見出し画像

詩 / 「灼熱」

彼女は大地を燃やす
この世の全てを燃やし始める
全てを燃やし尽くし眼を閉じて
私の頭の先から足の爪の先まで
炎の揺らめきを感じる
辺り一面を火の海にする
これは地獄の業火だ

彼女は燃え滾る炎
彼女が目覚めると世界は砂漠の様に暑くなり
彼女が起き上がると世界は焼かれ悶える
彼女を見つめる者は眼が焼かれてしまう
誰も彼女を直視出来ぬ、誰も彼女を奪えぬ

彼女は燃え盛る炎
私の瞳は焼かれ私の下部は燃える
私は彼女と燃え踊り焼かれて灰となる
この世は全てが灰に帰ると彼女は教えてくれる
だが私は灰からは再び生命を蘇らせる不死鳥となろう

栄える火の渦、天体は燃え空は焦げ
瞬く間に映るは火の海、その後に真黒な大地
悪しき者や富める者この世の均衡を崩す全ての万象は火によって灰となる

これは全て彼女が決めた事
神にも私にも誰にも炎を治める事など出来ぬ
彼女は眼に映る全てのものを燃やす炎
神でさえこの熱には耐えられない

2019.4.26.21:03

いいなと思ったら応援しよう!