⑪ 私が息子たちに教えたこと、それはたった一つだけ。
私には息子が3人います。
1歳半しか離れていない長男と次男は、小さいころ 毎日毎日、コロコロと子犬がじゃれ合うように一緒にいました。
活発で好奇心旺盛だけど、協調性のある長男と、おっとり型でピアノを愛する心優しい次男。全く性格が違うので同時子育ては大変だったけど、見ているだけで面白かったなあ。
何とか上の二人が少し落ち着いてきた頃、我が家のアイドル 三男坊が登場しました。これがまた、上の二人とは全く異質で、超マイペース、俺って最高だぜ!の気質。
その3人を連れて、田舎への移住
山の(今の集落とは違う場所。今よりも豪雪地。)限界集落に引っ越してきた時、長男中1、次男小6、三男年長。
もう、集落にうまく溶け込めるか心配したけど、地域の子供たちとすぐに仲良くなって、本当にありがたかったです。
その集落の中で、いつも私達を温かく見守ってくれたひとりのおばあちゃんがいます。三男坊を、いつもいつも気にかけてくれて、小学校に上がってからは、毎日登下校に声をかけてくれたり、雨がすごい時は、学校まで迎えに行ってもらったり。あるときは帰り道に、大きなアオダイショウがいて、おばあちゃんの家に駆けこんで、一緒に帰って貰ったり。
本当にお世話になったおばあちゃん。集落を出る時、おばあちゃんに挨拶に行って、涙が止まりませんでした。
コンビニもない。 遊び場も少ない。 友達もいない。
「こんな山奥に連れてきて申し訳ない」
そう思ったこともありましたが、自然の中で素直に、まっすぐ育ってくれた子供たちには今も感謝しています。
子育てで、私が教えたことは、たった一つ。
「 コミュニケーションの力をガンガン発揮して、自分のやりたいことをどんどんやろう!!。」
成績なんて関係ない。 偏差値なんて関係ない。 自分が選んだ仕事を一生懸命すること。
そう、
【行動第一!!】
それだけです。
今は、3人とも、全然違う道を歩いています。
でも3人とも、自分で決めています。
それが何より嬉しい。
正解の子育てなんてないなあ。
でも私が一つだけ確信していることがあります。それは…
「子供は、親が思っているより、ずっとたくましい。」
山奥に連れてきて申し訳なかった、なんて 思う必要はなかったです。
あの限界集落が、 3人の根っこを作ってくれました。
ホチキスぱちんは、限界集落の小さな店の実話です。 毎週水曜日に続きます。
