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在る国の女性首相。

〈在る国の女性首相〉

著者

七海 文〈ななみ あや〉


私は在る国の女性首相。


ずる賢い男達の間で、

揉まれながら、

過ごしてきている。


私が負けてはならぬもの、

それは、この世の闇。

そして、人の心の闇。

己の心の闇。


全ての闇と、

うまく、

付き合っていくしかない。


何故なら、

この世の闇は、

消えても、

消えても、

新しいものが出てくる。


太陽のように、

闇を照り返せるくらいの力が、

私には必要である。


いつ、どこで、

この命が、

狙われるのか、

わからない日々を、

今日も過ごしている。


一番信じられるのは、

自分だけだ。

自分に負けないこと。

自分の欲に飲まれないこと。


毎日のように、

眠る前と、

起きた日の朝、

それらを自分に意識させている。


私はこの国を守りたい。

国民の穏やかな暮らしを、

約束したい。


この国の至らなさ、

手の届かないとこで、

苦しんできている国民、

彼等を救いたい気持ちで、

ここまで来ている。


この足元が、

崩れ落ちないように、

この国の首相として、

やるべき職務を、

淡々とこなしていく。


家族のもとに、

帰るときは、

妻と母親へと、

切り替えていく。


今日も明日も、

私はこの国を守ってゆく。


〈完〉

勢いで書いてしまいました。

なれなかったものたちシリーズ。

小説の中で、

在る国の女性首相〈政治家〉に、

ならせて頂きました。

最後まで、読んで頂き、

ありがとうございます。

高市首相、頑張ってほしい……。

七海 文

〈ななみ あや〉


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