【メンタルフレンドのお話⑤希望の光(実話)】
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こんにちは!
ひまわりと申します🌻
私が学生の頃、しばらく学校に行けていない小・中学生のお子さまのお家を訪問して一緒に過ごすアルバイト(メンタルフレンド)をしていました。引き続きその頃のお話を当時の日記を読み返しながら書いていこうと思います。
※実話ですので、名前は(仮)とさせていただき、個人が特定されないよう充分に配慮しつつ書いてまいります。後半は有料記事となっております。挿画像はイメージです。
【これまでのあらすじ:メンタルフレンドとしてアルバイトを始めた私。私は、みのりちゃんの“会いたくない”という気持ちを受け止め、扉を開けようとすることはやめた。ただ、扉の下の隙間から1枚の絵を送った。】
希望の光
私「じゃあ、また明日も来るね、みのりちゃん。」
その後の訪問も、扉ごしに私が一方的にお話するスタイルが続きました。
話題は今日の天気のこと、食べたものや町中で見かけた光景、好きな生き物のこと、飼っているペットの様子、コンビニの新商品スイーツなど、なんでもないようなことばかりです。

話しかけても返事がないことは、なかなか慣れなかったけれど、私が持っていくおやつをみのりちゃんは食べてくれているという報告をお母さんと金子さん伝いに聞いていたので、みのりちゃんが〝美味しいおやつ届けてくれる人〟と思ってくれてたらもうそれでいいか!くらいに思って続けられました。
金子さんへの報告メールも、
『いま訪問終わりました。今日も扉の前でお話しました。』
と同じ内容が続きました。

今思い返せば、お母さんや金子さんから〝そろそろ進展は?〟と急かされるようなことはありませんでした。
そして初訪問から3週間程経った訪問の日…
今回はこちらから有料とさせていただきます。宜しければ是非続きをご覧ください✨
いつも読んでいただきありがとうございます💐
記事のご購入ありがとうございます!!
その日みのりちゃんへのおやつとして買ったのはたい焼きでした。
期間限定でワゴンの出店が出ていて、あんこたっぷりたい焼きに惹かれ、予定時間より早く到着した私は近くの公園で食べようと自分用にも買いました。
ベンチに座って食べたたい焼きは、バターが入っていて、生地も甘く香ばしくてとても美味しかったです。

よし…!私は気合を入れてお家へ向かいました。

2階にあがり、いつものように扉の前に座ろうとした時に、ドアの下から紙切れが半分程出ていることに気づきました。
私「あれ、なんか紙が…?」
偶然扉の下からはみ出たものなら、勝手に引っ張りだして見るのもどうかと思って部屋へ押し戻そうと手を伸ばすと、見覚えのあるルーズリーフの用紙だと気づきました。
以前、私が扉の下から送り込んだ、『不思議の国のアリス』の猫を落書きした紙でした。
驚いたのは、それがピンクと紫で丁寧に塗られていたことです。
私「え!?わあ!!かわいく塗られてるー!!これ、みのりちゃんが塗ってくれたの?!」
みのりちゃんからの関わろうとするアクションは初めてで、唐突で驚き、とても嬉しくなりました。
私「色塗り上手なんだねえ!!おかげでヘンテコだと思っていた猫がそれっぽく見えるよ!…しかしそれにしても似てないよねえ。あははは!」
みのりちゃんからのアクションがあったことへの驚きと安心と嬉しさの中で、久しぶりに見た自分の絵が全然似ていないことや、適当に描いた絵が丁寧に塗られているチグハグさがツボに入り私は声を出して笑っていました。
そして笑いながら涙が出ていました。
私「…アリスに出てくる猫はこういう色合いだよね。知っていたんだね。ディズニー作品、他のも見たことあるかな。
私、ディズニー好きなんだ。みのりちゃんの好きなのは何だろう。
ジブリとかも見るのかな。
ジブリだったら私は“魔女の宅急便”が好き。黒猫のジジが可愛いんだよね。
キキがほうきに乗って知らない街に行くの、ワクワクして観てたなぁ。」
そんなようなことをしばらくお話しました。

私は、帰る時間が近づいていることに気づき、カバンからペンケースとルーズリーフを取り出して、廊下で少女漫画に出てくるような女の子がドレスを着ている絵を描きました。そしてそれをドアの下から滑り込ませて言いました。

私「ジャーン♪今度は女の子を描いてみたよ。みのりちゃんが好きに塗ってくれたら嬉しいな。」
私はカバンにペンケースをしまい、
私「…じゃあ、そろそろ帰るね。次来れるのは明後日だ。
お母さんに渡してあるたい焼きね、“食べる直前に温めたら美味しいですよ”ってお店の人が言ってたんだ。お母さんにも伝えておくね。じゃあまたね、みのりちゃん。」
お家を出て、カバンから色塗りされた猫の絵を取り出してスマホで撮影し、それを金子さんへの報告メールに添付して送りました。

私『金子さんへ
みのりちゃんが、私が描いた絵にに色塗りして扉の下の隙間から渡してくれました。』

すぐに返信がきました。
金子さん『(ひまわり)さん、それは大きな第一歩ですね。良かったです。次は明後日ですね。宜しくお願いします。金子』
今回はここで終わります。
ここまで読んでくださってありがとうございます✨
次回、2人の“ある共同作業”が始まっていきます。
是非、ひまわりのその後もあたたかく見守っていただけると嬉しいです。

ありがとうございます💐
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私は学生時代に少し変わったアルバイトをしていました。 しばらく学校に行けていないお子様のお家を訪問して、お勉強をみたり、一緒にお菓子作りや…
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