見出し画像

伊藤 博士先生から学ぶ「老化負債」(上巻)

44歳と60歳は急速に老化が進む

1.「老化負債」とは

老化と言うのは徐々に体の中に起きてくる変化で、
アル所まで行くと、それがかなり大きくなることに
よって引き返すことができない、でもアル所までだ
ったら引き返すことができる、ちょうどお金の返済
のような感じのもの、というとイメージしやすいの
ではないかと思い作った造語です。

図1 出典:伊藤 博士/慶応義塾大学予防医療センター特任教授

図1は2003年に作ったメタボリックドミノという考
え方を表した図なのですが、生活習慣が乱れてく
ると、肥満になり血圧が上がり血糖も上がり脂質
異常も出てくる、それを放っておくと血管が悪く
なり脳卒中とか心筋梗塞になる場合もあり、最悪
死に至る可能性も否定できない状況になります。

よく言われたのがドミノ倒しで倒れたら元に戻ら
ないのですか?って話しなのですが、アル程度ま
では元に戻す事は可能、最近の医学の進歩のおか
げですね。

ドミノの図で大事な事は、最初のうちはドミノの数
は少ないのですがだんだん増えていく、なので少
ないうちに対策を講じておく事が大切です。
これは老化に対してもそうで、小さいうちは返す
事もそれほど大変ではないのですが、大きくなっ
てくるとなかなか返せない、借金と似ていますね。

2.44歳は要注意

・脂っこいものが食べられなくなった
・お酒に弱くなった
・便秘気味になりだした
・昼まで寝る事がなくなった
・夜中に目が覚めるようになった
・物事をするのに億劫に感じる事が増えた
・以前より風邪が治りにくく、咳が出続ける

このような症状が出やすくなってくるのが44歳頃
これに関しては男女差はありません。
スタンフォード大学が2024年に発表した研究結果に
44歳と60歳の時に節目があり、その時に老化が急速
に加速する。
今までのイメージでは老化は徐々に進んで行くと思
われていたのですが、この研究結果では、44歳と60
歳の節目で急速に進んで行くと言う事です。
老化負債に置き換えると
①血糖負債
②血圧負債
③睡眠負債
④脂質異常症
⑤高尿酸血症・痛風
⑥脂肪肝
⑦認知症。アルツハイマー症

このような負債が溜まってくると、老化が急速に進
んでしまうと言う事なんですが、44歳の時にアル
程度の負債を返済出来ていれば、次の節目である
60歳の時に訪れる老化が緩やかになる可能性はあ
ます。

44歳と60歳の節目を比べると、44歳の時の方が進み
方が大きい、スタンフォードの研究結果が示してい
ます、なので30代の頃から生活習慣を意識して老化
負債が貯まらないようにする事、そうすると緩やか
な老化となる可能性が高くなります。

(下巻)では「老化負債」の返済方法を解説



いいなと思ったら応援しよう!