🏙 街で読む経済 第142回 ~真夏のテラス席~
夏の午後。
お気に入りのカフェに入ると、
店内はほぼ満席でした。
でも、
窓の外にあるテラス席だけは、
誰も座っていません。
春や秋には人気なのに、
真夏だけは、
まるで別の場所のようです。

☀ 座れない席
テラス席は、
もともとお店の魅力の一つです。
外の風を感じながら、
ゆっくりコーヒーを飲む。
そんな時間を楽しみにしている人もいます。
ところが、
35度を超えるような暑さでは、
話は変わります。
景色は同じでも、
「座りたい席」ではなくなってしまうのです。

💺 席もお店の資産
飲食店にとって、
座席は売上を生み出す大切な資産です。
店内に20席、
テラスに10席あるなら、
本来は30席分の売上を見込めます。
でも、
暑さでテラス席が使われなくなれば、
その10席は眠ったままになります。
新しい席を作ったわけではありません。
あるものが、
使えなくなってしまっただけです。

💧 ミストが変えるもの
そこで活躍するのが、
ミストや送風機です。
体感温度が少し下がるだけでも、
「外でも座れそう。」
と思う人は増えます。
もちろん、
真夏でも満席になるとは限りません。
それでも、
誰も使わない席が、
少しずつ使われる席へ変わる。
それだけでも、
お店にとっては大きな違いになります。

📈 新しく作るより、活かす
経営というと、
新しい設備や新しい店舗を思い浮かべます。
でも、
今あるものを、
もう一度活かすことも、
立派な経営です。
眠っていたテラス席が、
再びお客様を迎える場所になる。
ミストは、
そんな小さな変化を支える設備なのかもしれません。

【一言コラム:夏も変わらない家賃】
春の大人気の季節でも、誰も座らない猛暑の日でも、お店が払っているテラス席の家賃(スペース代)は同じです。
使われない席は、ただお金が出ていくだけの場所になってしまいます。ミストや送風機は、そんな「夏の赤字スペース」をもう一度しっかり働く場所へと変えてくれる、経営者にとってのとても頼もしい助っ人だったのですね。

📝 最後に
何気なく見ていたテラス席。
暑い日には、
ただ空いているだけに見えていました。
でも、その席も、
本当はお店の大切な資産です。
街には、
新しいものを作る工夫だけではなく、
今あるものを上手に活かす工夫も、
たくさん隠れています。
そんな視点で歩いてみると、
いつものカフェも、
少し違って見えてくるかもしれません。
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