ただ一緒にいるだけで、大切な時間になる。
今日の休み時間に、
何人かの子どもたちが
自分のところへ来てくれた。
話をしに来る子もいるし、
相談をしに来る子もいる。
でも今日は、少し違くて、
普段からおとなしい女の子たちが、
3、4人集まってきた。
何か話をするわけでもないし、
遊ぶわけでもなく、
ただ、自分の近くに座っているだけだった。
自分は最初に来た子と話をしていて、
その横で、みんなは静かに同じ時間を過ごしていた。
不思議と、その空間が心地よかった。
「何かしなきゃ。」「何か話さなきゃ。」
そんなことは思わなかった。
ただ一緒にいる。
それだけで十分な時間だった。
もしかすると、
子どもたちにとっても同じだったのかもしれない。
話したい日もあるし、相談したい日もある。
でも、何も話さなくても、
安心できる場所にいたい日もある。
そんな日があってもいいと思う。
教育というと、
何かを教えることや、
指導することに目が向きがちだ。
でも、何もしない時間の中にも、
子どもたちとの関係は育っている。
今日の休み時間が、
そのことを改めて教えてくれた。
最後に、
「また来てね。いってらっしゃい。」と
声をかけると、子どもたちは笑顔で満足そうに
自分の教室へ戻っていった。
特別なことは何もしていない。
でも、
あの時間は自分にとっても、大切な時間だった。
