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【25年10月現地レポート】 東京都内で鈴鹿サーキットビジネスカンファレンスを開催 ──ビジネスハブとなるF1日本グランプリ

2025年10月14日、グローバルで高まり続けるF1人気と、F1日本グランプリをビジネスの場として活用する可能性を広く伝えるため、東京都南青山のWOVN Studio Tokyoにて「Suzuka Circuit Business Conference in Tokyo ー ビジネスハブとなるF1日本グランプリ ー」が開催されました。F1日本グランプリのプロモーター(主催者)であるホンダモビリティランドが都内でビジネスカンファレンスを実施するのは今回が初となります。

本記事では、多様なゲストスピーカーが登壇し、抽選で選ばれた約150名のビジネスパーソンが参加したカンファレンスの内容をご紹介します。


カンファレンステーマ/登壇者

  • スポーツビジネスと成長するF1ビジネス
    【スピーカー】富田欣和 氏|慶應義塾大学政策・メディア研究科 特任准教授

  • F1の価値とグローバルインパクト
    【スピーカー】上甲哲洋|F1日本グランプリHead of Business Marketing

  • データから見るF1の市場価値
    【スピーカー】工藤里志 氏|株式会社インテージ シニアアナリスト

  • F1 x ビジネスイノベーション
    【スピーカー】川島勇我 氏|伊藤忠インタラクティブ株式会社 執行役員(企画管掌)/ビジネスデザインマネジメント事業部長 

  • 循環する森林とサーキット-カーボンニュートラルが創るSUZUKAの新時代
    【スピーカー】釜田俊介 氏|SORAH株式会社 CEO

  • F1日本グランプリとのパートナーシップ
    【スピーカー】竹内大地|F1日本グランプリBusiness Marketing Supervisor

スポーツビジネスと成長するF1ビジネス

最初のセッションでは、慶應義塾大学 政策・メディア研究科 特任准教授の富田欣和氏が「スポーツビジネスと成長するF1ビジネス」をテーマに講演しました。

富田欣和 氏|慶應義塾大学政策・メディア研究科 特任准教授

富田氏は、世界的にスポーツビジネスが「費用」から「投資」として捉えられるようになっている潮流や、F1がグローバルで若年層・富裕層双方のファン獲得に成功している点について解説。学術的視点から、F1にビジネスとして関わる価値を提示しました。


F1の価値とグローバルインパクト

続くセッションでは、F1日本グランプリのプロモーターとして、Head of Business Marketing の上甲が「F1の価値とグローバルインパクト」について紹介しました。

上甲哲洋|F1日本グランプリHead of Business Marketing

グローバル、そして日本における映画『F1/エフワン』(2025年6月公開)による認知拡大の効果や、本イベント前日に発売された2026年のF1日本グランプリのチケット販売動向にも触れ、日本国内でもF1ブームの兆しが見えていることを強調しました。

また、鈴鹿サーキットが取り組むサステナビリティの実績を2025年大会の事例を交えて紹介。広告協賛にとどまらないパートナーシップの在り方についても解説しました。


データから見るF1の市場価値

株式会社インテージのシニアアナリスト 工藤里志氏は、市場アンケートデータを基にF1の市場価値を分析し解説しました。

工藤里志 氏|株式会社インテージ シニアアナリスト

講演では、モータースポーツファンは野球・サッカー・バスケットボールと比較するとファン人口は少ないものの、平均年間支出額が高いことから、他スポーツより成長ポテンシャルが大きい点に言及。また、ファンの平均世帯年収が他スポーツを上回るというデータも提示しました。

スポンサーシップ効果については、F1スポンサー企業と非スポンサー企業の「親しみ度」を比較した調査が紹介され、F1に関わることでブランド好意度が大きく伸びる可能性があることが明らかにされました。

※株式会社インテージは、2024年7月~2025年6月にかけて独自に実施したモータースポーツファン調査をインテージ「知るギャラリー」に公開しています。


F1 x ビジネスイノベーション

伊藤忠インタラクティブ株式会社 執行役員(企画管掌)/ビジネスデザインマネジメント事業部長の川島勇我氏は、企業がスポーツと関わることで双方の価値を高め、市場価値の向上につながる点を解説しました。

川島勇我 氏|伊藤忠インタラクティブ株式会社 執行役員(企画管掌)/ビジネスデザインマネジメント事業部長 

川島氏がF1に注目する理由は、「いま最もエモーショナルだから」。F1という強烈な価値を企業のサービス・プロダクト設計にどうつなぐかという視点が必要だと語りました。

また、パートナーシップは「広告」ではなく「共創」であり、短期的でなく中期的な視点で価値創出を目指すべきであると指摘。企業側が「何をしたいのか」を深く掘り下げ、それを実現するパートナーシップを設計する重要性を強調しました。

本セッションでは富田氏・上甲も加わり、ポイントトークが行なわれました。

川島氏は、F1チームとITブランドによるファンアプリ開発、ビールブランドの飲酒運転防止キャンペーン、日本企業によるF1チームとの技術・人材育成を見据えたパートナーシップなど、多様な事例を紹介。F1との取り組みが「経営戦略」そのものであることを示しました。


循環する森林とサーキット-カーボンニュートラルが創るSUZUKAの新時代

最後のゲストスピーカーとして、SORAH株式会社 CEOの釜田俊介氏が登壇。鈴鹿サーキットの地元・三重県の豊かな森林資源と林業技術を活用し、カーボンオフセットと森林循環モデルの構築を目指すプロジェクトについて講演しました。

釜田俊介 氏|SORAH株式会社 CEO

鈴鹿サーキットは2030年のネットゼロ実現に向け、Scope3排出削減を課題としています。釜田氏が描く木質化循環モデルは、地元三重県で生まれるカーボンクレジットを活用して鈴鹿サーキットの課題を解決し、さらに森林由来の木材やネットワークを成果物としてステークホルダーへ還元し、得た収益を再び森林投資に回すという、循環の仕組みを持ちます。

単なる広告露出ではなく、「社会課題解決型パートナーシップ」としてのF1日本グランプリとの関わり方を提示する内容となりました。


 F1日本グランプリとのパートナーシップ

最後に、F1日本グランプリ Business Marketing Supervisor の竹内大地が、F1日本グランプリとのパートナーシップについて、具体的な2つのプランと、そこから得られるベネフィットを紹介しました。

セッション終了後にはネットワーキングタイムが設けられ、登壇者・参加企業同士による活発な意見交換が行われました。

スポーツにおけるパートナーシップは「広告」から、共に新しい価値を創出する「共創」のフェーズに進化しています。企業(ブランド)の想いを実現するフィールドとして、F1日本グランプリが持つ可能性を参加者の皆様に強く感じていただけるイベントとなりました。

ビジネスとしてF1日本グランプリと関わることにご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。


本記事でご紹介した内容は、F1日本グランプリにおける取り組みや活動の一例です。

F1日本グランプリのビジネスパートナーシップの詳細は以下のwebページをご覧ください。


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