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⑦話|セットはドライヤーが9割。薄毛を目立ちにくくするスタイリングの極意

朝、鏡の前で髪を触った瞬間にわかる日があります。

「あ、今日はもう無理かもしれない」

ワックスを足しても、スプレーで固めても、むしろ地肌が目立つ。

あの感じ、かなりきついですよね。

この記事でわかること: 薄毛のセットで最初に見直すべきものは整髪料ではなく「ドライヤーの当て方」であること。根元を起こして冷風で固定するだけで、朝の見え方はかなり変わります。

ワックスを足すほど、逆に薄く見えることがある

薄毛が気になり始めると、多くの人がまず整髪料に頼ります。

「固めれば何とかなるかも」「束を作ればボリュームが出るかも」

そう考える気持ちは、すごくよくわかります。

でも現場では、ここで逆転現象がよく起きます。

重いワックスや粘りの強い整髪料を使うと、髪の毛同士がくっついて太い束になります。

すると、その束と束の間から地肌が見えやすくなるんです。

頑張って隠したつもりなのに、外の自然光で見たらむしろ薄く見える。

これ、本当に多いです。

特に前髪が弱くなってきた人、つむじまわりが割れやすい人、トップの立ち上がりが落ちてきた人。

この3つに当てはまるなら、まず見直すべきはワックスの種類よりも乾かし方です。

薄毛のセットは「根元」でほぼ決まる

セットというと、多くの人は毛先を整えることだと思っています。

でも、薄毛を目立ちにくくしたいなら、勝負は毛先じゃありません。

根元です。

朝の髪は、思っている以上に寝ています。

表面だけ軽く濡らしても、肝心の根元が寝たままだと、どれだけ整えてもぺたっと戻りやすい。

だから最初にやることはシンプルです。

地肌までしっかり濡らす。

ここを雑にすると、その後の工程をどれだけ頑張っても苦しくなります。

逆に言えば、最初に根元をリセットできるだけで、その日の見え方はかなり変わります。

理容室でトップのボリュームを出したい時に最初にやるのも、いいワックスをつけることじゃありません。

一度、髪の寝方をゼロに戻すことです。

まずはこれだけでいい。理容師の3分送風術

ここからは、実際に僕が大事だと思っている順番をお伝えします。

難しいことはありません。でも、順番はかなり大事です。

① 地肌まで濡らして、根元をリセットする

前髪、つむじ、分け目まわり。この3か所は特に丁寧に濡らしてください。

表面だけ湿らせても、根元の寝癖は残ります。

指を入れて、地肌からしっかり濡らす。できればシャワーを浴びるくらいの勢いで。

ここで一度、髪の流れをリセットします。

② タオルで水分を軽く取る

びしょびしょのままだと乾かすのに時間がかかって、途中で雑になりやすいです。

こするというより、押さえる感じで軽く水分を取る。これで十分です。

③ 下から風を入れて、根元を起こす

ここがいちばん大事です。

毛先を先に整えたくなるんですが、順番は逆です。

まず地肌に風を入れてください。下から上へ、あるいはいつもの毛流れと少し逆らう方向から。

この時の意識はひとつだけです。

毛先ではなく、根元を立たせる。

これだけでトップの見え方はかなり変わります。

④ 分け目を固定しすぎない

毎日同じ位置できっちり分けると、そこがそのまま「地肌の見える線」になりやすいです。

左右どちらからも風を入れて、分け目を少し曖昧にしてください。

薄毛は、整えすぎるより少し散らした方が自然に見えることが多いです。

⑤ 冷風ロックで固定する

ここを飛ばす人が本当に多いです。

髪は、温めたあと冷める時に形が残りやすくなります。

だから温風だけで終わると、せっかく起こした根元が戻りやすい。

最後に10秒でもいいので、立ち上げた部分へ冷風を当ててください。

これだけで、夕方の崩れ方がかなり違います。

僕はこれを、勝手に「冷風ロック」と呼んでいます。派手じゃないけど、見え方の差は大きいです。

整髪料は「少ない・軽い」で十分です

ここまで土台ができていれば、整髪料は少量で十分です。

むしろ、つけすぎない方がいい。

使うなら、油分の重いツヤ系より、マット系かドライ系の軽いもの。

根元ではなく中間から毛先に薄くなじませるくらいで足ります。

薄毛が気になる時ほど、たくさんつけたくなるんですけど、ここは逆です。

少ない方が空気感が残る。空気感が残る方が、地肌は目立ちにくい。

これはかなり重要です。

後部座席の抜け毛を見た日に、僕を支えたもの

治療を始めた頃、誰も乗せていない車の後部座席に、自分の毛が溜まっていたことがありました。

実際の車

正直、あれはかなりショックでした。

「治療を始めたのに、なんでこんなに抜けるんだ。このまま、もっと見た目が悪くなるんじゃないか」

白いキーボードに毛が落ちる時期もありましたし、鏡の前に立つのが嫌になる日もありました。

でも、その時に僕を支えたのは、気合いでも高い整髪料でもなかったです。

今の見え方は、自分の技術で少し動かせる。

この感覚でした。

髪そのものをどうするかという話と、今日の見え方を整える話は別です。

この2つを分けて考えられるようになると、朝のしんどさはかなり変わります。

「すぐには変わらない」じゃなくて、「今日の見え方は変えられる」。

この感覚は、思っている以上に大きいです。

再結論|薄毛のセットは、ワックスより送風です

薄毛を目立ちにくくしたいなら、最初に見直すべきは整髪料ではありません。

根元をリセットして、根元を起こして、最後に冷風で固定する。

この順番の方が、見え方はずっと変わります。

まずはこの2つだけ変えてみてください。

表面だけじゃなく、地肌まで濡らす

温風のあとに冷風を10秒入れる

最初に変わるのは、髪の本数じゃありません。

鏡の前の絶望感です。

「あ、今日はまだ何とかなるかも」。

この感覚があるだけで、出勤前の気持ちはかなり違います。

ドライヤーは、ただ乾かす道具じゃありません。

薄毛を目立ちにくくするための、いちばん現実的な武器です。

カットのオーダー方法と合わせて読むと、より効果が出やすいです。

⑥話|理容師や美容師への「薄毛を目立たなくする」オーダー方法

朝の鏡を少しでもラクにしながら、「この先、何にお金を使って、何を切るか」まで迷わず決めたいなら、⑩話を保存版として使ってください。

セット、商品、治療、クリニック、断り方まで。1〜9話の結論を、遠回りしない順番でまとめています。

⑩話|【薄毛・AGA治療の完全マニュアル】20のクリニックを自腹で回った理容師の最終結論


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