副業メモ:挑戦・実現・成功。月10万円の副収入──誰も信じなかった計画が、少しずつ形になっていくまで(第1章)
🚶 現地調査から始まった
まずはスマホでできる調査を可能な限り済ませてから現地へ。
実際に動き出してみると、思っていた以上に時間が足りませんでした。
すきま時間はすべてスマホに集約。シフトがランダムな勤務のため、平日・土日祝のどちらでも動けるのが救いでした。
スマホ片手に地図を開き、周辺を歩きながら土地の様子を確かめていきます。
数年前から観察しておいて良かったと思いました。
周囲の交通量、通勤時間帯の流れ、夜の明るさ、近隣の駐車需要。
昼と夜でまったく違う顔を見せる場所です。
何度も往復しながら、「停める人の目線」 で見たときにどう映るかを確かめました。
ときには雨のあとにぬかるんだ地面を踏みしめて、
「どんな整備なら車が入りやすいか」を考える。
頭の中では、すでに区画線や料金設定のイメージが浮かんでいました。
🏢 業者選定のはじまり
動き出したのは、積極的な検索の末に出てきたスマホ広告がきっかけでした。
近隣のコインパーキングを調べていたとき、表示されたのが三井のリパーク。
見慣れたロゴと緑の看板が、妙に現実味を帯びて見えました。
試しに問い合わせフォームから連絡を入れると、数時間もしないうちに折り返し。
その対応の速さだけで判断したと言ってもいいかもしれません。
後に複数社と比較しましたが、やはり「最初に動いた会社のスピード感」 が最終的な決断につながったと思います。
🌾 現地を見た業者の反応
最初の現地確認の日、担当者は少し驚いた表情をしていました。
敷地は雑草が生い茂り、実際に使っていたのはわずかな部分。
一部は小さな木にまで成長していました。
「これは……なかなか手ごわいですね」と笑いながら、慎重に足元を確かめて歩く姿を今でも覚えています。
見ようによっては“荒れ果てた土地”。でも自分にとっては可能性のある場所でした。
担当者も次第に表情を変え、「きれいに整えれば意外と台数も取れますね」と。
打ち合わせ後の簡易測量で、草の実などでスーツを汚させてしまったのは、少し申し訳なかったです。
💬 判断の決め手と提案
数社との比較を経て、最終的に三井のリパークに決めました。
対応の速さはもちろん、説明が明確で、こちらの理解を前提に話を進めてくれる。
「早さは価値」という自分の考えにも一致していました。
さらに、不動産活用の面でも、グループ会社(三井不動産リアルティ)との連携が可能。
将来の展開を見据えると、単なる駐車場経営を超えた“資産運用の入口”になり得る。
そう感じられたのが最大の理由です。
🏢 大手ならではのメリット・デメリット
契約を進めていく中で、大手に任せる安心感と現実的な一面の両方を感じました。
メリット
安心感と安定性:契約内容が明確で、説明も丁寧。
設備投資が不要:精算機・看板・照明・清掃まで、運営に必要な機器はすべて業者が用意。
対応が確実:トラブルや故障にも、専門部署が迅速に対応してくれる。
初期費用ゼロで始められる:整地さえ整えば、あとは“丸投げ”でも運営が回る。
デメリット
利益率は低め:リスクがない分、取り分は少なめ。
自由度が少ない:看板の位置や料金設定などは会社規定に合わせる必要がある。
契約の柔軟性が限定的:途中解約には違約金が発生する場合もある。
それでも、初めての1からの土地活用である自分にとっては、
「リスクを取らずに経験を積む」 という意味で最適な選択でした。
得られる安心感と信頼関係の厚さは、数字以上の価値があります。
🧱 舗装工事の提案と決断
現地調査のあと、担当者からこんな提案がありました。
「舗装工事の業者は、こちらでも信頼できる会社が複数あります。
東証一部上場企業(※現在のプライム市場)との取引もあるところばかりですが、
念のため相見積もり(複数社の見積もりを比較する方法) を取らせてください。
早い・安いの両方を見極めましょう。」
当然のように整った提案。
「この会社は本気で利益を共有するつもりなんだ」と感じました。
ただし続いた一言が印象的でした。
「ここ数年で、建築資材の価格が2〜3倍に上がったんです。
以前なら坪単価(1坪=約3.3㎡あたりの工事費)をすぐ出せたのですが、
今は読みにくくて。」
(実感としても、想像の倍以上はかかりました。)
たしかに舗装工事は安くはありません。
ただ、初期費用なしの借り上げ契約(業者が土地を借りて運営し、定額で地主に支払う仕組み) という条件は嘘ではなく、
機器の設置や看板、清掃などはすべて業者負担。
こちらが用意するのは、土地の整備だけです。
「砂利敷きでもできますよ」とも言われましたが、答えは最初から決まっていました。
砂利はぬかるむし、印象もよくない。どうせ整備するなら、見た目も機能も良い舗装を。
📏 判断を支えた“知識”
担当者から提示されたのは坪単価の目安。
聞いた瞬間に、おおよその総額が頭の中で弾き出せました。
これは不動産の知識と経験があってこそ。
経費の感覚、回収の目安、リスクの読み方。ここでも実務で生きました。
もちろん、投下資本の回収には時間がかかります。
けれど、そこを惜しんでいては何も始まりません。
「初期費用ゼロ」だけでは動かない現実もまた、納得しながら受け入れました。
頭の中では、同時に資金調達の段取りも動き始めていました。
🌱 そして動き始めた流れ
最初の課題は、勝手に使われていた駐車スペースの整理でした。
荒地とはいえ、親戚が暗黙の了解のような形で車を停めており、
誰も正式に「貸した」とも「借りた」とも言っていない、あいまいな状態が続いていたのです。
ところが、維持のための費用負担もしない・草刈りをするわけでもない・それを当然のように使い続ける。
親戚とはいえ、このままでは筋が通りません。
「自分なら、いくら親戚でも何らかの負担はする」と思いました。
自分自身、かつて祖母名義の土地(月極駐車場)を親戚のよしみで使わせてもらっていた時期がありましたが、
その際は、いち利用者として他の契約者と同じ料金を支払っていたのです。
だからこそ、「利用するなら責任を持つべき」という考えに自信がありました。
実際、維持費だけでも年間数十万円単位。
誰かが使っていればその分、雑草や整備の手間も増え、費用がかさみます。
それを放置するのは、もはや“情”では済まされない状況でした。
そこで、「契約を進めるため、今後は使用を終えてほしい」 と丁寧に説明しました。
多少の抵抗はありましたが、最終的には「整備して活用する」という目的を理解してもらい、
ようやく次の段階に進むことができました。
その後、測量を実施し、周辺への影響を最小限に抑える工事計画へ。
ご近所にはあらかじめご挨拶に回り、工程や騒音の見込みを説明。
整地から舗装、看板の位置までが次々と決まっていく。思い描いていた構想が、少しずつ形になる手応えがありました。
そして何より、すきま時間で動かすという自分のやり方を崩さないこと。仕事や日常に影響させないよう、静かに前へ。
このとき初めて思いました。
「動き始めないと何も変わらない」 と。
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