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アイデアはチーム戦。でも、そのチームには賞味期限がある。

アイデアを一人で考えるのには、限界がある。

自分の頭の中だけで考えていると、どうしても同じようなアイデアがぐるぐる回るだけになる。だから、仲間と一緒に考えたくなる気持ちはよくわかる。

でも、チームでアイデアを考えようとしている人に、一つだけ先に言っておきたいことがある。

そのチームには、賞味期限がある。

賑やかだった、あの頃

何年か前、自分が会社の中で仲間を集めたときの話をする。

「アイデア考えるの好きな人、集まりませんか」と声をかけたら、若手を中心に6〜7人が集まってくれた。正直、こんなに来てくれるとは思っていなかった。

毎週、決まった曜日の定時後に集まって、テーマを決めてアイデア発想。色んなアイデアが飛び交って、自分自身も刺激をもらいまくっていた。あの頃は本当に楽しかった。

だんだんと、静かになっていく

でも、3ヶ月も経つと変わってくる。

仕事が忙しいメンバーが増え、集まりに来られない人が出てくる。1人減り、2人減り。気がついたら、自分以外に1人しかいない、なんてこともあった。

それでも「みんなでビジネスコンテストに出ようぜ!」と声をかけたら、またメンバーが戻ってきて盛り上がった。結果、入賞まで行けた。あの瞬間はよかった。

でも、1年も経つころには、はっきり分かれていた。アイデアに本気で興味があって、自ら動けるメンバーと、もうついていけないメンバーに。

前者は、早々に転職していった。その後、起業したメンバーもいる。

そして最後は、1人になった。

正直、寂しかった。みんなそれぞれ忙しいし、キャリアも違うから仕方ないとわかってはいる。でも、あの賑やかさを知っているだけに、静かになった時間は堪えた。

だから、最初から「時限」で考える

この経験から思うのは、アイデアを出し合うチームは、最初から時限的にやるべきだということ。

感覚的には、短くて3ヶ月、長くて1年

ゴールを決めて、その期間全力でやる。ビジコンへの出場でもいいし、特定のテーマを深掘りするでもいい。だらだらと続けるより、終わりがある方が熱量が保てる。チームはそういうものだと、最初から割り切った方がいい。

メンバー選びで、ほぼ決まる

もう一つ大事なのが、誰と組むか。アイデア発想は完全にチーム戦で、メンバーの組み合わせで結果が全然変わる。

自分が思う理想の構成はこうだ。

① 全体を前に進めるリーダー 議論が止まったとき、判断してまとめられる人。これがいないと会議がずっとふわふわする。

② ビジュアルで書き起こせる人 頭の中のアイデアを、図や絵で見える化できる人。言葉だけのアイデアは、意外と伝わっていないことが多い。

③ 突飛なことを言える人 「それどこから出てきたの?」というアイデアを持ってくる人。場が一気に動くのは、たいていこういう人の一言がきっかけだったりする。

④ 冷静に問題点を言える人 批判ばかりする人はいらない。でも、④のような人が1人いるのは大事。「これ、実際どうやって売るの?」と問える人がいないと、アイデアは絵に描いた餅で終わる。

そして、共通して必要なのは一つだけ。

新しいものにワクワクできるかどうか。

スキルの差は埋められる。でも、この感覚がない人とアイデアを出し合うのは、正直しんどい。ここだけは、妥協しない方がいい。

チームでアイデアを考えるのは、楽しい。でも、永遠には続かない。

賞味期限を知った上で、全力で楽しむ。それが、アイデアチームとの正しい付き合い方だと思っている。


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