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消耗するのをやめた日。理不尽な職場で見つけた2つの防衛術


この記事でできるようになること

  • 無視される連絡を、無視できない形に変える具体的な工夫がわかる

  • 「聞かれたから答えたのに怒られる」という理不尽な反応の理由がわかり、それに対応する言い回しが使えるようになる

  • 責任の所在を、静かに相手へ戻す会話術が身につく

読了後の状態

  • 明日からすぐ使える、2つの具体的な工夫・フレーズを持ち帰れる

  • 「私が悪いんじゃなかったのかもしれない」と、少し軽くなった気持ちで読み終えられる

向いている人

  • 質問しても無視され、質問すれば怒られる、という矛盾した扱いを受けている人

  • 声を荒げずに、静かに状況を変えたい人

向いていない人

  • すぐに退職・対決したい人(この記事は"やり過ごす技術"で、対立を煽るものではありません)

  • 大きな戦略より、まず気持ちの整理をしたい人


突然、質問が来る。

事前情報も、企業名も、担当者名も、文脈も何もないまま。
「あの件どうなってる?」
——どの件ですか、と聞き返すと、声が大きくなる。圧がかかる。言葉が少なくなる。

私は毎回、構えることもできないまま傷ついていた。

答えると不機嫌になる。聞き返しても不機嫌になる。
退職する日まで、なぜ不機嫌になるのかが分からなかった。
慣れることも、なかった。

ただ、怒鳴られた後の余韻の中で、いつも同じことを思っていた。

——私が悪いのか?いったい何がしたいんだろう。

この記事は、その答えを探し続けた記録です。そして、消耗しながら見つけた、小さな2つの防衛術の話です。

HSP気質の繊細さゆえに、職場の理不尽に消耗しているあなたへ向けて書いています。



理不尽な現実①——他人の履歴書を作れ

入社して半年が経った頃、ある企業の担当者から電話があった。

「技能実習責任者・指導員・生活指導員の履歴書は昨年作成しているはずだから、組合で作れ。データがあるはずだから送れ」

高圧的な口調だった。でも私には、そのデータがなかった。そもそも、新たに必要になった履歴書だった。

——他人の履歴書を、どうやって作れというんだ。

上司に相談すると、こう言われた。
「その担当者は講習を受講しているから、作成していないことを知っていて、わざと電話をかけてきたんだと思います」

つまり、嫌がらせだった。 そしてその上司は、それを認めた。

メールを無視し続ける担当者も、いた。期限を明記しても、必要書類と明記しても、返信がない。でも、書類が作成できなくて本当に困るのは、申請の当事者である、技能実習生たちだ。
だから私は、どんなに無視されても、書類を間に合わせるために動き続けた。

薬局で働いていた頃は、理不尽といえば対患者さんとのやりとりだった。
個人対個人だった。

でも、対会社になって初めて知った。
会社という看板を背負った人間の理不尽は、個人のそれをはるかに超える。 しかも相手は、自分の会社の人間でさえない。

毎日、驚いていた。

頼れる上司はいなかった。だから、自分で何とかするしかなかった。


理不尽な現実②——法律で決まっていないことを調べろ

上司は、制度について自分で調べようとしない人だった。
「この年で勉強は無理」と言い切る人だった。

ある日、新しい制度に必要な申請書類を調べるよう指示があった。調べると、まだ法施行前で、必要書類は未発表だった。

そのまま伝えると、「ネットで調べれば分かるでしょ?」と返ってきた。

説明会への参加を提案すると、「知り合いが行ったけど全然分からなかったって。だから調べて」と、また同じ指示に戻ってくる。

暖簾に腕押し、糠に釘。これだ、と思った。

「法律で正式に発表されていないので、どの機関でも分からない状態です。3月中旬に正式発表があるので、それまで待ってもらえますか?」

やっと、「分かった」と言って上司は席を離れた。

法律で決まっていないのに、必要な申請書類がネットにあるわけがない。
私にスパイになれというのか。

こんな会話が、日常だった。


まともに戦おうとするたびに、心がすり減った。

正論を言えば不機嫌になる。聞き返せば圧がかかる。質問すれば、そんなの分かるわけないでしょと突き放される。
サンドバックにされていた、と気づいた。
相手は何でもあり。こちらには武器がない。反撃もできない。

だから私は、正面からぶつかるのをやめた。

代わりに、相手の動き方のクセを観察した。記録した。
そして、2つのことだけ変えた。

派手な方法じゃない。声を荒げることも、誰かに訴えることもしていない。ただ、仕組みと言葉の置き方を、少し変えただけ。


ここから先は、私が心身を削りながら見つけ出した、具体的なサバイバル術です。

無料で配布するより、150円払って「自分のために読む」と決めた人に届いてほしい。

仕事帰りの自販機で、ほっと一息つくために買うココア1本分。
明日からのあなたを守る『小さなお守り』として、受け取っていただけたら嬉しいです。

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