毎日美術⭐︎うわまじですか
先月東京国立博物館にて出会った作品です。
驚きました。

「17世紀前半に優品が多い備前焼懐石道具の一つ。口縁の鉢を立ち上げた独創的な形で、茶人の好みが反映されています。器の表面には、焼成中の薪の灰が降りかかってできる「黄胡麻」と、丸い小物を置いて重ね焼きをした跡の「牡丹餅」がくっきりと浮かび上がっています。」
この作品を観て、もう何度も右に左に寄ったりしゃがんで下から見上げて見たり、もうほんとにすごい面白くてずっとずっと見入ってしまいました。

この模様も初めて見る焼き方でした。
大きな丸が大胆な柄ですねー!
でも他の方のnoteで、こんな模様の器の展示をみせてくださっているのを拝見して、「当時流行った模様の焼き方だったのかな」と思ったり。

千利休や尾形光琳などの作品に、美に対する感覚がとても斬新だなあ!と驚いたり、そこまでやる?と引き気味な感想をいだいたこともありますが、この作品にもそんな冒険心というか、大胆な奇抜さを面白がっている造り手のワクワクが伝わってくるように思いました。
正確だとか左右対称とか無難とか、そんな言葉どこ吹く風。
誰にでも愛されたいなんてこれっぽっちも望んでないようなこの作品に力強い生命感を感じます。
そしてこの作品が今でもこうして残されているありがたさ。
観ているだけで、勇気づけられるような気がするのです。
