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inagakijunya
参加しない運動会を見に行く日
今年の運動会、
息子は「参加しない」と決めていた。
それでも、「見学には行きたい」と言う。
正直、私は行きたくなかった。
我が子が出ていない運動会に行っても、
何を感じればいいのか分からなかったから。
親同士のつながりもほとんどなく、息子自身も「同級生には会わないと思う」と言っていた。
それでも、息子が「行きたい」と言うなら――。
私は重い腰を上げて、一緒に行くことにした。
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運動会の会場では、刺さるような視線。
「来てたね」と言われる声。
そして何よりも、同じ年の子どもたちが一生懸命に走ったり、笑ったりしている姿。
それを見た時の複雑な気持ち…。
なるべく息子には悟られないように、
いつも通り、普通に振る舞ったつもり。
でも、少しは伝わってしまったかもしれない。
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学校は、息子のことを一番に考えて動いてくれていると思う。
そのおかげで、少しずつ息子も前に進もうとしている部分がある。
それは本当にありがたいことだと思う。
でも同時に、母である私の中での「負担」も大きくなっているのを感じる。
息子を支えることに精一杯で、
いつの間にか、自分の気持ちを置き去りにしていた。
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「できることは、やってきた」――そう思う。
それでも、変わらないことはある。
少し、自己犠牲的になっていたのかもしれない。
苦しいと感じるのは、その証拠だろう。
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とりあえず、今日は最低限の付き添いをした。
それだけでも十分。
よく行ってきた、私。
今日はゆっくり休もう。
