかけたことはある。私の知人に信心深い詩人がいる……なんて韻を踏んでラップまがいな文章なら私も書ける。これは詩じゃない。
私は随筆を書かない。というより、書けない。私の書く文章がぶっ飛んでいるからだ。横道にも縦道にも斜め道にも話が逸れまくる。何を書いているのか本人にもわからない。できあがるのは、エセ随筆——エセエッセイだ。
私が書くのは小説だ。嘘八百、いや、嘘八万くらいの勢いで嘘を書く。嘘と書いて物語と読んでほしい。いくら話が逸れても、嘘なのだからノープロブレムで無問題。
長編小説は書かない。だらだらふらふら、いつまででも書けるが、そんなことをしていたら、読者は42.195km後ろに置いてけぼりになる。マラソンしても丸損しても作者(私)には追いつけない。
だから、私は短編小説、それも、とっても短い物語を書く。ウサイン・ボルトもノア・ライルズも一気に駆け抜けるくらい短い物語。世間一般で言う、ショートショートという類の小説だ。
ショートショートというのは、たいていオチがつく。関西人の私にはオチのない物語は考えられない。読者が「なんでやねん!」と思わず関西弁でツッコミたくなるオチをつけたい。これは先天性の病気である。
いつの間にか、ほんの少し話が逸れた気がする。話を戻そう。秋がどんどん短くなっている。だから、短い秋にはショートショートが似合うのだ。
創作大賞の中間選考にまったくかすりもしなかったショックなんてクソくらえ!(お下品です!) おもしろいショートショートを書きまくってやる。
さて、次は「秋は短し恋せよ乙女」というわけじゃないけど、恋する乙女の物語でも書きましょっかね。フィクション、フィクション、ハックション!
考えちゃいけない。空から降ってくる言葉を指先に乗せてキーボードにどんどんぶつけろ!
秋は短いが夜はまだまだ長い。
(了)
これはエッセイではありません。フィクションですー。
はれるや( ´ ▽ ` )ノ。です。
灯火さんの企画に参加します。
よろしくお願いします。
#灯火杯4th #秋 #アート #書く人へのエール
では、今日はこのへんで。
はれるや( ´ ▽ ` )ノ。
#ほぼ毎日ショートショート #八代亜紀 #食欲の秋 #スポーツの秋 #読書の秋 #芸術の秋 #オチ #なんでやねん #フィクション
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