言想綴園・怒涛の開催期間を終えて_20260628
こちらのエントリーでも告知させていただいた、五月末からの怒涛のスケジュールをどうにか消化した振り返り投稿です。今回もご来場・ご出演・ご協力くださる皆々様への、感謝と謝罪の気持ちを目いっぱい篭めてます。
①5/30(土)言想綴園 弐拾弐@くまから洞
【浅沼諒空より】
初めましての古民家カフェくまから洞さん……とっても素敵なお店でした。
この界隈の先達にして重鎮であられるSTANDARD LINE.のふくぅさんと初めてご一緒出来たり、長年に渡りお世話になってきたネット声優の沼端ひさのさんをオフラインの場に送り出せたり、個人的には収穫大でした。お忙しい中ご助力いただき本当にありがとうございました!
なお上演作品が青空文庫メインだったりふくぅさん所縁の方々に多く出演していただいたのもあってか「reading文学」っぽさがそこはかとなく濃厚な回でしたね。仄暗くなっちゃうのは季節柄仕方ないというていで……。
しかしながら、主催側としてはHLUGらしさや言想綴園らしさをイマイチ押し出せなかった感もあったり、読み手の皆さんや会場の持ち味を活かし切れなかったり、一つのイベントとしての純度・完成度に対しもっともっとこだわるべきだったのでは……という反省点は残りました。まだまだ未熟ですね。
【えいきんたろうより】
この日から6月末まではスタッフワークが続くな、と内心おっかなびっくり、連続で出来るかな?って思っていました。
個人的にスタッフワークは演者出演よりも緊張してしまうというか、本番を迎える人達が活躍しやすくバックアップできているのか、常に自問自答しながら働いています。今回は、その中では比較的ラフにスタッフワークさせていただい印象です。
くまから洞さんは、古民家カフェということもあり、木造住宅の良さと5月の晴れ晴れとした天気も後押しして、過ごしやすい場所でした。
その中で自分のスタッフワークはただそこにいるだけにも感じてしまうぐらい、やっていることは少なかったかもしれません。前述の文章は何だったのか、今にして思ってしまいます。
それでも、自分も読んだことのある本の朗読が聴ける環境でお仕事が出来ると、自分の範疇外の読みが聴けるのでありがたい機会だなと感じました。
古民家が醸し出す空気と5月と6月を感じさせる朗読は、5月の晴れやかな天気から6月の梅雨を感じさせると、空気を楽しむのにピッタリだったのかなと思います。
客席とステージの境もなかったため、本によっては空間を大胆に使って、音の広がりや重なりで演出していたのが、自然との調和があるなと感じました。古民家カフェでの朗読と親和性が高いものを探したくなりましたね。
②6/6(土)ぼらーちょす☆えくすぷれしおん どす@シアターカフェプロセニアム
【浅沼諒空より】
昨年12月に忘年会として開催した「せろ」に続くのんべぇこえげき(お酒を浴びるように呑みつつ手に台本をもってお芝居に興じる)第二弾。
スタッフ間で前回の反省点や課題をピックアップし改善に努めてきた成果が出たように思います。個人としてはまだまだミスや見落としもありましたし、相変わらず他スタッフの面々に助けてもらってばかりだったのですが……それはそれとして取り敢えず朝から夜まで呑んでたので楽しかったです(苦笑)
参加してくれた皆さんも終始ニコニコしてたから多分……成功してたんじゃないかなっ?そ、そう思いたい……そう思わせて……いつも本当にありがとうございます……。
なお今回でタイトルや開催会場も一層の発展を見据えての一区切りと言いますかマイナーチェンジを図っていく予定です。具体的に言いますと「ぼらーちょす」(スペイン語で酔っ払い・酒飲みの意味)の部分を一旦切り離して、“リアルの場で楽しく表現を披露する体験”の間口をもっと広げていきたいなと。
(とは言え当然呑みますし、そもそもイベント名が全然定着してないんですけどね……)
【えいきんたろうより】
この日は「お酒を浴びるように呑みつつ手に台本をもってお芝居に興じる」ということで、芝居を楽しむお酒を楽しむ、まさに遊興って感じのイベントのスタッフワークでした。
自分も飲みながらスタッフワークしてたので、働いている感はあんまりなかったかもしれませんが、配慮は忘れずに対応していたと、思う、多分、きっと…
この時の思い出としては「こういうことを楽しんでくれる人がいる」ことを再認識できたところです。
今後は形を変えて、企画内容をブラッシュアップしてお届け出来たらって思います。
参加する人がいて、イベントは成り立ちます。この気持ちを忘れずに企画なども考えていかなければ。遊びの気持ちの延長線上で意識を高めていく難しさを感じつつ、お酒と芝居に私も微睡ませていただきました。
今回参加出来なかった皆さんには新たな「遊び心」と共に参加出来る会を提供できるように頑張りまっす!
③6/13(土)言想綴園 弐拾参 読み逃げ五重奏@兎亭
【浅沼諒空より】
ご来場の方々の投票により、読み手が何を読むのかが決まる「読み逃げ」スタイル……実はこれ、当日の出演者であり大変お世話になっている長良真里姐さんがやってらしたのを丸パクりしたんです(苦笑)
それを全ての読み手の方々に実施していただくというのは多分あまり類を見ないんじゃないかとは思いますが、進行も含めて“朗読で遊ぶ・エンターテイメントする”場所や時間を作る良いアプローチが見えた気がいたします。何より第一部・第二部で全く違う朗読を堪能できるのはとっても贅沢!
……とは言いつつ、当日ご来場いただいた方々ならご存じかも知れませんが、主催側の確認不足による失態も散見されました。今後は性善説を捨てて責任をもって厳しくチェックしていく所存です、申し訳ございません。
なお今回は募集にあたり、ミサキカクの平野岬さんから多大なるご助力を賜りました。本当にありがとうございました!
【えいきんたろうより】
この日は「読み逃げ」スタイルの朗読会のスタッフワークというよりは、純粋にお客さんとしての参加でしたね。一応、団体身内という事で、片づけなどの手伝いはしましたが、いつものスタッフワークから見ても手伝いレベルだったかなと思います。
ということで、お客さん目線でのお話をします。
それでいくと「読み逃げ」スタイルが初聞きだったし、初見だったというのもあって、どうなるのかなって気になっていました。3本のうち読むのをお客さんが決めるとのことですが、多数決なので自分が聴きたいなって思ったのが聴けない場合もあるので、そこはちょっと悔しい気持ちになりました。それでも、自分が選択できなかったものも聴いてて良いなぁって思っていましたので一長一短だなと感じました。
読み手の方々は、選ばれるであろう3作品が全部おススメのスタンスもあって、昼はこちらを読みましたって事前情報渡されちゃって、どうしようってなるのも一興でした。私はゴーイングマイウェイで昼呼んだとしても、聴きたい本選びましたけどね!
読まれなかった本は、読み手の方々が別の活動に繋げてしまうのもアリかなと思いました。朗読配信をしている人であれば、アーカイブや次回配信などに人を繋げるという流れも作れるなってことです。人との交流を一期一会にせず、繋がりを作っていくという意味でもチャンスが転がっている、開拓し甲斐のあるスタイルだったなと感じました。
④6/14(日)言想綴園 弐拾肆 ペア朗読第四回@兎亭
【浅沼諒空より】
……まずは多方面に向けて、私の不備により多大なるご迷惑をおかけしました( {T}ё{T})本当に申し訳ありません、猛省しております……もうしません……。
今回は「あまりにも優しくない世界で愛(の本質)について模索する二人」というテーマが潜む二人芝居の台本を四編チョイスしました。
台本の難易度に比して稽古日数が少し足りないのでは?という危惧もありましたが(会場で二回ほど稽古が出来て助かりました……)素敵なキャスト陣が実に素晴らしい表現へと昇華させてくれました。
朗読劇に慣れてない人も、今回が実質デビュー戦となった人も、初めましての人も久々にウチに出てくれた人も、それぞれが真摯に演目や役柄と向かい合い、熱い時間を共にしてくれた事が私は嬉しくてたまりません。
またウチにしては割りと珍しく、動く芝居を明確に取り入れてる演目が多かったかと思います。
前から言及してますが個人的には手に台本を持った状態でごちゃごちゃ動く形式にはやや懐疑的です。提供側のオナニーや誤魔化しで終わらない、『朗読劇』としての矜持と必然性のある演出を見かけた事が少ないので。
しかし今回は演者側が積極的にアイデア出しをしてくれたりプランを作り込んでくれたので、なるべくピックアップしていく形でイイ感じの最小公倍数を打ち出そうと試みました。目指したのは「舞台美術のような所作」
或いはこういう試みを積み重ねて「朗読劇における動作のひな型」みたいなのを作っていけたら非常に有意義なのではなかろうか~……と。
音響・照明のプランとオペに関しては……終わってみると「もっと拘れたかな」という気持ちは否めませんね。勿論毎回全力で臨んではおりますが、キャストの熱演にもっともっと合わせたかったしシナリオの世界観にもっともっと寄り添いたかった。足りてないのは場数かインプットか準備期間か……。
【えいきんたろうより】
この日は「ペア朗読」の会で純粋なスタッフワークでした。この座組には最初の顔合わせのタイミングで代読したことと、座組のほとんどの人と面識があり、運営し易かったと個人的には寄りかかってしまっていたかもしれません。
演者とスタッフで線引きする必要はないかもしれませんが、過度なアクションはなるべく起こさないようにしていたつもりだったので、真逆の対応になっていたら今更ながら恥ずかしい気持ちになります。
(ただ、私のことを知っているお客さんも多く、私の安心感を買って頂けていることも知れたのは嬉しかったですね。)
そして、座組はペア朗読というそれぞれが考えている世界観と、それを後押しする音と光の演出もあって、全体的に没入感が高かったなぁと回顧しております。
実際は演目の組によっては稽古時間もマチマチだったかと思いますが、会全体の満足度は高かったので、そこにスタッフとして何か寄与できていれば幸いです。
(昼の部の締めがグダってしまったのは申し訳ありません!)
私も次なる公演では満足度の高い時間をお届け出来たらって、改めて気持ちを締める良き機会にもなりました。
⑤6/27(土)言想綴園 弐拾伍 hamakaze-kai3rd@江古田フライングティーポット
【浅沼諒空より】
五ヶ月振りの帰還となった飛茶瓶洞。
これまた関東朗読シーンのモースト・フェイマスの一人、作家の浜風帆先生との初コラボ。昨年秋に口説き落としてじっくり水面下で進められていた計画がようやく嵐のように???皆様へのご披露が叶いました。
……とかなんとか格好付けてますが、ぶっちゃけ今回は全っっ然仕事してませんでした(白目)浜風さんがめちゃくちゃしごできなので甘えに甘えてしまいました……やったのは会場との折衝とか現地でのテクニカルサポートくらいですかね?あと受付。なお当日も気圧と緊張で寝不足カマして悪い頭が更に悪くなってました。
……えーと、馬鹿晒してばかりいないで演目について触れましょうかw
当日は大ベテランから超新星まで、男女問わず様々なスキルとセンスとバックボーンを持ち合わせた読み手の方々が実に色とりどりの読みを聞かせてくださいました。
(メンツがガチ過ぎて、全然まったりもゆったりもしてなかった気がするんですが……???)
今回は浜風さんが大きなトータルコンセプトを立てて、その流れに沿ったラインナップが組まれていました。ジャンルとしては所謂ポエトリーリーディングにカテゴライズされるものなのか?その辺は門外漢なので詳しくないのですが、各人がただやりたいように言葉をぶちまけるのとはまた一線を画した知性と美学と緊張感がありましたね。
……その中で私が託されたのは「前を向け!」シンプルで直線的な単語が並ぶけど、発信する立脚点は曖昧で、苦悩を突き抜けて歓喜に至らんとする悲壮な決意がそこにある。そして順番としては前半全の半ば辺り、全体の四分の一くらい。さてどうしたものか。
自分がいつも意識しているのは公演全体、そして演目内の起承転結。山と谷を把握し緩急を生み出す事。
と同時に、ただただテキストが導いてくれるビジョンを追いかけそこに自分の意識を沈ませていきたい。
その場その場で右脳と左脳を喧嘩させたりハグさせてみたり併走させてみたり……してみたところ、当日ああなりました。浮いてたり悪目立ちしてたらお恥ずかしい限りですが。
【えいきんたろうより】
この日は浜風帆さんとの合同イベントで浜風さんの「詩」の朗読を色んな人で楽しむイベントでのスタッフワークとトップバッターの読みでした。
自分の中で出来ることを模索し、形にした読みではありましたが、伝えたかったところは伝わったと色んな方の感想を聞いて実感になりました。
他の方の読みも巧者が多く、参考になるものが多かったなと感じました。ただ、その中で初舞台の方もいたのはこの会の親しみやすさが創り上げた、素敵な時間の裏返しなんじゃないかなとも感じました。
自由に表現するってのは、自分の感じた何かしらの軸が無ければ、出来ないものだなと、改めて読解とはまた違った自分の想いを観測し、その上で言葉や音にしていく勇気を感じました。
また機会があれば、参加して感情の感度を高めていきたいなと、感情を押し殺しがちな社会で鈍らになっていく感度を鋭くしていく、それもまた必要な時間ではないかと。そういう剥き出しの気持ちと表現に触れられる良き時間でした。
ということでスタッフワークとお客さんの目線で語らせていただきましたが、私もこの後7月31日から8月2日のHLUG本公演を良き時間にするため、ここで頂いた色々な想いを胸に、邁進して参ります!
頑張るぞぞぞい!
えいきんたろうでした!
